デイジーの国の名門ダンサー一族の娘。華族では陽気なキャラを自然体に演じており、アウトサイドを第二の故郷と謳っている。
三姉妹は仲良しで、代々受け継がれてきたダンサーとしての素質もあり、芸術的に美しいボディラインの持ち主で、それはそれはご近所の評判もよかった程の美人さんばかりであった。
長女の彼女は、一際注目された。小さな頃から舞台に立ち、クラシックからPOPからクラブダンス入門まで何でもこなしていた。真剣な表情も楽屋に入れば陽気な普通の少女。みんな彼女のオールマイティーさに惹かれてしまっていた。
ところがある日、姉妹達は急に踊れる場所を取り上げられてしまった。それは・クオリティが高いと言われている、デイジーのダンサーばかりを狙った・魔族の来襲。此の影響で政府までもが娯楽に一切のダンスを禁じた。厳しいコーチであり優しい母は魔族に囚われの身になり、子供達を逃がして防衛に入った父も行方不明に、余りの絶望の挙句に自分だけ洞窟に身を潜めてしまった祖父、元々祖父と三姉妹は擦れ違いがあった為に、頼る事など出来なかった。
舞踊禁止令は魔族の去った二週間後に解禁されるも、約3か月間に渡り踊りを許されなかったダンサー達は、すっかり復帰への気力をなくした。その頃三姉妹はというと、子供だけで隣国へ逃げようなど無茶な計画を実行するか否かでもめあっていた。逃げる道中での出来事だが、彼女の無鉄砲な部分が発揮された瞬間、なんとスキを突かれてしまい、ビビがその隙間に飲み込まれてしまったのだ。
しっかりと意見を言うシルクにまでとうとうボロを出し、ふたりは別々に此処を後にした。その後彼女は一番最初に此の惑星を脱出し、彷徨い行き着いたのはアウトサイド・アンフェル。旅芸人でもないのに女性だという理由だけで快く受け入れてくれた華族で、彼女は暮らし始めてしまう。ダンサーの経験を生かし、主にPOPや先生をやっていた。
後に妹達も此処に流れ着き、3人は故郷から全く離れた地で再会する事になる。だけど妹達は故郷で活動を続けるという。此れで決着もつき、今はそれぞれに道を歩んでいるという。
そんな彼女の過去が時折ダンスとなってかたちに現れる事となる。主武器の重さとなっても現れる。しかし相変わらず彼女は陽気な性格で、他人を魅了し続けているのも否定出来ない事実なのである。
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