
記者会見で頭を下げる槍田松瑩社長(右から2人目)ら三井物産幹部=22日午後、東京・大手町
三井物産の槍田松瑩社長は22日記者会見し、同社子会社が製造し、同社が販売したディーゼルエンジンの排ガス浄化装置の試験データをねつ造し、東京都から不正に承認を得ていたことを明らかにした。
浄化装置は東京都などの排ガス規制に対応した製品で、2万1500台の販売実績がある。東京都は装置の販売中止と無償交換を指示、槍田社長は謝罪した上で「無償で他社製品の提供などに努めたい」と述べた。
三井物産は同装置の製造、販売事業から撤退。ねつ造に関与した三井物産と子会社の社員、計3人の刑事告発も検討する。無償交換まで装置を付けた車両は当分の間、使用できるという。
ねつ造が発覚したのは100%子会社で、同装置の開発・製造の「ピュアース」(東京)。三井物産の社内監査で同社の40代の室長ら計3人がかかわっていたことが分かった。