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風速7mは体感的にどのくらいの強さ?自転車、バイク、スポーツ、ゴルフやアウトドアへの影響は?

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『風速7mです』

天気予報でよく聞く項目に風速がありますが、この数値の意味するところは意外とわかりづらいものです。

例えば、台風で風速20メートルと聞けば、非常に強い風と理解できますが、風速7メートルと言われてもその強さがピンとこないかもしれません。

そこで、この記事では風速7メートルの風がどのくらいのものなのか、その体感を具体的にお伝えします。

風速7mとはどのくらいの強さ?

風速7m(メートル毎秒)とは、1秒間に7メートルの距離を風が移動する速さです。

これをより理解しやすくするために、時速に換算してみましょう。

7メートルを60秒(1分間)、そしてさらに60分(1時間)で計算すると、25,200メートル、つまり約25.2キロメートルになります。

つまり、風速7メートルを時速に直すと約25kmとなり、これはゆっくり走る車やバイクが発生させる風の強さと同等です。

風の強さを示す尺度:ビューフォート風力階級

ビューフォート風力階級に基づく風の強さと地上での影響を以下の表で示します。

この表は、風の強さが日常生活やアウトドア活動にどのような影響を与えるかを理解するのに役立ちます。

風力風速(m/s)地上への影響
45.5~7.9砂ぼこりが立ち、紙片が舞う
58.0~10.7葉を持つ低木が揺れ始める
610.8~13.8大枝が動き、傘が使いにくくなる
【引用】 ビューフォート風力階級表(気象庁:気象観測ガイドブック,p34)

この表でいうと、風速7メートルは一般的に「おだやかな風」と表現されることがありますが、実際には長髪がはげしく揺れるほどの風力です。

体感的にはかなりの強さを感じることが多いです。

ただし、散歩をするには問題ありませんが、砂ぼこりが舞う程度の風なので、屋外でのピクニックでは食事が楽しめないかもしれません。

風速7メートルが自転車に与える影響は?

普通の自転車であれば、風速7メートルはほとんど問題ないと考えられます。

しかし、折りたたみ自転車やロードバイクなど、前傾姿勢を取るタイプの自転車では、操作が少し困難になることがあります。

特に向かい風や横風では、風の抵抗を強く感じるでしょう。

自転車の運転中には、風が当たる面積を減らすために、脇を締めて肘を曲げると良いです。

これにより、風の抵抗を最小限に抑えることが可能になります。

風速7メートルがバイクに与える影響は?

風速7メートルの風があっても、風が一定の方向から吹いている場合は、バイクの運転に大きな問題は生じません。

ただし、横風や突風には注意が必要です。

特に軽いバイクの場合、強い横風によって隣の車線に押し出される可能性があります。

運転の難しさは、バイクの重さや運転手の体重によっても異なります。

もし、風の影響が体感できて、停車中にバイクを安定させることが難しい場合は、運転を避けるほうが良いでしょう。

また、風が強い日にバイクを停める際は、近くの壁に寄せて停めると、万一倒れた時のダメージを最小限に抑えられます。

さらに、風向きに対して垂直に停めることで、風を受ける面積を減らすこともできます。

風速7メートルでのスポーツの楽しみ方

風速7メートルでは、風が旗を軽くはためかせる程度です。

サッカーを例にとると、この程度の風速ではボールに与える影響はほとんどありません。

Jリーグなどのサッカーリーグでは、悪天候に関する厳格な規定は設けられていませんが、台風(風速17.2メートル/秒以上)のような極端な状況では試合が中止されることがあります。

つまり、風速7メートルではほとんどの野外スポーツを楽しむことが可能です。

風速7メートルでのゴルフの対処法

風速7メートルは、「風が強いな」と実感する風速です。

ですが、ゴルフコースの特定のエリア、例えば風通しの良い場所では、実際にはさらに強い風を感じることがあります。

芝が3メートル先まで飛ばされる風の場合、芝がひらひらと飛んでいくのを見ることができますが、5メートルの風ならば、芝が横に流される強さです。

そして、風速7メートルでは、風に強く影響されることを覚悟しなければなりません。

特にアドレスを取った際に、その風の強さが気になることでしょう。

ゴルフにおいて、風の方向は非常に重要です。

北風が吹くとき、それは北から吹くのですが、ゴルフ場では風が一定の方向から吹くわけではなく、しばしば回転します。

例えば、「このホールが向かい風だから、次のホールは横風になるはず」と思っていても、突然再び向かい風になることがしばしばあります。

さらに、グリーン上と次の打ち出し地点で風の方向が変わることもあります。

林が途切れたり、風が特に通りやすい場所では、風向きと強さが変わるため、コース上の様々な点での風向きや風の強さを考慮してクラブ選択を行う必要があります。

打つ方向が風向きに逆らっている場合(アゲンスト)、どれくらいクラブを上げて打つべきか、また追い風の場合(フォロー)ではどれくらいクラブを下げて打つべきかを判断することが重要です。

特に、アゲンストの場合は、飛距離が18~30ヤード影響を受けることが多いです。

また、風が芝を斜め45度に流すときは半クラブ分、真横に流す強さの風では1クラブ分、それ以上の強さであれば2クラブ分の調整を加えるなどの対策が必要です。

風速7メートルで植木鉢は飛ばされるか?

風速7メートルでは、軽いものは飛ばされやすいですが、植木鉢のような重いものは通常飛ばされることはありません。

植木鉢が倒れるのは、風速が15メートルから20メートルになった時です。

また、屋根瓦が飛ぶ目安は風速25メートルです。

ただし、最大瞬間風速に注意が必要です。

気象庁が発表する風速は過去10分間の平均風速で、風の強さは常に一定ではありません。

理論上、その間に1.5倍から2倍、場合によっては3倍の強風が吹くこともあります。

瞬間風速は通常、平均風速の約1.5倍程度ですが、大気が不安定な場合には3倍に達することもあります。

このため、「最大瞬間風速」によっては、植木鉢が倒れる可能性もあります。

不安定な天候で強い突風が予想される場合は、高い位置に置いた植木鉢を下げるなどの対策をとることが望ましいです。

風速7メートルで感じる寒さは?

風速が1メートル/秒増加すると、体感温度は約1度下がるとされています。

例えば、気温が15度で風速が7メートル/秒の場合、体感温度は実質8度となります。

このため、風が強い日は特に寒さを感じやすくなります。

「寒ければ重ね着すればいい」と思うかもしれませんが、単に服を重ねるだけでは十分な暖かさは得られません。

重ね着をする際は、サイズがやや大きめの服を選び、服の間に空気の層を作ることで、保温効果を高めることができます。

この空気の層が外部からの冷たい空気と体からの熱を適切に隔てて、体温の逃げを防ぐ助けとなります。

まとめ

風速7メートルの風は日常生活やアウトドア活動において感じる影響が大きいです。

この風速で飛ばされるのは軽い物のみで、重いものはほぼ動かないものの、最大瞬間風速が平均の1.5倍から3倍に達する場合、予想外の影響が生じることもあります。

また、体感温度にも大きな影響を与え、風速が1メートル/秒増えるごとに体感温度は約1度低くなります。

このため、風速7メートルの日は体感温度が大幅に下がり、寒さを感じやすくなります。

特に寒い日の対策としては、空気の層を作れるような重ね着が効果的です。

風の強さを正しく理解し、適切な対策を講じることで、快適に過ごすことが可能になります。

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