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ちゃんとしないをちゃんとやる。

突然ボンテージ(性的興奮を得るための拘束道具)を購買した女性R様と話しながら「結構多くの女性は、目の前にボンテージがあったら引くのではなく自分も着てみたいと思うのではないか、そして、目の前に鞭があったら自分も誰かを打ってみたいと思うのではないか」的なことを思った。エロは人間を活性化させる。目の前で露骨なエロが展開されたり、自分もエロに加わってもいいとなったら、その場にいる人々はキャピキャピすると思う。キャピキャピすることは生き生きすることと同義なので、血流を良くするし健康にも良い。エロは健康に良い。

先日、老婆と全裸で風呂を共にした私は「裸には力がある」と実感した。密室ではなくパブリックな場所で裸を見せたり裸を見ることは、これ以上ない自己受容と人間理解をもたらす。裸のメッセージ性は強い。裸は「これ以上でもこれ以下でもない。これが俺だ」と言葉ではなく存在で語る。容姿にコンプレックスを持つ人は多いが、全裸は全部を吹き飛ばす。俺を見ろ。これが俺だ。文句あるか。裸は強気だ。男も女も体で遊ぶ時間が必要だ。R様は女性用風俗店の利用経験者だったので、色々と話を聞いた。私は、汐留のパナソニック美術館で開催中のテルマエ展に行った感想と裸の可能性を語った。

熱海の温泉に入りながら「家族風呂を貸し切って、全裸読書会を開催したらどうなるのだろうか」と思った。完全混浴にして、完全に裸になり、参加者にはフェイスタオル一枚だけが与えられる。それぞれ持参した本を読み、素晴らしい箇所に出会ったら挙手をしてその部分を読み上げることで他の参加者とシェアする。裸のシェア会だが、この企画に需要はあるだろうか。人前で裸になる抵抗は強い。だが、抵抗が強いほど解放も強い。様々な男女が風呂場で裸で真剣に読書をしている姿は、シュールだが天国に近い。裸のまま、裸であることを無視して、平気で生きている姿にこの世の完成形を感じる。私は猫や犬や狼や羊など動物全般が好きだが、動物が好きな理由の一つに「彼らが常に全裸だから」というものがある。鳥も裸だ。所有物は限りなくゼロに近いが、生き生きとしている。

ハンモックの力を借りることで、通常よりも体を伸ばすことが可能になる「エアリアルヨガ」があるが、私は「緊縛ヨガ」を提案したい。これまで様々な風俗関係者と会ったが、彼らは密室で生きていることが多いために心や体を病んでいる印象を受けた。エロの解放は急務だ。性欲が高まった時は「誰でもいいから抱きたい」みたいになるが、食とセックスは似ている。変なもので腹を満たすと、一時的には満足するが不幸になる。人間、たまにはカップ麺を食いたくなることもある。カップ麺を食いたくなるのは「自分の状態が悪い時」であり、基本的には滋養があるものを食べたい。だが、今、滋養がある食も滋養があるセックスも減少の一途を辿り、絶滅危惧種になっている。本当にうまいものを知らずに死ぬのはもったいない。一度もセックスを気持ちいいと思ったことのない女性が増えている。女体を提供することで男性から必要とされることが嬉しくて、彼女たちは裸を出す。これではいけない。エロの解放は急務だ。

日本人は無宗教だと言うが、ちゃんとしなきゃ教の信者だと思う。ちゃんとしなきゃと自分に鞭を打ち、本当は全然やりたくないことを頑張る努力を続けている。結果、多くの人が疲れている。当たり前だ。好きな世界を生きる努力ではなく、嫌な世界を生きる努力をしていたら、疲れない方がおかしい。誤解を恐れずに言いたい。疲れたら、やり方を間違っている合図だ。面白くてたまらないことを、やればやるほど元気になることをやろう。何があっても深刻にならない。常識にとらわれず、知恵を出して生きる。何がなくなってもいい。最悪死ぬだけ。鳥を見ろ。あいつら全員、無一物の全裸じゃないか。ハワイに行け。ピンクのビキニを着たおばあちゃんが、最高の笑顔でアロハと言ってくるぞ。痩せているとか太っているとか関係ない。着たいものを着たいように着ているだけだ。目の前に鞭があったら、鞭を打ちたいと思う。だが、女の子は女の子を打ちたいとは思わないはずだ。ここで男の登場である。男を打て。男に体を差し出すな。男に体を差し出させろ。必要だったら、俺の体を貸してやるぜと言いたい。

はじめまして

○○○○○と申します。○○市で公務員をしております。いつも記事を読ませていただき、親子ではげまされています。私と娘と犬は、昨年の6月に家を出て夫と別居をしています。モラハラ夫からのDVで、夜逃げのように避難してきたので、大切な身の回りのものを持ってきただけです。

天然石が好きで、広州の医師のまちで買ってきた石たちが少しありましたので、坂爪さんをイメージして作ってみました。いつか、ブレスレットを作って売ってみたいと買いあつめたものです。ネット販売をする勇気もなく、そのままにしておりましたが、石も誰かのお役に立ちたいと願っているように思えましたので、大切な方々に作って贈ることにしました。

私たち母子のどよ〜んとした会話の最中、坂爪さんの記事を読み、お腹がよじれる程、笑いました。そして、すっきりしました。色々、うまくいかないこともありますが、なんとなく楽しくなりました。仕事も転職もしたいけど、うだつがあがらず、笑っています。本当にありがとうございます。サイズがあうか心配ですが、いつでもなおしますので、とりいそぎ、お送りします。ラピスラズリとグリーンタイガーを選びました。

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おおまかな予定

5月4日(土)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

バッチ来い人類!うおおおおお〜!

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