第20回統一地方選挙(前半・2)
前回は知事選ならびに東日本の道県議員選をまとめましたが、今回は西日本の府県議員選を取りまとめます。といっても、主に反ワク思想を持っているか、過去の議会で反ワクとみられる発言をしていた人を取り上げます。
奈良県議選
植村佳史(自民・現)落選
奈良市・山辺郡選挙区には植村候補が出馬しました。
彼は自民党所属でありながら、井上正康氏のトンデモを信じ反ワクチン・反マスクだったり、荒井知事(同日に行われた知事選で落選)の新型コロナ政策に賛同していました。
しかし、今回の選挙においては落選しました。
岡山県議選
小田圭一(自民・現)当選
倉敷市・都窪郡選挙区には小田候補が出馬しました。
「ワクチンを打っても感染は生じる、差別や国民の分断も生むなかで、ワクチンパスポートに合理性があるでしょうか。これは、未接種者に接種させるための強制です。」(岡山県議会一般質問、2021.9.28) 6/ pic.twitter.com/NOOqJrbNIs
— 付箋 (@KDystopia) October 3, 2021
彼は2021年9月28日に行われた定例会で新型コロナに関する答弁をしたことがあり、ワクチンパスポートについて「未接種者に接種させるための強制です」と問題発言をしたことがあります。しかし、これ以降、新型コロナに関する問題発言をしたことがないことから一過性であるとみられるが、県民はどのような判断を下したのでしょうか?
【県議選 開票速報🗳】
— NHK岡山 (@nhk_okayama) April 9, 2023
倉敷市・都窪郡選挙区の新たな当選者
▼井出 妙子(公明・新)
▼高橋 戒隆(自民・現)
▼千田 博通(自民・現)
▼佐古 一太(無・現)
▼鳥井 良輔(立民・現)
▼小田 圭一(自民・現)
▼角屋 忍 (公明・新)
残り3議席議席
最新の開票状況は👇https://t.co/H0Lctzz1Tm
結局のところ、それほど影響はなかったとみられます。ちなみに、1年半前の話である上にこどもコロナプラットフォームや全国有志議員の会などといった反ワク団体に入っていないことからそんなもんかもしれませんね。
愛媛県議選
あさぬま和子(参政・現)落選
松山市・上浮穴郡選挙区にはあさぬま和子候補が出馬しました。ちなみに、彼女は前回の選挙では立憲民主党公認だったが、今回は参政党に鞍替えしています。
立憲民主党愛媛県議選候補のあさぬま和子さん、反ワクチン・ホメオパシー・ケムトレイル陰謀論など、色々アウトな気がする。 pic.twitter.com/pUdE7Za5av
— mold (@lautream) February 22, 2019
といっても、立憲民主党に所属していた時から陰謀論やトンデモ医療の信奉者であった上にこどもコロナプラットフォームのメンバーに入っていることから参政党に鞍替えするのは自然の成り行きだといえます。
【参政党に入ると票が減る】
— たんぽよ💉💉💉💉💉 (@ET77951954) April 11, 2023
松戸市議選で大橋さんが前回の選挙より票数を減らし(その後除名)、今回の統一地方選でも愛媛の現職浅沼さんが落選し、参政党から推薦をもらった梅田氏も落選。
参政党の看板が票を減らす現状。
これでも参政党は拡大していると妄信する参政党信者。#参政党#参政党減少 pic.twitter.com/NEXb4Qt0Tb
といっても、古巣の立憲民主党に比べて知名度が劣っているうえに一般世間からカルトとレッテルが貼られている参政党では分が悪かったみたいであえなく落選しました。
福岡県議選
細川博司(無所属・新)落選
久留米市・うきは市選挙区には細川候補が出馬しました。
反ワクチンで佐賀市長選候補の細川博司、拡声器で「マスクを外しなさい!」「子供にマスクさせるな!バカ親が!」などと暴言を吐いて問題に。
— 小林龍⚠️コロナデマを流す危険人物を紹介中 (@kobaryu5000) October 15, 2021
細川は「原爆は天皇が仕組んだ国民虐殺」などと主張する陰謀論者でもある。
佐賀市長選 出馬予定者の街頭運動で市民から苦情や相談https://t.co/yATbDyIfjq pic.twitter.com/BR8MeIHVZ4
彼は過去に佐賀市長選や久留米市長選に出馬したものの落選しており、とりわけ佐賀市長選においては拡声器で「マスクを外しなさい!」と暴言を吐いたりと市民から苦情が来たことがあります。
すごい3人が揃いました😃
— Sparrow🎋Moderna 4th (@sparrow_for) April 10, 2023
斉藤新緑(左)
福井県議選 得票率 14.0% 落選
細川博司(中)
福岡県議選 得票率2.2% 落選
吉野敏明(右)
大阪府知事選 得票率 3.5% 落選#統一地方選挙2023 pic.twitter.com/ZXYPjWoZaZ
といっても、彼の異常さは市民にも知られているみたいで案の定落選しています。
大分県議選
野中しんすけ(参政・新)落選
若林純一(無所属・新)落選
大分市選挙区には参政党所属の野中候補が、臼杵市選挙区には若林候補が出馬しました。
夏の参議院選挙で福岡県から出馬させてもらってた時。全国で8番目だった。
— 野中しんすけ@ただの看護師 (@nonaka_shin) April 7, 2023
ただ、あの時と今回の【大分県議会議員議員選挙】は全く違う。地元の人たち、大分県の知人や知り合いがかなり応援してくれてる。厳しいけど「ギリギリのところ」まで来てると教えてもらった。
最後の最後まで頑張ります❗️ pic.twitter.com/2eUFpvdAjG
野中候補はYouTuberで2022年7月に行われた参院選で福岡県選挙区に出馬した過去を持っています。といっても、彼は大分県を地盤としているため今回は地元の声援があると思うけど、医療デマを扱っている動画をアップしたり、参政党に所属していることもあり、反ワクといった印象が強いといった感じです。
若林純一は臼杵市議。ノーマスクで中学生に自作のワクチン反対ビラを配るという奇行が報道され、全国的に有名になった。コロナ禍で陰謀論に傾倒した危険な地方議員。
— 小林龍⚠️コロナデマを流す危険人物を紹介中 (@kobaryu5000) November 29, 2021
ビラが問題になった後、市議会で「鼻出しマスク」を続けたことから、若林に対する辞職勧告決議が可決。若林は、これに対して提訴。続 pic.twitter.com/fCqZ6VEwub
一方、若林候補は臼杵市議時代にノーマスクで反ワクビラを配るという奇行が報道されただけでなく、市議会で鼻出しマスクをし続けたことから辞職勧告決議が可決されるなど問題行為が続き、その後の臼杵市議選で最下位で落選しました。そのことから県議選においても厳しい戦いが強いられるのは否めないと思います。
参政党野中しんすけ氏、YouTubeやTwitterで「コロナの真実」を発信し、反コオロギ言説にも参入したものの落選 pic.twitter.com/NW2p467cHl
— 雨宮純 (@caffelover) April 10, 2023
大分県議会議員選挙臼杵市選挙区、若林氏、落選確実みたい。なお、彼が出馬している大分県議会議員選挙には大分市選挙区に野中しんすけ氏も出馬しているがこちらはまだ当落結果は出てないみたい。 pic.twitter.com/TzgYk0hRBq
— にゃんぴー (@nyanpy7x) April 9, 2023
結局のところ、両者とも落選しました。
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