1週間後の5月27日(日)に、山口市の湯田温泉駅近くの会場で、山口県行政書士会の平成30年度定時総会が行なわれる。
総会では、会員が、質問をすることができる。
その質問は、前もって質問書を山口県行政書士会に提出して行なう。
もっとも、事前に通知していない事項を、総会の場で、質問することも、可能だ。
私は、8つの質問を記した質問書を、前もって、山口県行政書士会に提出した。
私が見るところ、山口県行政書士会の現状は、問題がある。
国民のみなさまに、その現状を知っていただきたい。
そして、みなさまとともに、山口県行政書士会をよくしていきたいと思っている。
質問書8通の内容は、以下の通りだ。
質問書1
議案号 第1号議案
要旨 会長に対する支出額
内容 平成29年度に山口県行政書士会がA会長に支出した費用(日当、報酬、交通費その他、名義のいかんを問わない)は全額でいくらですか。内訳とともに、お示しください。
質問書2
議案号 第1号議案
要旨 B副会長に対する支出額
内容 平成29年度に山口県行政書士会がB副会長に支出した費用(日当、報酬、交通費その他、名義のいかんを問わない)は全額でいくらですか。内訳とともに、お示しください。
質問書3
議案号 第1号議案
要旨 中村正輝に対する懲戒処分について
内容 中村正輝は、山口県行政書士会から受けた平成29年10月25日付懲戒処分と同じ事実について、山口県知事から懲戒処分を行なわないという決定を受けました。整合性のある説明を求めます。
質問書4
議案号 第1号議案、第2号議案
要旨 副会長と理事の兼任について
内容
B副会長は、山口県行政書士会の平成29年度定時総会で、副会長と理事に選任されています。山口県行政書士会役員選任規則別表には、下関支部推薦の理事は2人とあります。理事の主要な職務は、固有の意見を有し、理事会で議決権を行使することです。副会長が理事を兼任していると、理事として固有の意見を持つことも、理事会で議決権を行使することもできません。その結果、松本副会長を理事に選任したのは、原始的不能により無効です。結局、下関支部推薦の理事は当初から1人しかいないことになります。これは同規則違反です。
また、実質的に見ても、会長又は副会長が支部長を兼任すると、当該支部推薦理事も当該会長又は副会長が実質的に選べることになって、理事会による会長又は副会長に対する監督機能が弱まることにつながると考えます。
この考え方について、どうお考えになりますでしょうか。
質問書5
議案号 第1号議案、第2号議案
要旨 綱紀委員会の定足数
内容 山口県行政書士会綱紀委員会規則第8条第4項ただし書きには、「ただし、委員の欠席については、委任状出席も含むものとする。」とあります。これは委任状出席も出席扱いにするという意味だと思います。懲戒処分は、対象会員の人生に大きな影響を与える手続です。また、山口県行政書士会の内外に大きな影響がある手続です。事柄の性質上、委任状出席で済ませてよいものではありません。委任状出席を可とすると、委員が出席しにくい日に開催すれば、1人や2人で開催することも可能になります。よって、このただし書きは、著しく不当です。この考え方について、どうお考えになりますでしょうか。
質問書6
議案号 第1号議案、第2号議案
要旨 総会における質問範囲
内容 事業報告及び収支決算は、前年度の活動の集大成で、そこには前年度の活動すべてが含まれ、前年度の活動すべてについて質問が可能と解します。事業計画(案)及び収支予算(案)は、当年度の活動すべてを含み、当年度の活動すべてについて質問が可能と解します。仮に議案の範囲を狭く解する場合も、別途山口県行政書士会の運営全般(運営体制を含む。)について質問を受け付けるのが適切です。なぜなら、このように解しないと、執行部が質問されたくない事項を議案に記載しないことによって、質問を逃れることが可能になるからです。この考え方について、どうお考えになりますでしょうか。
質問書7
議案号 第1号議案、第2号議案
要旨 会計資料の開示
内容 株式会社において、一定の株主は、会計帳簿又はこれに関する資料を閲覧又は謄写することができます(会社法433条)。公的な団体である行政書士会には、私企業より高度な透明性が求められます。よって、会計帳簿又はこれに関する資料(領収書も含まれます)について会員から閲覧又は謄写を求められた場合は、誠実に応じるのが妥当だと考えますが、この考え方について、どうお考えになりますか。
質問書8
議案号 第1号議案
要旨 決算における支出合計額の増加の理由
内容 平成29年度収支決算書によりますと、支出合計は37,071,470円です。平成28年度収支決算書によりますと、支出合計は31,701,716円です。5,369,754円増加しています。この理由は、何でしょうか。