ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!

大歓迎のはずトランプ氏「ドル高」酷評 日本の「円安」批判論者は奇妙なダンマリ…いつものポジショントークか

麻生氏(右)は、トランプ氏と対面した=23日、ニューヨークのトランプタワー(AP=共同)
麻生氏(右)は、トランプ氏と対面した=23日、ニューヨークのトランプタワー(AP=共同)

先週の日曜日(28日)、番組イベント「飯田浩司のOK!Cozy up! 激論!横浜ベイサミット! in神奈川県民ホール」を無事開催しました。お越しいただいた方、誠にありがとうございました! 配信でごらんになった方もありがとうございました! 配信はアーカイブ視聴が可能ですので、興味ある方は番組ホームページ(https://www.1242.com/cozy/)のリンクから特設ページを参照ください。

さて、そのイベントでも話題となったのが、今秋の米大統領選です。現職のジョー・バイデン大統領なのか、ドナルド・トランプ前大統領の返り咲きか? わが国にとっては、安全保障にも経済にも関わる重要事です。

どちらに転んでも大丈夫なように、自民党の麻生太郎副総裁が先週23日、ニューヨークの「トランプタワー」を訪問し、トランプ氏と約1時間にわたって会談しました。岸田文雄政権の安保政策、特に防衛費増額などを説明し、トランプ氏も評価したと報じられています。

さて、トランプ氏は会談直前、ドル円相場が約34年ぶりの円安ドル高水準に進行したことについて、自身のSNS(トゥルース・ソーシャル)に次のように投稿しました。

「愚かな人々にとっては(ドル高は)聞こえがいいが、米企業がビジネスを失い、外国での工場建設を余儀なくされる」「(米国の製造業にとって)大惨事だ」「(こうした為替相場を)バイデン政権は放置している」

自国の通貨高が製造業には輸出の際に打撃となるのは、われわれ日本国民はトランプ氏以上に身に染みて知っています。1990年代後半やリーマンショック後、1ドル100円を大きく割り込む円高となり、日本の製造業は軒並み大打撃を受けました。

zakスペシャル