翌25日の各紙は大々的に報じています。
筆者は早速市長のXを開いて見ました。
市長はきっとこんな投稿をしているはずです。
私の予言した通り、安芸高田市は「消滅可能性」自治体になっている。
私の言っていることが正しいことが証明された。
財政改革はこれからも必要です。
ところが、市長は一言も触れていません。
それ以降も、全く触れる様子がありません。
一方で、市長は次のようにも言っていました。
私が行った財政改革で、安芸高田市が消滅するのは10年先延ばしになった。
市長は2022年に20年後の危機を唱えていたのですから、安芸高田市の消滅は2052年までは大丈夫のはずです。
ところが、2050年までに消滅する可能性があるとされたのですから、大変です。
市長は「だんまりを決め込む」しか方法はなかったのでしょう。
さらに、市長にとって困った状況になっていました。近隣市町の変化です。
2014年公表 2024年公表
安芸高田市 消滅可能性 消滅可能性
庄原市 消滅可能性 その他
三次市 その他 その他
北広島町 消滅可能性 その他
庄原市と北広島町が、「消滅可能性」から脱し、「その他」に変わったのです。
一方、安芸高田市は「消滅可能性」のままです。
安芸高田市は広島市に隣接し、しかもJR芸備線、県道37号、国道54号及び中国縦貫自動車道で繋がっています。
これだけの地理的条件に恵まれながら、なぜ庄原市や北広島市の後塵を拝さなければならないのでしょうか。
それは石丸市政には「戦略、政策が全くない」ということです。
今回の基準は、2020~50年の30年間で、20~30代女性が半数以下になることです。
これを避けるためには、地域の産業力を高めて質の高い雇用を作り、若者の働きやすさや子育てのしやすさ等を確保する幅広い施策の展開が求められます。
しかし、石丸市政はこうした政策を全く無視してきました。
議員等を悪役に仕立て上げ、自らはヒーローを演じる劇場型政治の展開、思い付き程度のしかも賞賛され人気を得るためだけの事業の実施、経常的経費の削減と市民負担を強化するだけの財政改革等々が、安芸高田市を疲弊させてきたのです。
今回の安芸高田市の「消滅可能性」は、石丸市政の当然の帰結です。