サピエンス全史~ホモサピエンスの進化は噂話と虚構を創る能力にある
全世界1200万部を販売したユヴァル・ノア・ハラリ著の「サピエンス全史」を読みました。
ハラリは、1976年、イスラエル生まれの歴史学者、哲学者です。
文明の構造と人類の幸福に関する人文科学分野の本です。
生物学+歴史+科学+宗教と多岐に渡った教養が学べます。
我々はホモサピエンスであり、
突然変異による脳の配線変更により生まれた種族です。
ホモサピエンスの特徴は、
噂話と虚構を語る種族であり、
この特徴により地球最強の種族となったと予測してます。
なぜなら、噂話と虚構を語ることにより、
100人以上の大集団をつくることができる種族になったためです。
ホモサピエンスは、ネアンデルタールよりも身体や脳が小さかった。
しかし、ネアンデルタールは、せいぜい100人までの集団しか作れなかった。
結果、集団の論理により地球最強種族になったと予測してます。
大集団が小集団を滅ぼしたとの論理です。
虚構とは、
「彼はライオンを倒した最強の長老に違いない」
「長老は守護神の部族に違いない」といった神話に近い物語です。
フィクションを創る能力による社会変化を認知革命と呼んでます。
地球形成~農業革命の歴史
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451億年前 地球形成
38億年前 生物誕生
600万年前 ヒト・チンパンジー誕生
250万年前 アフリカでホモ属(ホモサピエンス)が進化
200万年前 ユーラシア大陸へ異なる人類種が進化
80万年~30万年前 火を使えるようになる
20万年前 東アメリカでホモサピエンスが進化
7万年前 認知革命
4万5千年前 ホモサピエンスがオーストラリア大陸へ進出
3万年前 ネアンデルタール人が絶滅
1万6千年前 ホモサピエンスがアメリカ大陸へ進出
1万3千年前 ホモフロー?シエンラスが絶滅
1万2千年前 農業革命
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農業革命により、人類の人口が爆発的に増加した。
狩猟民族から農耕民族への大きな変化が起きた。
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