【計算できる?】5800円の2割引はいくら安くなる? 「割合」に強くなるマーケター算数基礎講座
この計算で基準にすべきは東京ドームだ。森氏が説明する分数式では「基になる量」、分数の分母にあたる。対して上野動物園は「比べられる量」に相当するので分子。この分数を計算すれば、答えとして割合が出てくる。東京ドームの敷地面積は約4.7ヘクタール、上野動物園が約14.2ヘクタールなので、計算する(分子を分母で割る)と答えは3.02個となる。
この前提を元に、以下の練習問題を解いてみよう。 ■ 50人中30人がケーキが好きな場合、ケーキ好きの割合は? 練習問題 スイーツ同好会の人数は50名です。そのうちケーキを好きな人が30人います。ケーキが好きな人は、同好会の何割に当たるでしょうか。
「基になる量」は50名、「比べられる量」は30名である。よって分母が50、分子が30の分数となる。答えは0.6。つまり同好会メンバーの6割がケーキ好きである。
ちなみに、この計算ではちょっとしたテクニックを使うと暗算しやすくなる。この計算はあくまで割合を求めるものなので、同好会の人数を倍の100名にして、同じくケーキ好きの人数を60名にしても答えに影響はない。60÷100なら、計算はさらに簡単になる。 ■ 5800円の2割引はいくら安くなる?
練習問題 ずっと欲しかった5800円のスポーツウェアが2割引きで売られています。5800円の2割引きって、いくら安くなるの?
この問では割合(0.2)と「基になる量(5800)」がわかっているが、「比べられる量(割引額)」がわからない。計算の公式では、「比べられる量」は「基になる量×割合」と等式が成り立つので、5800×0.2=1160円が正解だ(検算しても1160÷5800=0.2となる)。
■ 2割引きになっていて1600円引き。元の値段はいくら?
練習問題 ずっと欲しかったスポーツウェアが2割引きで1600円引きになっている。となると元の値段っていくらなの?