「黒猫って真っ黒だと思ってたけど、白い毛があるのは何だろう?」
こんな風に思われる方もいるのではないでしょうか?
黒猫といえば、全身真っ黒のイメージですね。
しかし、時に白い毛を見つけたりしますが、この白い毛を「エンジェルマーク」と呼びます。
我が家にいた黒猫「ここちゃん」には、残念ながらこのエンジェルマークはありませんでした。
この記事では
- 黒猫にある白い毛エンジェルマークとは?
- 黒猫にある白い毛エンジェルマークは珍しい?確率は?
- 黒猫に白い毛エンジェルマークが現れる理由とは?
- 黒猫に白い毛エンジェルマークが現れると性格は変わる?
- 黒猫は病気になりにくい?
- 黒猫エンジェルマーク以外の幸運を招く猫とは?
以上のことについて詳しく解説していきます。
黒猫にある白い毛エンジェルマークとは?

「エンジェルマーク」と呼ばれる猫について知っていますか?

一般的に黒猫好きの方にはおなじみの表現かもしれませんが、私を含め知らない人もいるのではないでしょうか?
これは、黒猫の胸にほんの少しの白い毛があることを指します。

エンジェルマークは、ヨーロッパでは「天使の触れたあと」や「幸運を呼ぶ猫のしるし」と言われてますにゃ
かつて西洋の伝説や民間信仰では、黒猫が幸運や魔除けの象徴と見なされてきました。
しかし、全身が真っ黒な猫だけがそうとされ、白い部分がある猫は虐待を免れたと考えられていたため、現代ではエンジェルマークを持つ黒猫が多いのかもしれません。
では、なぜ黒猫の白い毛の一部がエンジェルマークと呼ばれるのか、その理由には中世ヨーロッパの「魔女狩り」が関係しています。
白い毛がなぜエンジェルマークと言われるのか:魔女狩りと黒猫
「魔女狩り」とは中世ヨーロッパで行われた迫害で、女性だけでなく男性も被害に遭いました。
当時は「妖術で他人を傷つける者がいる」との信念が広まり、疫病の流行も妖術の仕業だと考えられました。
古代都市の文献には「毒や妖術を使う者は死刑に値する」との規定があり、これが中世ヨーロッパでも通用していた可能性があります。
魔女と疑われた人々は処刑され、これが「魔女狩り」として伝えられています。

「魔女狩り」と黒猫の関係は何でしょうか?
現代でも魔女と黒猫はセットで考えられることがありますが、中世ヨーロッパでは黒猫が魔女の使い魔と見なされていました。
猫自体が邪悪な存在とされ、猫を飼うことは「悪魔崇拝者」「魔女の証拠」とされていました。

特に全身黒一色である黒猫は「悪魔の使い」といううわさが広まり、魔女狩りの際には黒猫も殺されていたようです。
しかし、白い毛が少しでもある黒猫は「魔女の使いでない」と見なされ、処刑を免れました。
この白い毛の部分は「天使の触れたあと」「幸運を呼ぶ猫のしるし」と信じられ、「エンジェルマーク」と言われるようになったのです。
黒猫にある白い毛エンジェルマークは珍しい?確率は?

エンジェルマークは、白い遺伝子を持つ黒猫にのみ現れる現象であり、親から白い遺伝子を継承した黒猫に見られます。
全身が真っ黒な黒猫も存在しますが、その出現確率に関する具体的な統計はまだ公表されていません。

僕はエンジェルマークのない真っ黒な猫なんだにゃ
黒猫となる遺伝子は
- W(ノンホワイト):白以外(Wの影響なし)
- O(ノンオレンジ):aaの時に黒になる
- A(ノンアグーチ):aaの時に毛全体が黒くなる
- B(ブラック、黒):毛色を黒くする
- C(フルカラー):aaの時に黒になる
- T(ノンタビ―):aaの時にタビー模様にかかわらず黒になる
- I(ノンインヒビター):aaの時にシルバーにならない
- D(ノンダイリュート):D-のときに濃い毛色(野生型)になる
- S(ノンアンドホワイト):白を作らない
以上の通り、全身が黒い毛で覆われるためには、9つの異なる遺伝子が揃わなければなりません。
したがって、エンジェルマークが現れる黒猫の方が出現確率が高いことが分かります。
黒猫に白い毛エンジェルマークが現れる理由とは?

黒猫のお腹に白い毛が見られる理由は、以下の3つの可能性があります。
- 中世ヨーロッパで「魔女の使い」とされ、虐待から逃れるため(推測)
- 獲物に対して自分の存在を隠したり、身を守るため
- 地面からの照り返し防止
これらの理由について詳しく説明していきます。
理由:中世ヨーロッパでは黒猫は虐待されていたため
中世ヨーロッパの魔女狩り時代には、黒猫が「悪魔の使い」であるという迷信によって虐待され、魔女狩りの対象になっていました。

全身が黒一色の猫が虐待を受け、処刑されていて、白い毛が一部でもあれば「黒猫ではない」と見なされ、虐待や処刑を逃れる手段となったようです。
エンジェルマークは、おそらくエンジェル(天使)が同情し、黒猫のお腹に白い毛を生やして幸福な猫に変えたという推測があります。
つまり、「エンジェルマーク」は天使が触れたあととされ、このような由来から呼ばれているのでしょう。
理由:存在をカモフラージュするため
一見関係ないように見えますが、これは太陽の光を利用して獲物に気づかれないようにするための戦略です。

敵から身を守るため、自分の体を周囲に溶け込ませるにゃ。
これは猫だけでなく、脊椎動物全般に言えることで、4足歩行の動物は太陽の光を背中で浴びます。
太陽の光が当たるところは明るくなり、影になる部分は光が届かないため暗くなります。
このコントラストを均一に保つために、明るい背中には黒い毛を、影になるお腹には白い毛を持つようにして、周囲に馴染むようになっています。
体の形や大きさを光の反射で判断する原理を逆手に取り、背中とお腹の対比を均等にすることで、猫の体がぼやけて見え、周囲の景色に溶け込む効果があります。
理由:反射光からお腹を守るため
猫の祖先は、砂漠に住むリビアヤマネコです。
猫のお腹は地面に近いため、砂漠のような強い日差しの場所では地面からの反射光が直接当たってしまいます。
猫はできるだけ地面からの反射光を避けるために、お腹の毛が白くなったとされています。
黒猫に白い毛エンジェルマークが現れると性格は変わる?

一般的に、黒猫は愛情深くて友好的な性格だと言われていますが、エンジェルマークのある黒猫にはどうなのか気になる人もいるでしょう。

我が家のここちゃんは、とにかく人懐こくて甘えん坊で、近所のおばちゃんにもすり寄っていくくらいでした。
黒猫の体には一部白い毛が混ざっている場合があり、その部位や大きさによって「タキシード」や「ミテッド」、「バイカラー」などの種類があります。
一部白い毛が混ざっている黒猫は、協調性があり、他の人や猫とも仲良くできるとされています。

黒猫に白い毛が混ざっているかどうかは性格にほとんど影響しないですにゃ。
黒猫の体には一部白い毛が混ざっている場合があり、その部位や大きさによって種類があります。
黒猫は病気になりにくい?

実際、黒猫の数は遺伝的な制約から考えると少ないはずなのですが、不思議なことにそのような減少は見られません。
これには黒の遺伝子が病気に対する抵抗力と関連している可能性があるという理論があります。
米国立衛生研究所のオブライエン博士は、25年にわたる研究の結果、黒の遺伝子が
- 「人間の体内でHIVに対する抵抗をもたらす遺伝子と同じグループに属する」ことを発見
- 「黒毛という形質を発現させる遺伝子が、同時に疾患に対する抵抗力も提供しているのではないか」と考察。
黒毛が多いネコ科動物は、ある種の感染因子を阻止するために抵抗力を獲得した可能性があるのです。

遺伝子的に劣勢であるにもかかわらず、黒猫が数を減らさないのは、その抵抗力があるからかもしれませんね。
黒猫エンジェルマーク以外の幸運を招く猫とは?

幸運を招く猫として、黒猫のエンジェルマーク以外には何があるのでしょうか?
- かぎしっぽ
- オッドアイ
- 八の字眉毛
- 三毛猫
以上の幸運を招く猫について、詳しく説明していきます。
幸運を招く猫:かぎしっぽ
カギのように曲がっているしっぽを持っている猫には、このかぎしっぽの先で、「幸運をひっかける」と考えられていてとても縁起が良い猫であると言われています。
ヨーロッパで広く知られる福猫の起源は、実は江戸時代の日本までさかのぼります。

当時、左向きのかぎしっぽを持つ黒猫は「お金をかき集めてくれる」と信じられていたそうです。
商人たちは商売繁盛のために左向きのかぎしっぽを持つ黒猫を求めてお金を払っていたという記録が残っています。
現代でも、福猫として大切にされる条件である黒い被毛とかぎしっぽを持つ猫は、さまざまな幸運をもたらすとされています。
幸運を招く猫:オッドアイ
黒猫ではあまり見かけないものの、左右の瞳の色が異なる猫ちゃんは「虹彩異色症」と呼ばれ、それがオッドアイとして知られています。
通常、片方の瞳はブルーで、もう一方はオレンジ、イエロー、グレー、グリーン、マロンのいずれかになります。

特に片方がイエロー系、一方がグレー系またはブルー系の場合、日本では「金目銀目」と呼ばれ、昔から縁起が良いとされる貴重な猫とされていました。
オッドアイは遺伝子の変異によるものと考えられ、左右の異なる瞳を持つ猫は非常に珍しく、希少価値があります。
そのため、オッドアイの猫に出会えると幸運とされ、福猫と呼ばれるようになったのです。
幸運を招く猫:八の字眉毛
八の字眉毛は、その名の通り、眉毛がちょうど八の字の形をしている猫ちゃんを指します。
元々眉毛が生えている猫を見かけることは中々ないですが、八の字眉毛はまさに八の字のように生えているため、まるで眉毛のように見えるのです。
見た目は困ったような表情にも見えますが、漢字の「八」には末広がりの意味があり、縁起が良いとされるため、数字の「7」と同じぐらい人気があり、猫の場合は福猫と呼ばれています。
幸運を招く猫:三毛猫
「福を招く」猫の三毛猫ですが、三毛猫特有の3種類の毛色である「3」にはとても縁起の良い数字でもあり、注意して見ていると「招きねこ」にも三毛猫が多いことに気が付くでしょう。
また、猫の中でも三毛猫はとても賢く丈夫なので、病気になる確率が低く心身ともに優れたな猫だけに、「福を招く」と人々から愛される存在で、とても大事にされてきました。

特に、男の子の三毛猫は非常に希少で、めったに見かけない特別な存在ですね。
そのため、この三毛猫の男の子は、金運の向上や商売繁盛などをもたらす福猫として有名となっています。
『猫が一緒に寝る』スピリチュアルな意味とは?猫の特徴別も解説!こちらの記事ではスピリチュアルな観点からも解説しているので、気になる方は参考にしてください。
黒猫にある白い毛エンジェルマークの確率は?のまとめ
いかがでしたでしょうか?
黒猫にエンジェルマークがある確率って気になりますよね。
結論から言うと、エンジェルマークの有無は黒猫の個体差によるもので、一概に確率は言えません。
ただし、白い毛が混ざっている部位や大きさによって「バイカラー」「ミテッド」「タキシード」などもあるそうです。
黒猫に白い毛が混じっていると、協調性が高く、人や他の猫とも仲良くできると言われています。
なので、エンジェルマークの有無よりも、愛らしい黒猫たちの個性に注目してみましょう!
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