はじめに
先日Qiita Conferenceで「成功への道は直線ではない - 教科書には載っていないプロダクトマネジメント」というタイトルで、小城 久美子さん、飯沼 亜紀さんと基調講演をさせていただきました。
基調講演の中で印象に残ったお話があったので、記事としてまとめます。
アーカイブも公開されているので、ぜひご覧ください。
プロダクトマネジメントとは?
今回の基調講演の中でプロダクトマネジメントとは「プロダクトを成功に導く考え」というお話を小城さんにしてもらいました。
プロダクトマネジメントとは、プロダクトを成功に導く考えであり、これはプロダクト作りに関わる人であれば必ず必要になってくるものです。
つまり、プロダクトマネジメメントとは特定の誰かが行うロールなのではなく、チームや組織全体でそれが行えている「状態」に近いものである、と解釈しました。
プロダクトマネージャーの役割
基調講演の中で「プロダクトマネージャーの役割は、プロダクトマネジメントができている組織を作ることである」というお話がありました。
つまり、プロダクトマネージャーの役割は「プロダクトマネジメントをすること」ではなく「プロダクトマネジメントができる組織づくり」ということであり、プロダクトマネージャーのゴールとは、「プロダクトマネージャーがいなくてもプロダクトマネジメントが行えている状態」を作ることになります。
プロダクトマネージャーはスクラムマスターに似ている
プロダクトマネージャーの役割とは「プロダクトマネジメントを行うこと」ではなく「プロダクトマネジメントができる組織づくり」だと紹介しました。
これは、スクラムでいう「スクラムマスター」に近い役割だと感じます。
スクラムマスターの役割も「組織がスクラムを行える状態にすること」が役割であり、ゴールは「スクラムマスターが必要ない状態になること」であると言います。
このような共通点を通して、組織、チームとしてものづくりを行える状態を作ることの重要性、可能性を改めて感じました。
終わりに
僕自身も今回の基調講演までプロダクトマネージャーの役割は「プロダクトマネジメントをすること」だと考えていたので、今回のようなお話は目から鱗でした。
改めてプロダクトマネージャーを行っている身として、チームとしてプロダクトマネジメントが行える状態を目指していきたいと思いました。
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