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この作品「ナリタタイシン「死ねよ」トレーナー「や、やめてくれ、タイシン···············」」は「ウマ娘プリティーダービー」「病みウマ娘合同」等のタグがつけられた作品です。
ナリタタイシン「死ねよ」トレーナー「や、やめてくれ、タイシン···············」/荒北龍の小説

ナリタタイシン「死ねよ」トレーナー「や、やめてくれ、タイシン···············」

16,701文字33分

タイシンが好きな人に殴れて呆然とする顔が見たい。(クソデカ感情)
タイシンてほんとに可愛いよね。
思いっきり甘やかしたいし、レースでたくさん勝って笑って欲しい。
そんで自分から首絞めてもらおうとしたり、DV受けても、それを受け入れてくれるタイシン概念。

ちなみにTwitterでたまにボツネタ出したりちょっとした小説だしてます

2022/11/15~2022/11/21[小説] ルーキーランキングに2位入りました!
ご愛読ありがとうございます。

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俺は暗い夜道を歩いていた。
家もない、帰る場所もない、頼れる人も、信頼できる人すらいない。
なんでこうなったのだろう。
なぜ俺は全てを失ったのだろう。
そんな考えが俺の頭の中で流れ続けた。

片手に持っていた安酒を飲みながら、酔って全てを忘れられたらどれだけ幸せだろう。
そう思いながら、ゴミ捨て場に捨てられていた一枚の新聞が目に入る。
『ナリタタイシン、三冠達成!』
俺の元担当バ。
あぁ、そうだ
ナリタタイシン、彼女の担当を外れてから、俺の全てが狂いだしたんだ。
俺はタイシンの為に、夜寝る間も惜しんで仕事に励み、どれだけ彼女に罵倒されようと、否定されようと、蹴られようと、それでも彼女を勝たせるために、俺なりに努力した。
スカウトする時なんて、毎日頼み込んでやっと俺の担当バになってくれた。
最初は全く信頼されていなかったが、俺の毎日のスキンシップなどが実ったのか、タイシンも少しづつ、少しづつ俺に心を開いていってくれた。

しかし、彼女は突然俺との担当契約を破棄した。
俺はそれから突然トレーナーを辞めさせられ、あとから知ったが、学園中にウマ娘に手を出して妊娠させたと言うデマが回っていたらしい。
相手は名前も知らない、初対面の相手だ。
だが、学園中はそのウマ娘を信じ、タイシンすら、俺を信じてくれなかった。
あの時のタイシンの顔は、今でも忘れられない。

『死ねよ』

あの目。
俺を生き物としてすら見ていない、冗談でも、おふざけでもない。
心の底から、本気でそう言っているのだと、嫌でもわかってしまった。

その後は家族にも絶縁され、友には絶交され、同期はみんな『トレーナーとして恥を知れ』と言って殴られた。
みんな、みんな俺に口を揃えて『二度と顔を見せるな』と言って誰も俺のことを信じてくれなかった。

それでも、それでも俺はタイシンのそばに居たかった。
信じてくれなくても、俺の事を嫌いになっても構わないから、トレーナーで居させてくれ。
そう言ったら、身体が動かなくなるまで蹴られ続け、血だらけになりながらその場に放置された。
意識が途切れる間際、彼女の隣にいた青年。
確か俺が妊娠させたとか言っているウマ娘のトレーナーらしく、2冠達成させたタイシンをスカウトに来たらしい。

あんなに俺が頼んでもスカウトを断っていたのに、あの青年にはすんなりスカウトされたらしい。
あんなに長い時間をかけてやっと信頼関係を築けたのに、あの青年にはすぐに心を開いていた。

その時覚ってしまった。
あぁ、最初っからタイシンと俺の間に信頼関係なんてなかったんだと。
その後は逮捕され、10年間牢獄で不味い飯を食い続け、例え釈放されても、俺の罪は消えることはなく、どこも俺を雇ってはくれず、金も底を尽きた。
もう安酒人使う金も残されていない。

もう、俺には昔のようなタイシンへの好意はない。
あるのは、ウマ娘への深い深い憎しみだけだった。
そうであるはずなのに、もうずっと前のタイシンの三冠達成の新聞を見て、俺は安堵してしまっている。
恨みきれない自分に、このどこにぶつけたらいいか分からない怒りに、俺はただ泣くことしか出来なかった。

そんな中、新聞の横に、ひとつの包丁が落ちていた。
それを見て俺は

「あぁ、最初っから···············こうすればよかったんだ」

どうか来世では、もう少しましな人生が送れますように。
そして、願わくばもう、ウマ娘とは関わらない人生を歩めますように。
俺は壊れたラジオのような笑い声を上げながら、その包丁を胸に突き刺した。

タイシン、お前に最後まで合わなくて良かったよ。
もしお前の顔を見たら、俺はきっとお前を殺すだ───···············

そして俺の意識はブッツリと途切れた。



コメント

  • ジョン・ロドリゲス

    チケゾーが聖人で泣いた

    1月31日
  • 武者修行ェ

    凄い、凄いです

    2023年8月11日
  • 通りすがりの大佐

    お、重い…

    2023年8月2日
    返信を見る
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