曙ブレーキ、検査データ不正11万件 トヨタや日産向け
自動車部品大手の曙ブレーキ工業は16日、国内工場で製造するブレーキとその部品で検査データの改ざんなど約11万4000件の不正行為があったと発表した。不正検査があった部品のうち、自動車メーカーと取り決めた基準値に達しなかったものは約5000件あった。トヨタ自動車や日産自動車など10社に納入していた。曙ブレーキは「再検査の結果、製品の性能に問題はないと判断した」としている。
不正は国内4工場の全てで確認された。検査データを改ざんしたり、実施していない検査のデータを記載したりしていた。自動車メーカーとの間で取り決めた定期的な検査のデータが約19万件あり、そのうちの6割が不正だった。調査の結果、不正は少なくとも2001年からあったことがわかった。曙ブレーキは19年9月に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)の再建計画が銀行団に承認され、経営再建の途中だ。