レグでかなり有名な聖戦士で、岩能力の使い手。そして、"ゴースト"能力保持者。差別や争いを嫌う精神の持ち主で、光闇問わず誰とでも打ち解ける社交性がある。其れでだろう、みんな何かあると頼ってくると云う。
平和主義の精神は、兄妹が子どもの頃に養われたといっても過言ではない。両親とも(特にルサーナは)元々魔界でエスの支配下に置かれていた過去を持つ。その為だろう、可哀相と思いながらも子ども達をエスの狂気から離そうとした。要は外出や行動などに制限が設けられていたのだ。今は有名な剣豪であるふたりの幼少時代がこうだとは驚きだ。
だけど好奇心が黙っていられず、兄妹は度々武器を握る様になった。其れがルサーナに見つかり、怒られもした。妹は大人しくしていたが、兄はたまたま見つけた仲間と一緒に、アウトサイドへ行くと言ってしまった。ルサーナは仕方なく送り出してやったが、もうこの時はエスの狂気は収まりつつあった。
其れでも生き続けようとする漆黒の吐息。せめて其れだけでも封じる事が出来れば...。その願いを胸にアウトサイドに来るが、其処でコドルネド‐シーザー族の娘・ロマンを保護する。彼女は「死にたい」と言ったが、彼は何とか説得した。そうして貯めたお金で新しく建てた住まいに暫く置く事にした。自立出来る年齢だから、情緒が戻るまで。
敵は完全に敵 ── 彼の固定観念が崩れた瞬間だった。彼自身の持っている優しさにも気付いた時だった。彼女を亡くしてから気付いた事も沢山あった様だ。
また、リマンとネーデルの街をフラフラしている時に、死神に出くわした事もあった。だが死神は敵らしいプライドを殆ど見せず、逆にじぶんを苦しめている様な仕草であった。彼は其処に、闇の者の命の儚さや悍ましさを感受した。"闇=悪"の図式を見事に壊す現象から、光の者にも命の大切さを伝えたいと心から願ったと言う。
'06にはルサーナが空間力を振り撒く事件も発生したが、子どもの頃彼が見たルサーナの心の中を、今のじぶんなら理解出来ると悟った一時であった。
大人と子供の扱い方が分かる、「お上品」とも言えよう彼の心中に潜むプライド。温かき気持ち、そして願い ── 闇側もじぶん達の善悪判断力を信じて共存出来る世界。生きて行く意味。彼は少しでも広めようと、更に努力を重ねるのである。








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