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広告のために作られるサイト「MFAサイト問題」と第三者競合との違い

アドエクスチェンジ
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広告のために作られるサイト「Made for Adsense」この問題は、2023年を皮切りに
非常に拡大されつつあります。

しかし、

個人ブロガーはこのことを全く問題視していないのも事実である、今回は個人ブロガー向けにMFAサイト問題と
広告アビトラージ(第三者競合)の違いと誤った運用の例を見ていきたいと思う。

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MFA(Made For AdvertisingやMade For Adsense)とは

MFA(Made For AdvertisingやMade For Adsense)とは広告を掲載させる視認させることを目的に
多数の広告事業者の広告や同じ広告事業者の広告を複数または大量に動画のみなどの
コンテンツに価値を一切持たないサイトのこと。

このサイトには以下の特徴を持っています。

  • コンテンツに対する広告比率が高い
  • 自動更新の速い広告枠を配置している
  • 有料トラフィック(アクセス)調達の割合が高い
  • 代り映えのない一般的なコンテンツ(編集されておらず、ひな形を使い、低品質なコンテンツ)

コンテンツに対する広告比率が高い

通常のインターネットコンテンツの2~3倍以上の広告が掲載されており、デスクトップでのサイト表示の
30%以上が広告で埋められている状態で広告ネットワークの収益単価に応じて、位置を変えると言う
第三者広告を競合させず単独で掲載している傾向にある。

個人のトレンドメディアに多い運用です。

この手法の発信者は・・・

  • レ〇
  • ゆ〇
  • こっ〇
  • アイ○○
  • などなど・・・

大解説!「トレンドブログは本当にブログ」と呼べるのだろうか?|魔理沙っち (note.com)

自動更新の速い広告枠を配置している

  • 表示広告を次々と差し替える広告枠がたくさんある
  • 自動再生される動画広告がサイト上にたくさんある
  • 複数の広告が表示され、コンテンツにアクセスするために複数のページをクリックさせるスライドショー

主に、TheMoneytizerなどは15秒と言う驚異の短さで更新をさせている・・・

Adsesnse広告枠のみを自動更新することはできません。

自動更新広告についてはこちらをご覧ください。

有料トラフィック(アクセス)調達の割合が高い

広告のために作られたサイト(MFA)は、オーガニックなトラフィックがほとんどないため、トラフィックを稼ぐためにソーシャルネットワークやコンテンツ推奨プラットフォーム、さらには信頼されたメディアのウェブサイト上にあるクリックを誘うような広告からのトラフィックに大きく依存している。

有料トラフィックの定義:

  • リスティング広告
  • 運用型広告
  • コンテンツディスカバリーネットワーク
  • コンテンツレコメンドエンジン
  • トラフィックエクスチェンジ

マーケティング業界では購入されたクリック
「ペイドクリックやペイドサーチ」と呼ばれている。

トラフィックの購入は、MFAビジネスを運営する上で一番大きなコストになる。
トラフィックを集めるためのコストを捻出するために、積極的な収益化の実践と裁定取引(アービトラージ)※を行う必要がある。

※アービトラージ:安く買い、高く売りその差益を得ること。詳しくは後述

サイト流入者の質と広告単価の相関関係は強い。詳しくはこちらの記事も参照すること。

代り映えのない一般的なコンテンツ(編集されておらず、ひな形を使い、低品質なコンテンツ)

多くの場合、内容が古く、独自性がない(記事が再利用されている)。

トレンドブログと呼ばれるどうでもいい
情報か書かれた記事しかない。

 通常、貧弱なデザイン、テンプレート化されたウェブサイトデザイン

こうやってみると、皆さんも「こういったウェブサイトを開いたことがある」と思うのではないでしょうか。

例えば、セレブリティ系のニュースや健康、ライフスタイル、
ファッションなどの記事に興味を持ってクリックしたら、こんなウェブサイトに到達したことはありませんか。

こんなのは序の口もっと酷いサイトなんかだと、サイトアクセス直後にインタースティシャル、
閉じた先ポップアップ広告、右端にはスライド型バナー広告など正直やりたい放題だ・・・

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MFAはMade for Arbitrageとも呼ばれる

アメリカ広告業協会(4As)はMFAサイトのことを「Made for Arbitrage」サイトとも呼んでおり、
定義上こちらも説明しておく。

Arbitrage(アービトラージ)とは?

Arbitrage(以下、アービトラージ)は、もともと金融用語であり、価格変動において、同一の性格を持つ二つの商品の間で、
割安なほうを買い、割高なほうを売ることにより、理論上リスクなしに収益を確定させる取引のことをいいます。

流動性の高い資産は安く仕入れて、別の取引所で高く売ることがあるこれは、取引所ごとに手数料・エントリー(買い注文)
の市場単価が異なっているためであるこうした差益を主として取引することを指す。

広告業界でも使われている

端的に言ってしまえばこの手法が広告業界で使われてきていると言うことだ、

この手法が広告業界でも使われている、ということになります。

上記の説明でも「有料トラフィック調達の割合が高い」とありますが、安く有料でトラフィックを集めて、
到達した(MFA)サイトの広告枠は広告主に高く売り、その差益でもうける、ということになります。

アービトラージサイト/アビトラサイトは、デジタル広告の黎明期からあった問題で、今に始まった話では決してありません。
売買の差益でもうけること自体はビジネス上、問題はないのですが、その目的や手法が問題視されてきました。

MFAサイトは通常、センセーショナルな見出しやクリックを誘うようなウソや誇大表現を多様したタイトルやサムネイル(クリックベイト)、挑発的なコンテンツを用いて訪問者を引き付け、ウェブサイトへのトラフィックを創出します。
そして、ページビューを稼ぎ、その結果、サイトオーナーに広告収入をもたらす、と全米広告主協会は述べています。

MFAサイトは通常、低品質なコンテンツを掲載し、広告収入を最大化するためにポップアップ広告、自動再生ビデオ広告、押し付けがましい広告などの方法を用いることもあります。 全米広告主協会はさらに、MFAサイトは一般的にデジタル広告の買い手を欺くように設計されている、と述べています。

第三者競合との違い

ディスプレイ広告のセルサイド業界では、第三者競合と呼ばれる

「主にGoogleデマンドと他の配信事業者の広告を競わせるダイナミックアロケーションを指すことが多い」

を昔からやってきたが、この手法はあくまでも少ない広告枠に複数の広告事業者を競合させることで
良質なトラフィックと高い広告枠を巡って広告主が争うと言う状態であるため、成約率も高くなり
何ら問題はなかった。

しかし、

MFAこの第三者競合は無秩序な枠の数で行ったり、無価値なサイトや有料トラフィックが多い状態で
行われるため広告主が広告掲載に使う予算を垂れ流す状態になったため問題視され始めているのである。

MFAの影響

MFAへの関心は、全米広告主協会が、6月のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで”First Look” at In-depth Programmatic Media Transparency Study”(プログラマティック・メディアの透明性に関する調査報告書)の第一部を発表した後に
高まりました。

この調査報告書の主な結論は、880億ドルのオープンウェブ・プログラマティック・メディアのエコシステムには200億ドル
もの無駄がある、というものです。

つまり880億ドルのうち約23%に相当する200億ドルが適切な広告投資として機能しておらず、そのうち、少なくとも15%にあたる130億ドルがスパム、クリックベイト、低品質サイトとみなされるものに流れている、と発表されました。

そのセンセーショナルな調査報告ゆえに、その原因となっているMFAが一気に関心を集めることになりました。

これらを加味してセルサイド・バイサイドそしてインターネット広告業界全体の影響を見て行こう

セルサイドの影響

セルサイド(広告ネットワークやSSP、パブリックトレーディングデスク・メディア運営者)が受ける影響は、

  • 審査の厳格化
  • 審査結果回答までの遅延発生
  • メディア提携基準の見直し

主にこれらが強いだろう、現にGoogleアドセンスやGoogleアドエクスチェンジと言った
Googleのデマンドでサイト掲載申請のレスポンスまでに1ヶ月近く時間を要する形となっており、
アドエクスチェンジにおいては新規中小メディアの自社運用による導入を打ち切りとなっている。

これにより、FourMなどのGoogleデマンドやプロダクトを中心に扱うパブリックトレーディングデスク
案件接続までのスピード感を失ってしまったっり、提携条件見直しが必要になったりと事業者として痛手を負っている。

関連記事はこちら:

広告主の影響

バイサイド(広告主やデマンドサイドプラットフォーム、広告ネットワーク)が受ける影響は、

  • 審査の厳格化
  • 出稿手続きの見直し
  • 掲載費の厳格なコントロール

が必要になってくるでしょう。

総じて、インターネット広告業界が受ける影響

総じて、インターネット広告業界が受ける影響は、このままMFA問題が進行すれば、
サードパーティーCookieの完全廃止を前に、インターネット広告の概念(アドセンス)が終わってしまいます。

だからトレンドブログがアドセンスを壊したと言うわけです。

MFA問題の本質

MFA問題はいくつもありますが、重要な問題として、信頼ある有益性の高く質の高いメディアの
資金(不足)ショートが起こることが上げられるだろう。

MFAサイトは、前項の例の様に広告が無尽蔵に掲載されているため、
誤クリックを誘発しやすくトラフィックを有料で稼いで来るため大量のインプレッションを計測しやすいです。

広告出稿先として有益であると誤った評価がされてしまうことがありますが、
結局はMFAに投資した広告費の一部を失うことにつながり、
信頼あるメディアに広告費が回らないという事態に陥ってしまうのです。

この点に関して、全米広告主協会は、五つの提言を行っています。

ただし、団体の性質上、広告主を主眼にした提言になっている。:

  1. 広告主は、メディア投資を完全に広告代理店に委ねるのではなく「身を乗り出し」、より積極的に管理責任を持つ
  2. マーケティング担当者は、透明性の最大化とデータアクセス権を確保すべく、DSP、SSP、アドベリベンダーなど、
    全ての主要サプライチェーンパートナーと直接契約を結ぶことを検討する
  3. データへの完全なアクセスと、メディアバイで購入したウェブサイトの完全な透明性を提供する広告代理店と
    パートナーシップを構築する
  4. 広告の質(ビューアブル、不正のない、ブランドの安全性)とのバランスをうまくとり、質の高いメディア購入を優先する
  5. 広告主は、MFAサイトが自社のブランド適合性基準に適合するかどうかを判断し、特別に必要とされない限り、
    メディア購入から除外されることを要求する

これに呼応するように、SSP大手のマグナイト(Magnite)、ネイティブ広告のシェアスルー(Sharethrough)、パブリッシャー向けSSPのパブマティック(PubMatic)、アドベリフィケーションベンダーのダブルベリファイ(DoubleVerify)などのサプライサイド・プラットフォームやアドベリベンダーを含む業界の一部は、無数にあるMFAサイトを探し始め、サプライチェーンからそれらを締め出すことをサポートする、と約束しました。

全米広告主協会の調査報告書では、「一般的なキャンペーンを実施するにあたり、約44,000のウェブサイトに広告が出稿されているというが、44,000ものウェブサイトに露出せずとも、もっと少ない数百のウェブサイトを使用して、本来の目的(キャンペーンの認知など)を達成できるだろう」と報告書では述べています。一方で、感度の高い広告主は、すでに広告出稿先のメディアを選定し、メディアの削減をすでに実施している場合もあるでしょう。この動きに対して、「小規模なメディアなどが不利にならないように注意しなければならない」と警告を促しています。

また、各社が実装するMFA検出システムが全てを解決してくれるかというと、これもそういうわけではなく、かなり注意する必要があるようです:

  1. MFAは広告主にとって魅力的で安全と思われるような記事を作る
    例えば、MFAは、セレブリティ、健康、ライフスタイル、ファッションなど、意図的に「ブランド的に安全」と思われるような魅力的な記事を作成します。
  2. MFAは広告主が避けたいと思うようなキーワードを使わない
    記事や見出しで特定のキーワードを使って広告を出さないようにする「ブロックリスト」を広告主が作ることがありますが、このブロックリストに使われるようなキーワードをMFAは、使用を避けるので、むしろ質の高いコンテンツを提供するパブリッシャーやメディアが引っかかり、広告費を失ってしまうこともあります。

結局のところ、広告主は、MFAとして分類されているサイトを見て、そのような類のサイトに、どの程度広告を展開したいのかを都度決定する必要があるようです。ブロックリストよりもセーフリストの運用が推奨される、ということになる形です。そういう意味でも、広告主への提言の中に「身を乗り出せ」とあるのでしょう。ただ、これも後述する、もう一つの問題から、限界はありそうです。

前述のように、アービトラージサイトの概念は20年以上前から存在していたわけで、テクノロジーを中核に据えたサービスを展開してきたアドテクノロジー各社が、これまで動いてこなかったことに疑問を呈する声もあります。これは業界の暗部を示したもので、なかなか根深い問題を含んでいます。

MFAの根深い問題

広告主の中には、可能な限り安価な方法でウェブ全体に広告を配信し、自らのKPIを達成することに関心を持ち、MFAが役立つと考えている場合も多く存在するのです。よって、そのような考え方を持っている一部の広告主にとって、MFAが生み出す広告在庫を避けることは必ずしも優先事項ではないことも分かっています。

「広告主は安いCPMを追い求める。 プログラマティック・メディアの購買行動を促す主なインセンティブはコストである。表面的には、これは賢明なインセンティブに見えるかもしれない。しかし、メディアの世界では、全ての在庫と全てのインプレッションが同じとは限らない。常識的に考えれば、バイヤーは『安い』インベントリーが全て『質の高い』インベントリーであるとは限らないはずだ。広告主が価値よりもコストを優先するとき、広告主は自ら不利益を被ることになる」と警鐘を鳴らしています。

多くの人にとっては実に耳の痛い話ですが、結局のところ、業界全体として、この問題には薄々気づきながら看過してきた、というのが今になって状況をさらに大きくして浮かび上がらせた背景なのだと思います。

MFA問題を食い止めるには?

終わりのないMFA問題を食い止めるにはどうすればよいのでしょうか?
筆者は、こうするしかないと思っています。

  • 広告収益の正しい在り方を伝えて行く
  • トレンドブログが無価値でしかない事を理解させる
  • ウェブマーケティングに興味と知識を付けてもらう

広告収益の正しい在り方を伝えて行く

事の発端は、2023年のアドセンスのインプレション評価型報酬構造への移行です、
Googleのメッセージの

AdSense では、収益分配構造の刷新に加え、主にサイト運営者様によるクリック課金制から、インプレッション課金制のディスプレイ業界標準へと近日中に移行します。このアップデートにより、サイト運営者様が Google のサービスや第三者プラットフォーム全体で広告スペースの料金を支払う方法が統一され、サイト運営者様が利用している他の技術プロバイダと比較できるようになります。

サイト運営者様が AdSense で収益化する方法の更新 (blog.google)

が誤って解釈されていること。

加えて、

なお、この変更は、サイト運営者がウェブサイトに表示できる広告の種類や量には影響しません。広告ネットワークのサイト運営者様は、AdSense のポリシーと、画面の大部分を占めるポップアップ広告や広告の中断などの行為を禁止する Better Ads Standards の両方を遵守する必要があります。

サイト運営者様が AdSense で収益化する方法の更新 (blog.google)

が機能して機能していないことに重要な要因があると言えます。

トレンドブログが無価値でしかない事を理解させる

トレンドブログって本当にブログですか?

ブログってweb+ログ「ウェブ上の日記・ノート」と言い意味で、
好きなモノを好きなことを・・・得意な分野を発信しその対価として
ディスプレイ広告会社から収益をもらう物ではありませか?

イベント系のトレンドブログならまだしも、芸能人の結婚ニュースやら
相手が誰?そんなもの見てもはっきり言って

「誰も得しないし、何も生まない」

生産性の無い非合理的なビジネスを非合法的にやって、
それをノウハウかしてコンテンツとして情弱を囲って何が楽しいんでしょうか?

それでよくモチベーションが続きますねw

ウェブマーケティングに興味と知識を付けてもらう

アフィリエイトもディスプレイ広告も広告主と掲載する側の双方の取引立場があって成立するものです。
ただ広告を貼っておけば収益が出ると言う誤った理解を捨ててウェブマーケティング業界への興味・関心を持ちましょう。

そのうえで互いの立場を尊重した広告配信ができればインターネット広告業界は、
ポストCookie後も息を吹き返せると思います。

まとめ:生成AIによってMFA問題はブーストされる可能性

生成AIの隆盛もこの問題に拍車をかけている、といっても過言ではありません。
今は文章一行で生成AIがウェブサイトを自動で構築してくれる時代です。

大量の偽コンテンツ、コピーコンテンツを埋め込むことも容易です。
また、生成AIによって簡単に記事を微調整し、キーワードブロックリストを回避するよう活用することもできます。

生成AIでの記事作成は質の高いパブリッシャーも使っているため、
こちらに関しても、AIが作成した記事を検出して一律にブロックというわけにいかないのです。

自動で検出もできない、数が多すぎて手作業もできない、というのが現在の置かれている状況です。もちろん、MFAの判別のための技術も進歩するでしょう。AIが作ったウェブサイトをAIが検出するような近未来SFのような世界になっていくのではないかと思います。また、活用ポリシーなどのプロセスも確立していくでしょう。しかしながら、問題の拡大や進化のスピードがあまりに早いので、当面は、いたちごっこが続くのではないか、と懸念しています。

海外の報道や業界における動きを追っていると、日本における課題意識の低さを感じざるを得ません。
当事者意識を持ってこの問題と向き合うことが、まずは必要なのではないか、と強く考える次第です

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