2004年福岡県 「カリタスの家」の障害者虐待・概要
2014/09/18 Thu. 23:45 [edit]
"表向きの顔はこんな感じ"
<施設概要>
◆経営主体 社会福祉法人 かいたっくす
◆施設名 カリタスの家
施設長
開設当初から2003年春まで=原田芳枝
虐待発覚当時=原田秀樹 (原田芳江前施設長の長男)
※原田芳枝は虐待発覚当時は県運営の自閉症・発達障害支援センター「ハレルヤ館」のセンター長
<虐待発覚以前の資料より>
カリタス通信第6号 (平成12年 / 2000年 8月19日)
"自閉症の人達の療育方法は、さまざまですが、療育の基本は、「心」だと私は思います。"
カリタスジャパンの「委員会報告」 より
講演会『今、子どもの心が危ない』原田芳枝氏(福祉法人「福岡カリタスの家」、重度心身障害者自立の家「モニカの家」主宰者)
- 2004年11月27日の報道 -
"虐待が発覚した"
毎日新聞西部朝刊
食事に炭、顔に木酢液…知的障害者施設で虐待 法務局が立ち入り-福岡・頴田町-
福岡県頴田(かいた)町の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石七五三夫(なめらいししめお)理事長)が運営する知的障害者更生施設「カリタスの家」で、複数の職員が入所者に対して殴る、けるの暴行のほか、炭や唐辛子を食べさせるなどの虐待を繰り返していたことが毎日新聞の調べで分かった。
共同通信
福岡の障害者施設で虐待 法務局が立ち入り調査
原田施設長によると8月末ごろ、30代の男性職員が入所者に対し、木酢液をスプレーで鼻にかけたり、キャラメルの包み紙を「お菓子だ」と言って食べさせる虐待を行っているとの報告がほかの職員からあった。
毎日新聞:
入所者をサンドバッグ 福岡の更生施設
「『(入所者に)顔がいいか、腹がいいか』と言っては、ボクシンググローブで殴る職員もいた。
毎日新聞東京朝刊
虐待:更生施設の複数職員、知的障害者を3年間殴るける 入所者10人超に-福岡-
福岡法務局は26日、人権侵犯の可能性が高いとして、暴行や傷害容疑などでの刑事告発を視野に立ち入り調査に乗り出した。
毎日新聞西部夕刊
暴行職員5人以上「人間扱いせず」福岡の施設
インタビューに応じた複数の元入所者や元職員は「人間扱いしていなかった」と証言。陰惨な実態の数々を生々しく語った。
- 2004年11月28日の報道 -
RKB毎日放送
知的障害者に虐待?
福岡県頴田町にある知的障害者の更正施設で、職員が入所者に対して虐待を繰り返していた疑いが強まり、福岡法務局が立ち入り検査を行っていたことが分かりました。
九州読売新聞
頴田の障害者施設で入所者に紙食べさせる、木酢液かけた例も
この職員と五十歳代の男性職員が「体罰を加えている」との報告もあったが、二人とも「やっていない」と否定したという。
西日本新聞
知的障害者施設で虐待 法務局立ち入り 福岡・頴田町
虐待した職員は内部の懲罰委員会に諮られることになり依願退職した。
"虐待について「信じられない」と言っていた施設長、原田秀樹も熱湯のコーヒーを無理やり飲ませ大やけどを負わせていた。"
毎日新聞東京朝刊
福岡・障害者虐待:施設長も虐待 “熱湯”コーヒー飲ます
原田秀樹施設長(49)が昨年末、男性入所者に沸騰した湯でいれたコーヒーを無理やり3杯も飲ませ、口やのど、食道のヤケドで約1カ月の重傷を負わせていたことが分かった。
力ずくで無理やり3杯飲ませたという。
- 2004年11月29日の報道 -
九州読売新聞
頴田の更生施設で入所者に熱湯コーヒー~施設長飲ませやけど
その後、男性の口の周りが赤くはれ上がっていることに別の職員が気付き、病院に連れて行ったところ、口やのど、食道に一か月のやけどを負っていた。
"暴行、重傷を負わせて他の利用者にぬれぎぬを着せる"
毎日新聞西部朝刊
元職員、入所者にぬれぎぬ 福岡の更正施設
30代の男性元職員が退職前の02年、男性入所者の下半身を数回けり上げ、重傷を負わせていながら「同室の入所者による暴力が原因」と責任転嫁する虚偽の事故報告を、施設側にしていたことが分かった。
- 2004年11月30日の報道 -
毎日新聞
暴行職員5人以上「人間扱いせず」福岡の施設
"感染予防を怠った理由がこんな時だけ「身体拘束だけはしたくなかった」ってなんだそりゃ?施設長"
毎日新聞西部朝刊
福岡・カリタスの家、予防怠りB型肝炎感染
虐待問題に揺れる福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で、入所者がB型肝炎に感染し、劇症肝炎寸前に陥っていたことが分かった。
毎日新聞西部夕刊
福岡・障害者虐待 「カリタスの家」に県が立ち入り調査 虐待・感染の原因究明へ
次々と明るみに出る入所者への虐待やB型肝炎感染などの原因を究明し、今後、業務改善命令や役員の辞職勧告なども検討する。
毎日新聞東京夕刊
福岡・障害者虐待:「カリタスの家」に、県など立ち入り
- 2004年12月01日の報道 -
毎日新聞西部朝刊
「カリタスの家」7時間半も調査--県など
県や北九州、福岡両市による合同立ち入り調査は30日、約7時間半にわたって行われた。
九州読売新聞
頴田の障害者施設を県が立ち入り調査~虐待の有無把握へ
調査には福岡、北九州両市の職員も同行した。両市出身者が入所しており、現状を把握するのが目的。
- 2004年12月02日の報道 -
立場に乗じて利用者の預金流用、横領もやったましたってか?
毎日新聞西部朝刊
福岡・カリタスの家、入所者の預金流用で告訴へ ◇前施設長が900万円
原田芳枝常務理事(カリタスの家の前施設長)が97年、北九州市内の同法人運営の施設に入所していた女性の預金口座から、900万円を勝手に引き出し、カリタスの家の建設資金に流用していたことが分かった。
西日本新聞夕刊
入所者の預金流用 頴田町福祉法人 前施設長認める 900万円引き出す
原田常務理事はほかにも、この女性の口座から「関連施設を生涯利用する契約料」の名目で約三百五十万円を引き出しており、これの返済は「現在検討中」という。
毎日新聞東京朝刊
福岡・障害者虐待:入所女性の900万円流用、無断で建設資金に/理事を告訴へ
- 2004年12月04日の報道 -
"家族が積み立てた福祉基金も・・・"
毎日新聞西部朝刊
「カリタスの家」前施設長、福祉基金も解約し転用
原田芳枝前施設長が、関連施設の入所者の預金を流用していた問題で、保護者が入所者の将来のために積み立てている福祉基金が解約され、流用金900万円の返済に充てられていたことが分かった。
毎日新聞西部夕刊
「カリタスの家」運営法人に、小中生が「質問状」◇「なぜ虐待したの…幸せ願い寄付したのに」
「カリタスの家」をめぐる虐待問題にショックを受けた小中学生8人が4日、同施設を運営する社会福祉法人「かいたっくす」(同町)へ、虐待に至った経緯を問う内容の作文を郵送した。子どもたちは今夏、町内活動で得た収益金の一部を同施設に寄付しており、作文には「『幸せになって』と願いを込めた寄付金なのに、なぜ?」などの素朴な疑問や怒りなどが切々とつづられている。
- 2004年12月05日の報道 -
毎日新聞東京朝刊
カリタスの家・入所者預金流用:基金解約、流用金900万円返済に使う / 前施設長
毎日新聞西部朝刊
虐待、初の総合調査へ - 淑徳大
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」の虐待問題が明るみに出る中、社会問題化している児童、高齢者、障害者らへの虐待の背景分析と被害防止を目的に、淑徳大大学院(千葉市)の野田陽子教授(社会病理学)を中心とする研究グループが、本格的な調査に乗り出す。。
- 2004年12月09日の報道 -
"家族の弱みにとことんつけ込んだのか?当時の原田芳枝施設長"
毎日新聞西部朝刊
背景/中 カリタスの家、資金調達へ奔走
◇子供「人質」家族に強腰
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」の虐待問題の背景には、重度の障害をもつ子供を抱え、沈黙せざるを得ない家族の存在と、それを逆手にとった資金調達への奔走ぶりも見え隠れする。
「私は壊れそうです。娘も壊れそうです。助けて下さい」「(入所が許可され)母子心中しなくてすむ。娘を殺さなくてすむ」
"関係各方面の動きが盛んになってきた"
毎日新聞西部朝刊
頴田町の障害者施設虐待問題で県が特別監査
頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で、職員が入所者に紙を食べさせていたことなどが明らかになった問題で、県は九日午前、同施設に対し、社会福祉法に基づく特別監査に入った。
- 2004年12月10日の報道 -
九州読売新聞
頴田の施設虐待問題で北九州のNPOが県に正常化要望
頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で職員が入所者に紙を食べさせていたことなどが明らかになった問題で、北九州市のNPO法人「人権オンブズ福岡」(貞池和生代表)は一日、施設の正常化を求める要望書を県保健福祉部に提出した。
毎日新聞西部朝刊
福岡・カリタスの家、組織的虐待疑い 県が特別監査
福岡県は9日、組織的に行われた疑いがあるとして特別監査に乗り出した。関係者からの事情聴取や帳簿類などを確認、全容解明を急ぐ。県は先月30日、同施設を立ち入り調査したばかり。
北原守福岡県会議員(公明党)「議会レポート」
福岡県議会代表質問/公明が「カリタスの家」の暴行事件で追及 福岡県議会代表質問で
9日、公明党の新開昌彦議員は、嘉穂郡頴田町の知的障害者施設「カリタスの家」で暴行事件が発生したとされる問題を取り上げ、徹底した調査を急ぎ、再発防止に努めるよう質した。
- 2004年12月11日の報道 -
"行政の問題が目立ち始める。ここに来て新たな虐待の事実も・・・"
毎日新聞西部朝刊
背景/下 行政、ズサン対応
虐待問題が取り上げられた8日の県議会代表質問。「(虐待を)把握するまでに至っていません」という麻生渡知事の答弁に、虐待問題に関心を持って傍聴に訪れた男性は耳を疑った。「原田秀樹施設長自ら記者会見で虐待の事実を認め、謝罪しているのに……」
- 2004年12月15日~18日の報道 -
2004年12月15日 毎日新聞西部夕刊
県の対応に批判続々 県議会委員「調査能力に疑問」
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」の虐待問題が15日、福岡県議会厚生環境委員会で取り上げられ、県の対応に各委員から厳しい意見が相次いだ。
<中略>
これに対し、大城節子委員(公明党)は「保護者から、虐待の訴えが我々に寄せられている」としたうえで、苦情処理制度の無機能ぶりを指摘。堀宏行委員(緑友会・新風)らは「実態を把握する気があるのか」「担当者に調査能力があるのか疑問だ」などと追及した。
2004年12月18日毎日新聞西部朝刊
入所者を袋詰めし放置、数年前から恒常化
◇「パニック状態対処」別室に、夜通しも カリタスの家
虐待問題に揺れる福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で、20代の女性入所者がパニック状態になるたびに寝具用の袋に詰め込まれ、別室に数時間から一晩、放置されていたことが分かった。“袋詰め”は数年前から恒常的に行われており、多くの職員が疑問を感じながらも、パニック時の対処法が分からず黙認していた。
2004年12月18日 毎日新聞西部朝刊
自閉症者団体、県に防止策要請
・・・さらに、前施設長の原田芳枝氏が講演で「食事の時には全員がそろってから一緒に食べます。衝立(ついたて)で区切った、狭い所で1人で食べたり、作業したりするのはかわいそう」と語ったことを問題視。「自閉症を理解していたら、しないようなことを奨励している」としたうえで「騒々しい食堂で皆と一緒に食べることが苦手な人は多く、とてもつらいこと。それぞれの障害の特性を知って、それに見合った援助をしなくてはならないが『カリタスの家』が実行しているのか甚だ疑問」とした。
- 2004年12月19日~30日の報道 -
"「保護者会」再建への動き / 民主党、自閉症協会九州協議会も・・・"
2004年12月19日 毎日新聞西部朝刊
退所通告に備え結束 「保護者会」再建へ準備会
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、入所者らの家族が18日、2年前に解散した保護者会の再建に向け準備会(岡崎務代表)を発足させた。「施設にものを言えば、いつ追い出されるか分からない」との意見を踏まえ、施設から退所を迫られた場合「家族同士が結束し、施設に撤回させる」ことも決議した。
12月21日西日本新聞朝刊
「頴田町の知的障害者施設視察」民主党議員団
元職員による施設利用者への虐待が明らかになった頴田町の知的障害更生施設「カリタスの家」(原田秀樹施設長)を二十日、民主党の国会議員と地方議員ら計十五人が視察に訪れた。
実態を把握し、党として障害者虐待防止の政策を練ることが目的。視察を終えた中根康浩衆院議員は「職員の配置や業務内容などを聞いた。自治体の指導などで不十分な面もうかがえ、現状認識をさせてもらった」と述べた。
2004年12月21日 毎日新聞西部朝刊
障害者の虐待防止、議員ら立法へ動き-カリタスの家、民主党が実態調査
・・・具体策を検討するため、民主党の衆参議員や県議らが20日、「カリタスの家」を訪れ、虐待の実態について原田秀樹施設長らから聞き取り調査した。
2004年12月23日 毎日新聞西部朝刊
カリタスの家・虐待問題 福岡県へ改善要請-自閉症協会九州協議会-
福岡県頴田町の「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、自閉症児者の親らでつくる日本自閉症協会九州協議会(河野京次会長)が22日、福岡県へ実態の早期解明と改善を要請した。
・・・虐待に「怒りを禁じ得ず、利用者に不安と不快の念を抱かせている」とし「虐待実態の速やかな把握と改善」を訴えた。
日本自閉症協会の矢鋪(やしき)渉理事は「県の対応への不満が全国に広がりつつある。それを払しょくするためにも入所者の立場に立った指導力を発揮すべきだ」と話している。
2004年12月27日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待 内部調査報告で、暴力行為認める--カリタスの家
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題について、運営母体の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石(なめらいし)七五三夫( しめお )理事長)は26日、理事会を開き「暴力行為の一部が認められ、再発防止策をまとめる必要がある」との内部調査結果が報告された。
・・・一方、滑石理事長と原田常務理事は理事会の席上、引責辞任を表明し、次回理事会で承認される見通し。
2004年12月30日 毎日新聞西部朝刊
3年で22職員退職、入所者の状態把握に支障
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、6年前の同施設開設直後から職員が定着せず、過去3年間で22人が退職していることが分かった。直接入所者にかかわる職員は通常約20人で、3年間でほぼ全員が入れ替わった形。
- 2005年1月1日~13日の報道 -
"年が明け法務局、原田秀樹施設長と元職員を刑事告発へ"
2005年1月1日 毎日新聞
虐待:「カリタスの家」施設長らを告発へ 福岡法務局
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で職員らが入所者にやけどを負わせたり、暴行を加えるなどの虐待を繰り返していた問題で、福岡法務局は人権侵犯の疑いが極めて強いとして、原田秀樹施設長(49)と元職員の計2人を傷害容疑で捜査当局に刑事告発する方針を固めた。
2005年1月1日 毎日新聞西部朝刊
解説:福岡・障害者虐待 「カリタスの家」刑事告発へ
・・・近年、知的障害者への虐待が次々に発覚。逮捕者も出ているが、後を絶たないのは、指導すべき立場にある行政のチェック機能の欠落と「出ていけと言われたらほかに行くところがなく、沈黙せざるを得ない」という家族側の事情もある。
<中略>
今回の一連の虐待問題が契機となって、衆参国会議員らが「障害者虐待防止法」の議員立法を目指して協議を始めた。日本自閉症協会など多くの障害者支援団体も国や県に申し入れを行うなど、虐待防止に向けた動きが顕在化してきた。この動きに後押しされる形で「カリタスの家」の親たちは「勇気を出して、我々の声を施設運営に生かそう」と近く保護者会を結成する。
しかし、虐待の背景にある根本的な問題は、我が国の貧しい福祉制度だ。一昨年、支援費制度が導入され、入所者側は施設やサービスを選べるようになったが、肝心の施設の数は少なく、利用する側にとって何ら変わらないのが実情だ。虐待根絶を目指すため、親の「勇気」を必要としないシステム作りが早急に求められている。
2005年1月13日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待 虐待防止へ研修会開催、160人が参加
-県知的障害施設協
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題を受け、県知的障害施設協議会(田島茂会長)は12日、県内の施設の施設長ら約160人を緊急招集、虐待防止に向けて同県春日市内で研修会を開いた。
- 2005年1月16日~20日の報道 -
"「保護者会」、現経営陣擁護派との差はたった1票--が意味するモノ"
2005年1月16日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待 保護者会を再結成 施設側の責任巡り、一時騒然 カリタスの家
会合には13人が参加した。複数の保護者によると、冒頭から施設側を擁護する意見が相次ぎ「現経営陣は総退陣すべきだ」といった施設運営に批判的な保護者に対して罵声を浴びせるなど、一時大混乱した。
2005年1月20日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待
「カリタスの家」保護者会、県に改善要望書
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、保護者会(岡崎務会長)は、同県に対し事態の早急な改善を求める要望書を提出した。
・・・一方、虐待問題が19日、県議会厚生環境委員会で取り上げられた。
日本自閉症協会のホームページ より
支援センターの設置と「カリタスの家」における事件報道について
表題の件が世間を騒がせており、当協会の掲示板でも多くのやりとりが行われています。事件については、全てのことが明らかとなっていないことから当協会として断定的なことを申し上げることはできませんが、事の重大さもありますので、当面の見解を申し上げます。
この件について当協会は次のように考えます。・・・
- 2005年2月22日の報道 -
それでも施設継続を嘆願せざるを得ない家族の胸の内
2005年2月22日 毎日新聞福岡都市圏版
障害者虐待:「ハレルヤ館」施設継続を 保護者ら、県に嘆願書 /福岡
知的障害者更生施設「カリタスの家」(頴田町)の虐待問題を受け、県が同施設の母体法人「かいたっくす」に運営委託している自閉症・発達障害支援センター「ハレルヤ館」の委託を取り消す方針を固めていることに対し、利用者の保護者らが21日、県を訪れ、現状のまま施設を継続するよう嘆願書を提出した。
<施設概要>
◆経営主体 社会福祉法人 かいたっくす
◆施設名 カリタスの家
施設長
開設当初から2003年春まで=原田芳枝
虐待発覚当時=原田秀樹 (原田芳江前施設長の長男)
※原田芳枝は虐待発覚当時は県運営の自閉症・発達障害支援センター「ハレルヤ館」のセンター長
<虐待発覚以前の資料より>
カリタス通信第6号 (平成12年 / 2000年 8月19日)
"自閉症の人達の療育方法は、さまざまですが、療育の基本は、「心」だと私は思います。"
カリタスジャパンの「委員会報告」 より
講演会『今、子どもの心が危ない』原田芳枝氏(福祉法人「福岡カリタスの家」、重度心身障害者自立の家「モニカの家」主宰者)
- 2004年11月27日の報道 -
"虐待が発覚した"
毎日新聞西部朝刊
食事に炭、顔に木酢液…知的障害者施設で虐待 法務局が立ち入り-福岡・頴田町-
福岡県頴田(かいた)町の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石七五三夫(なめらいししめお)理事長)が運営する知的障害者更生施設「カリタスの家」で、複数の職員が入所者に対して殴る、けるの暴行のほか、炭や唐辛子を食べさせるなどの虐待を繰り返していたことが毎日新聞の調べで分かった。
共同通信
福岡の障害者施設で虐待 法務局が立ち入り調査
原田施設長によると8月末ごろ、30代の男性職員が入所者に対し、木酢液をスプレーで鼻にかけたり、キャラメルの包み紙を「お菓子だ」と言って食べさせる虐待を行っているとの報告がほかの職員からあった。
毎日新聞:
入所者をサンドバッグ 福岡の更生施設
「『(入所者に)顔がいいか、腹がいいか』と言っては、ボクシンググローブで殴る職員もいた。
毎日新聞東京朝刊
虐待:更生施設の複数職員、知的障害者を3年間殴るける 入所者10人超に-福岡-
福岡法務局は26日、人権侵犯の可能性が高いとして、暴行や傷害容疑などでの刑事告発を視野に立ち入り調査に乗り出した。
毎日新聞西部夕刊
暴行職員5人以上「人間扱いせず」福岡の施設
インタビューに応じた複数の元入所者や元職員は「人間扱いしていなかった」と証言。陰惨な実態の数々を生々しく語った。
- 2004年11月28日の報道 -
RKB毎日放送
知的障害者に虐待?
福岡県頴田町にある知的障害者の更正施設で、職員が入所者に対して虐待を繰り返していた疑いが強まり、福岡法務局が立ち入り検査を行っていたことが分かりました。
九州読売新聞
頴田の障害者施設で入所者に紙食べさせる、木酢液かけた例も
この職員と五十歳代の男性職員が「体罰を加えている」との報告もあったが、二人とも「やっていない」と否定したという。
西日本新聞
知的障害者施設で虐待 法務局立ち入り 福岡・頴田町
虐待した職員は内部の懲罰委員会に諮られることになり依願退職した。
"虐待について「信じられない」と言っていた施設長、原田秀樹も熱湯のコーヒーを無理やり飲ませ大やけどを負わせていた。"
毎日新聞東京朝刊
福岡・障害者虐待:施設長も虐待 “熱湯”コーヒー飲ます
原田秀樹施設長(49)が昨年末、男性入所者に沸騰した湯でいれたコーヒーを無理やり3杯も飲ませ、口やのど、食道のヤケドで約1カ月の重傷を負わせていたことが分かった。
力ずくで無理やり3杯飲ませたという。
- 2004年11月29日の報道 -
九州読売新聞
頴田の更生施設で入所者に熱湯コーヒー~施設長飲ませやけど
その後、男性の口の周りが赤くはれ上がっていることに別の職員が気付き、病院に連れて行ったところ、口やのど、食道に一か月のやけどを負っていた。
"暴行、重傷を負わせて他の利用者にぬれぎぬを着せる"
毎日新聞西部朝刊
元職員、入所者にぬれぎぬ 福岡の更正施設
30代の男性元職員が退職前の02年、男性入所者の下半身を数回けり上げ、重傷を負わせていながら「同室の入所者による暴力が原因」と責任転嫁する虚偽の事故報告を、施設側にしていたことが分かった。
- 2004年11月30日の報道 -
毎日新聞
暴行職員5人以上「人間扱いせず」福岡の施設
"感染予防を怠った理由がこんな時だけ「身体拘束だけはしたくなかった」ってなんだそりゃ?施設長"
毎日新聞西部朝刊
福岡・カリタスの家、予防怠りB型肝炎感染
虐待問題に揺れる福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で、入所者がB型肝炎に感染し、劇症肝炎寸前に陥っていたことが分かった。
毎日新聞西部夕刊
福岡・障害者虐待 「カリタスの家」に県が立ち入り調査 虐待・感染の原因究明へ
次々と明るみに出る入所者への虐待やB型肝炎感染などの原因を究明し、今後、業務改善命令や役員の辞職勧告なども検討する。
毎日新聞東京夕刊
福岡・障害者虐待:「カリタスの家」に、県など立ち入り
- 2004年12月01日の報道 -
毎日新聞西部朝刊
「カリタスの家」7時間半も調査--県など
県や北九州、福岡両市による合同立ち入り調査は30日、約7時間半にわたって行われた。
九州読売新聞
頴田の障害者施設を県が立ち入り調査~虐待の有無把握へ
調査には福岡、北九州両市の職員も同行した。両市出身者が入所しており、現状を把握するのが目的。
- 2004年12月02日の報道 -
立場に乗じて利用者の預金流用、横領もやったましたってか?
毎日新聞西部朝刊
福岡・カリタスの家、入所者の預金流用で告訴へ ◇前施設長が900万円
原田芳枝常務理事(カリタスの家の前施設長)が97年、北九州市内の同法人運営の施設に入所していた女性の預金口座から、900万円を勝手に引き出し、カリタスの家の建設資金に流用していたことが分かった。
西日本新聞夕刊
入所者の預金流用 頴田町福祉法人 前施設長認める 900万円引き出す
原田常務理事はほかにも、この女性の口座から「関連施設を生涯利用する契約料」の名目で約三百五十万円を引き出しており、これの返済は「現在検討中」という。
毎日新聞東京朝刊
福岡・障害者虐待:入所女性の900万円流用、無断で建設資金に/理事を告訴へ
- 2004年12月04日の報道 -
"家族が積み立てた福祉基金も・・・"
毎日新聞西部朝刊
「カリタスの家」前施設長、福祉基金も解約し転用
原田芳枝前施設長が、関連施設の入所者の預金を流用していた問題で、保護者が入所者の将来のために積み立てている福祉基金が解約され、流用金900万円の返済に充てられていたことが分かった。
毎日新聞西部夕刊
「カリタスの家」運営法人に、小中生が「質問状」◇「なぜ虐待したの…幸せ願い寄付したのに」
「カリタスの家」をめぐる虐待問題にショックを受けた小中学生8人が4日、同施設を運営する社会福祉法人「かいたっくす」(同町)へ、虐待に至った経緯を問う内容の作文を郵送した。子どもたちは今夏、町内活動で得た収益金の一部を同施設に寄付しており、作文には「『幸せになって』と願いを込めた寄付金なのに、なぜ?」などの素朴な疑問や怒りなどが切々とつづられている。
- 2004年12月05日の報道 -
毎日新聞東京朝刊
カリタスの家・入所者預金流用:基金解約、流用金900万円返済に使う / 前施設長
毎日新聞西部朝刊
虐待、初の総合調査へ - 淑徳大
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」の虐待問題が明るみに出る中、社会問題化している児童、高齢者、障害者らへの虐待の背景分析と被害防止を目的に、淑徳大大学院(千葉市)の野田陽子教授(社会病理学)を中心とする研究グループが、本格的な調査に乗り出す。。
- 2004年12月09日の報道 -
"家族の弱みにとことんつけ込んだのか?当時の原田芳枝施設長"
毎日新聞西部朝刊
背景/中 カリタスの家、資金調達へ奔走
◇子供「人質」家族に強腰
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」の虐待問題の背景には、重度の障害をもつ子供を抱え、沈黙せざるを得ない家族の存在と、それを逆手にとった資金調達への奔走ぶりも見え隠れする。
「私は壊れそうです。娘も壊れそうです。助けて下さい」「(入所が許可され)母子心中しなくてすむ。娘を殺さなくてすむ」
"関係各方面の動きが盛んになってきた"
毎日新聞西部朝刊
頴田町の障害者施設虐待問題で県が特別監査
頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で、職員が入所者に紙を食べさせていたことなどが明らかになった問題で、県は九日午前、同施設に対し、社会福祉法に基づく特別監査に入った。
- 2004年12月10日の報道 -
九州読売新聞
頴田の施設虐待問題で北九州のNPOが県に正常化要望
頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で職員が入所者に紙を食べさせていたことなどが明らかになった問題で、北九州市のNPO法人「人権オンブズ福岡」(貞池和生代表)は一日、施設の正常化を求める要望書を県保健福祉部に提出した。
毎日新聞西部朝刊
福岡・カリタスの家、組織的虐待疑い 県が特別監査
福岡県は9日、組織的に行われた疑いがあるとして特別監査に乗り出した。関係者からの事情聴取や帳簿類などを確認、全容解明を急ぐ。県は先月30日、同施設を立ち入り調査したばかり。
北原守福岡県会議員(公明党)「議会レポート」
福岡県議会代表質問/公明が「カリタスの家」の暴行事件で追及 福岡県議会代表質問で
9日、公明党の新開昌彦議員は、嘉穂郡頴田町の知的障害者施設「カリタスの家」で暴行事件が発生したとされる問題を取り上げ、徹底した調査を急ぎ、再発防止に努めるよう質した。
- 2004年12月11日の報道 -
"行政の問題が目立ち始める。ここに来て新たな虐待の事実も・・・"
毎日新聞西部朝刊
背景/下 行政、ズサン対応
虐待問題が取り上げられた8日の県議会代表質問。「(虐待を)把握するまでに至っていません」という麻生渡知事の答弁に、虐待問題に関心を持って傍聴に訪れた男性は耳を疑った。「原田秀樹施設長自ら記者会見で虐待の事実を認め、謝罪しているのに……」
- 2004年12月15日~18日の報道 -
2004年12月15日 毎日新聞西部夕刊
県の対応に批判続々 県議会委員「調査能力に疑問」
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」の虐待問題が15日、福岡県議会厚生環境委員会で取り上げられ、県の対応に各委員から厳しい意見が相次いだ。
<中略>
これに対し、大城節子委員(公明党)は「保護者から、虐待の訴えが我々に寄せられている」としたうえで、苦情処理制度の無機能ぶりを指摘。堀宏行委員(緑友会・新風)らは「実態を把握する気があるのか」「担当者に調査能力があるのか疑問だ」などと追及した。
2004年12月18日毎日新聞西部朝刊
入所者を袋詰めし放置、数年前から恒常化
◇「パニック状態対処」別室に、夜通しも カリタスの家
虐待問題に揺れる福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で、20代の女性入所者がパニック状態になるたびに寝具用の袋に詰め込まれ、別室に数時間から一晩、放置されていたことが分かった。“袋詰め”は数年前から恒常的に行われており、多くの職員が疑問を感じながらも、パニック時の対処法が分からず黙認していた。
2004年12月18日 毎日新聞西部朝刊
自閉症者団体、県に防止策要請
・・・さらに、前施設長の原田芳枝氏が講演で「食事の時には全員がそろってから一緒に食べます。衝立(ついたて)で区切った、狭い所で1人で食べたり、作業したりするのはかわいそう」と語ったことを問題視。「自閉症を理解していたら、しないようなことを奨励している」としたうえで「騒々しい食堂で皆と一緒に食べることが苦手な人は多く、とてもつらいこと。それぞれの障害の特性を知って、それに見合った援助をしなくてはならないが『カリタスの家』が実行しているのか甚だ疑問」とした。
- 2004年12月19日~30日の報道 -
"「保護者会」再建への動き / 民主党、自閉症協会九州協議会も・・・"
2004年12月19日 毎日新聞西部朝刊
退所通告に備え結束 「保護者会」再建へ準備会
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、入所者らの家族が18日、2年前に解散した保護者会の再建に向け準備会(岡崎務代表)を発足させた。「施設にものを言えば、いつ追い出されるか分からない」との意見を踏まえ、施設から退所を迫られた場合「家族同士が結束し、施設に撤回させる」ことも決議した。
12月21日西日本新聞朝刊
「頴田町の知的障害者施設視察」民主党議員団
元職員による施設利用者への虐待が明らかになった頴田町の知的障害更生施設「カリタスの家」(原田秀樹施設長)を二十日、民主党の国会議員と地方議員ら計十五人が視察に訪れた。
実態を把握し、党として障害者虐待防止の政策を練ることが目的。視察を終えた中根康浩衆院議員は「職員の配置や業務内容などを聞いた。自治体の指導などで不十分な面もうかがえ、現状認識をさせてもらった」と述べた。
2004年12月21日 毎日新聞西部朝刊
障害者の虐待防止、議員ら立法へ動き-カリタスの家、民主党が実態調査
・・・具体策を検討するため、民主党の衆参議員や県議らが20日、「カリタスの家」を訪れ、虐待の実態について原田秀樹施設長らから聞き取り調査した。
2004年12月23日 毎日新聞西部朝刊
カリタスの家・虐待問題 福岡県へ改善要請-自閉症協会九州協議会-
福岡県頴田町の「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、自閉症児者の親らでつくる日本自閉症協会九州協議会(河野京次会長)が22日、福岡県へ実態の早期解明と改善を要請した。
・・・虐待に「怒りを禁じ得ず、利用者に不安と不快の念を抱かせている」とし「虐待実態の速やかな把握と改善」を訴えた。
日本自閉症協会の矢鋪(やしき)渉理事は「県の対応への不満が全国に広がりつつある。それを払しょくするためにも入所者の立場に立った指導力を発揮すべきだ」と話している。
2004年12月27日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待 内部調査報告で、暴力行為認める--カリタスの家
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題について、運営母体の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石(なめらいし)七五三夫( しめお )理事長)は26日、理事会を開き「暴力行為の一部が認められ、再発防止策をまとめる必要がある」との内部調査結果が報告された。
・・・一方、滑石理事長と原田常務理事は理事会の席上、引責辞任を表明し、次回理事会で承認される見通し。
2004年12月30日 毎日新聞西部朝刊
3年で22職員退職、入所者の状態把握に支障
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、6年前の同施設開設直後から職員が定着せず、過去3年間で22人が退職していることが分かった。直接入所者にかかわる職員は通常約20人で、3年間でほぼ全員が入れ替わった形。
- 2005年1月1日~13日の報道 -
"年が明け法務局、原田秀樹施設長と元職員を刑事告発へ"
2005年1月1日 毎日新聞
虐待:「カリタスの家」施設長らを告発へ 福岡法務局
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で職員らが入所者にやけどを負わせたり、暴行を加えるなどの虐待を繰り返していた問題で、福岡法務局は人権侵犯の疑いが極めて強いとして、原田秀樹施設長(49)と元職員の計2人を傷害容疑で捜査当局に刑事告発する方針を固めた。
2005年1月1日 毎日新聞西部朝刊
解説:福岡・障害者虐待 「カリタスの家」刑事告発へ
・・・近年、知的障害者への虐待が次々に発覚。逮捕者も出ているが、後を絶たないのは、指導すべき立場にある行政のチェック機能の欠落と「出ていけと言われたらほかに行くところがなく、沈黙せざるを得ない」という家族側の事情もある。
<中略>
今回の一連の虐待問題が契機となって、衆参国会議員らが「障害者虐待防止法」の議員立法を目指して協議を始めた。日本自閉症協会など多くの障害者支援団体も国や県に申し入れを行うなど、虐待防止に向けた動きが顕在化してきた。この動きに後押しされる形で「カリタスの家」の親たちは「勇気を出して、我々の声を施設運営に生かそう」と近く保護者会を結成する。
しかし、虐待の背景にある根本的な問題は、我が国の貧しい福祉制度だ。一昨年、支援費制度が導入され、入所者側は施設やサービスを選べるようになったが、肝心の施設の数は少なく、利用する側にとって何ら変わらないのが実情だ。虐待根絶を目指すため、親の「勇気」を必要としないシステム作りが早急に求められている。
2005年1月13日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待 虐待防止へ研修会開催、160人が参加
-県知的障害施設協
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題を受け、県知的障害施設協議会(田島茂会長)は12日、県内の施設の施設長ら約160人を緊急招集、虐待防止に向けて同県春日市内で研修会を開いた。
- 2005年1月16日~20日の報道 -
"「保護者会」、現経営陣擁護派との差はたった1票--が意味するモノ"
2005年1月16日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待 保護者会を再結成 施設側の責任巡り、一時騒然 カリタスの家
会合には13人が参加した。複数の保護者によると、冒頭から施設側を擁護する意見が相次ぎ「現経営陣は総退陣すべきだ」といった施設運営に批判的な保護者に対して罵声を浴びせるなど、一時大混乱した。
2005年1月20日 毎日新聞西部朝刊
福岡・障害者虐待
「カリタスの家」保護者会、県に改善要望書
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、保護者会(岡崎務会長)は、同県に対し事態の早急な改善を求める要望書を提出した。
・・・一方、虐待問題が19日、県議会厚生環境委員会で取り上げられた。
日本自閉症協会のホームページ より
支援センターの設置と「カリタスの家」における事件報道について
表題の件が世間を騒がせており、当協会の掲示板でも多くのやりとりが行われています。事件については、全てのことが明らかとなっていないことから当協会として断定的なことを申し上げることはできませんが、事の重大さもありますので、当面の見解を申し上げます。
この件について当協会は次のように考えます。・・・
- 2005年2月22日の報道 -
それでも施設継続を嘆願せざるを得ない家族の胸の内
2005年2月22日 毎日新聞福岡都市圏版
障害者虐待:「ハレルヤ館」施設継続を 保護者ら、県に嘆願書 /福岡
知的障害者更生施設「カリタスの家」(頴田町)の虐待問題を受け、県が同施設の母体法人「かいたっくす」に運営委託している自閉症・発達障害支援センター「ハレルヤ館」の委託を取り消す方針を固めていることに対し、利用者の保護者らが21日、県を訪れ、現状のまま施設を継続するよう嘆願書を提出した。
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