6月29日「かわさき飛躍祭」 「ブルーインパルス飛行の中止を」 市民団体などが申し入れ
2024年5月9日 06時44分
川崎市が6月29日に中原区の等々力緑地で開く市制100周年記念イベント「かわさき飛躍祭」で、航空自衛隊ブルーインパルスが飛行することに市民団体などから不安や疑問の声が上がっている。7日には約20人が市役所で、市の担当者に飛行の中止を求めた。(北條香子)
ブルーインパルスは宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」で、広報活動の一環のアクロバット飛行で知られる。1982年には浜松基地(静岡県)の航空祭で1機が駐車場に墜落し1人が死亡したほか、91年に2人、2000年に3人が亡くなる墜落事故がいずれも宮城県内で発生した。21年8月の東京パラリンピック開会式に合わせた飛行では、カラースモークの塗料が埼玉県入間基地周辺の車などに付着し、問題となった。
市に企画中止を求めたのは、「沖縄の映画を観(み)よう!かわさき」「地域から平和を考える会」「ブルーインパルス飛行を憂慮する中原区住民の会」「川崎市平和委員会」の4団体。共産党市議団も4月下旬、市側に中止を申し入れた。
「沖縄の映画を観よう!かわさき」の斎藤彰さんは「ブルーインパルスはジェット戦闘機。ウクライナやガザで多くの人が殺される中、市の100周年の祭りに殺傷武器を呼ぶのは違和感がある」と指摘。「中原区住民の会」の男性は事故のリスクに触れ「等々力のような住宅密集地の上空を飛行することに驚く。市は飛行を『飛躍祭に花を添える』というが、中原区民の安全を担保にするのはやめてほしい」と訴えた。
福田紀彦市長は7日の定例会見で中止を求める声があることについて「いろんな意見があると思うが、撤回の意思は全くない」と強調。事故への不安については「飛行機が飛ぶこと自体にリスクがあるような言い方は、ものすごく変な論理だなと思う」と述べた。
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