自分らしさを壊し続ける。
私と坂爪圭吾は別物で、坂爪圭吾は乗り物みたいなもので、私が生きる意味は「坂爪圭吾を愛し抜き、坂爪圭吾と添い遂げること」である。これは、出会う人々から学んだ。悩み苦しみ重苦しい波動をばら撒いている人は、本来別物の自分が一つになってしまっている。だから苦しむのだろうし、だから自分を責めるのだろうなと思う。私と圭吾ちゃんは別物なので、私は圭吾ちゃんを手放しで褒める。圭吾ちゃんは素敵だね。圭吾ちゃんは本当に素晴らしいね。そんな自分褒めを当たり前のようにしているが、それをやると「あなたは変わっているね」と言われる。私は「変わっているのはお前の方だろ」と思う。自分を責めるだなんて、自殺行為だ。
三十九年間生きてきて、私は派閥争いをしている人と仲良くなれないことを学んだ。戦争反対を唱える人は多いが、結構多くの人が戦争をしている。職場や学校の派閥争いに加わり、自分と同じ派閥の人とは仲良くして、自分とは違う派閥の人たちの文句を言う。妻や旦那と派閥争いをしている人も多く、そういう人と話すと彼らは敵の文句ばかり言う。文句や愚痴を聞き続けられるほど私はできた人間ではないので、必然距離が生まれる。私の故郷は新潟だが、新潟市は長岡市と張り合う。同じ県だから仲良くしようとはならず、張り合う。小さな組織でも派閥争いはあって、人間は戦争が大好きなんだなと思う。さかなクンは言っている。広い海の中ならこんなことはないのに、狭い水槽に閉じ込めるとイジメが生まれる、と。私は、狭い世界に閉じ込められたり、狭い世界の話を聞くことが好きではない。あっという間に退屈になる。
結婚することは幸せなことのはずなのに、結婚している人から放たれる波動は重い。こどもの波動は軽いが、子育てをしているお母さんの波動は重い。不機嫌で、こどもを注意してばかりで、ニコニコすることを忘れてしまっている。この世で一番こどものためになることは、幸せそうに生きている姿を見せることだと思う。だが、大概の親が失敗している。私の実家は貧乏で、ストリートチルドレンのような幼少期を過ごした。ありがたいことに、私の親は私の野生味を取り除くような真似をせず、野放しにしてくれた。父は野球と本と賭博にはまり、母は麻雀と花と賭博にはまり、楽しそうに生きる姿を見せてくれた。私は、貧しさに恵まれていた。
貧しさに恵まれた私はとにかく歩いた。歩いていると「俺は乗り物なんだな」と思う。動物が動かなくなったら、それは動物ではなく物だ。運を動かすと書いて運動である。運動最高。乗り物が乗り物に乗るなんて変な話だ。縄文時代は結構平和だったが、弥生時代になって農耕文化が普及し、食糧を溜め込むことができるようになってから戦争は爆発的に増加した。狩猟採集なら家族単位の信頼できる少数同士で生きていけたが、稲作をするためには川から水を引いたり土地の開墾が必要となるために、村落が生まれた。必要以上のものを欲しがり、領地拡大のために略奪や侵略をする人々が続出して、卑怯な手段を使う人が「賢い」と言われるようになった。弥生人の顔はツルッとしているが、ツルッとした顔で狡猾なことをする人が増えた。
私は、人間の原点で力いっぱいに生きる人々に惹かれる。何かがあるから凄いのではなく、何もないけれど逞しく生きる人々に惹かれる。弱肉強食なんて言葉があるが、強い者、優れた者が生き残ったのではなく、適応した者が生き残っただけだ。縄文人やマヤ文明や狼やアイヌやインディアンが絶滅しようとしているのは、彼らが優れていなかったからではない。逆だ。誇りを捨てて生きるくらいなら、誇りを持ったまま滅びる道を選んだ。私は、そこに惹かれる。美しき野獣になるか。それとも、既存の権威や組織にドッカリと座り、身体も心もブヨブヨに太った偽善者になるか。自分らしさなんて言葉があるが、私は、自分を壊してくれるものを愛する。習俗にまみれた自分を壊し、失われた誇りを取り戻させてくれるものを愛する。環境保護とか動物愛護とか、手垢のついた綺麗事を粉砕する、欺瞞を暴く生々しさを愛する。食うことも食われることも、殺すことも殺されることも、犯すことも犯されることも、いのちの祭りだ。血湧き肉躍るものだけが本物。自分を壊してくれるものが、自分を再発見させてくれる。
坂爪圭吾様
先日は○○までお越しいただき、ありがとうございました!職場で面白い生態をもつ鳥のことを教わったのでお手紙しました。それは北米のノドジロシトドという鳥です。この鳥には2つのタイプがいます。1つは、歌は下手だけど、一途で熱心にヒナのえさを運ぶタイプ、もう1つはろくにえさをとってこないけれど、歌がうまくて多数の異性と交尾しようとするタイプです。なぜかオス・メスを問わず違うタイプ間でしかうまくいかないため、結果として常に一夫多妻または一妻多夫になるそうです。
これを聞いて、「こういうもめ事が絶えなそうな鳥には、絶対生まれたくない」と眉をひそめる同僚もいました。「ハーレムずるい不公平⇨もめる」と考える人間は多いみたいですが、私はなぜか逆もまた真だと感じました。もし、歌の上手な鳥が、「心を入れ替えて1羽だけに愛を誓う」などと言い出したら、私はどんな立場であれ、殺意を込めて言うと思います。
「歌うしかないお前は相手を選べる立場にない。全員愛したまま歌い続けて、全員愛したまま死ね」
鳥さんの生き様を心に刻みましょう。次は私も女性として抱き合ってほしいです!夏になったら!ぜひご検討ください♪
おおまかな予定
5月5日(日)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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