羽生結弦の興行には成功しかない…佐賀公演は5億円効果!プロ転向後も「推し活」の勢いやまず
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プロフィギュアスケーター、羽生結弦の興行が、ひとつの経済圏を築いている。 「羽生結弦経済圏」、と言ってもいいだろう。 大げさに思われる向きもあるかもしれないが、数字が示す事実である。 直近の一例を挙げれば、佐賀県は1月に開催された同県SAGAアリーナのアイスショー『RE_PRAY』で約5億円(4億8200万円)の波及効果があったと試算した。12日、14日の2日公演でこの数字、アリーナ開業以来最大の結果となった。 ノンフィクション作家で「羽生結弦」ウォッチャーの日野百草氏が、「羽生結弦経済圏」の凄さをレポートするーー。みんかぶプレミアム特集「推しの経済学」第2回。
羽生結弦の興行には成功しかない
フィギュアスケート、日ごろオリンピックや世界大会といった競技会やその放送以外で触れる機会のない方も多いかもしれないが、羽生結弦はプロフィギュアスケーターのアイスショーとしては異例の経済規模、欧米を中心とした歴史上のアイスショーと比較しても桁違いの成功を続けている。 桁違いの成功を続けている、と書いたが数字上も羽生結弦の興行は常に成功しかない。2022年7月19日のプロ転向後『PROLOGUE』『GIFT』『RE_PRAY』と単独公演すべて満席、その席は常にプラチナチケットとして争奪戦となり、ときに全国の映画館で上映されるライブニューイングすら席の入手が難しくなる。それも東京ドーム、さいたまスーパーアリーナ、横浜ぴあアリーナMM、宮城セキスイハイムスーパーアリーナ、フラット八戸、そしてSAGAアリーナと大規模な会場を、場所を問わず客席を埋めてしまう。 娯楽の多様化や経済事情の変化によってこうしたエンタメの興行が難しくなって久しい昨今、羽生結弦の興行には成功しかないという事実。会場の規模が変わっても、場所が変わっても関係ない、つまるところ羽生結弦という「コンテンツ」の価値そのものが認められ、実際に人とお金が動いているということになる。まさに羽生結弦という経済圏だ。
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