★ 生成AI関連発言の追記 ★
いろいろAI関連の話題について発言させていただきましたが、自分の発言を読み返していて気になったことがあったので、追記させていただきます。
自分の作品を生成AIのデータとして提供することなどについては、「すがやみつる個人の考え」です。間違っても「マンガ家全般を代表するものではありません」。
マンガやイラスト(その他の著作物も)で生計を立てている人は、自身の著作物について、それぞれ異なる考え方や意見を持っています。また立場もちがいます。
「自作の無断利用は一切お断り」「有償ならAIのデータにしてもいい」「Aという作品は無償での利用可、Bという作品は有償以外お断り」など、著作者によって考えは異なります。
したがって、「自作の無償公開を厭わないすがやみつるはエライ」だの「すがやみつるを見習え」みたいな反応は、絶対にやめてください。
私は現在73歳の年金生活者です。年金だけでは生活が不安なところもあるので、適度に仕事はつづけていますが(仕事があるだけ有り難い)、生きていくためにアクセク稼ぐ必要はない状態です。
しかし、私がもっと若かったら、やはり自分の著作物で得られる収入を少しでも多くしたいと思ったはずです。マンガ家として月産数百ページを描いていた時代は、アシスタントやスタッフの人件費、事務所の維持費なども考えなくてはなりませんでした。
そんな頃でしたら、無償で自作を公開することなど考えなかったことでしょう。たぶん。
私は、マンガ家としてはピークを過ぎた35歳の頃から「パソコン通信」を始め、ネットワークの世界に触れることになりました。以来、40年にわたってパソコン通信の時代からインターネットの時代を体験しつづけています。
その過程で知ったのが「パブリックドメイン」や「オープンソース」といった考え方でした。自分が得た知見を独占するのではなく、広くシェアして、業界や社会に貢献しようとする考え方です。
オープンソースの代表例としては、すでに社会のインフラといえるLinuxが挙げられるでしょう。しかし、もっと狭い範囲でも、オープンソース的な考えは広まっていて、ITやゲームの世界でも、新しい知識をシェアするためのイベントや勉強会が数多く開かれています。
マンガ家ではありますが、PCやネットに触れ、プログラミングを囓ったりしたせいで、オープンソースの世界に触れたり、関係者の皆さんと交流する機会も多くありました。
自作を無償公開しても構わないという考え方は、このようなネットワークやオープンソースと関わった経験によるものです。
このようにマンガ家としては変わり種であり、かつ高齢の年金生活者でもありますので、私の意見をマンガ家全般の意見としては捉えないよう、ひらにお願いいたします。
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余談になりますが、現在、生成AIに疑心暗鬼になる人が多いのは、ChatGPTをはじめとする生成AIの多くが、大資本を投入した企業によるクローズドなもの(学習データも含め)になっている点にあるような気がしています(個人的な感想です)。
これまで有料・無料と問わず個人で利用できる生成AIをあれこれ試してきましたが、「使える」という感触が得られたのはChatGPT 4.0だけでした。そのため現在、有料で使いつづけているのはChatGPTだけになっています。
そんなか生成AIにもオープンソースのものが登場し、実力をつけているようです。こちらはまだ試していないのですが、このようなオープンソースの生成AIが増えたり発展したりすることにより、AIに対するイメージも変わってくるかもしれないなあ(変わるといいなあ)と思っているところです(個人的な感想です)。
以上
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