しばらく前から喧々諤々の話題になっている、離婚後の共同親権の法制化、日本ではこれを、多分に家族主義的な立場から自民党・右派が推進し、DVなどを理由とする離婚の事例を挙げて、左派リベラルがこれに反対するという構図になっている。
しかし、一方が外国籍を持つ親の子供の場合、離婚後係争になると、日本の裁判所はほぼ100%日本国籍の親に親権を認め、外国籍の親は就職・就学などの他の要件がないかぎり、在留資格を失う。いかにも日本的な、排外主義的制度だと思う。このせいで、個人的にはつねづね、離婚後は基本、共同親権であるべきでは、と思ってきた。
いまや外国籍を持つ親の子供は、日本では2%程度というから(一時期はもっと高かった)けっして無視できるケースではないはずなんだが。
8.5万
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