エッチでリョナな小説家 菊池葵

エッチでリョナな官能小説を書いています。 死刑執行、殺人、自殺・・・ 斬首、絞首、銃殺、刺殺、薬殺・・・

リョナな官能小説を書いています。

処刑、殺人、自殺・・・
斬首、絞首、銃殺、刺殺、薬殺・・・


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アルファポリスの基準に引っかかりそうな小説はこちらへ。
アルファポリスさんは還元収入があるけど、官能シーンのみだと削除されることもあるので。

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リョナ小説(流血・グロ・処刑・死)


二人の女死刑囚が牢で出会い愛し合い鮮血とともに散る物語(有料販売 無料体験版)
厳罰化が進み、人を死なせた人は原則として死刑に処される時代に。
ちょっとした万引きのつもりが強盗殺人犯になった春菜。
飲酒運転で死亡事故を起こした岬。
二人は同じ日に死刑判決を受け、同じ牢に収容され、最期の夜に激しく愛し合います。
そして、ともに処刑室へ連れて行かれ、首を刎ねられ鮮血を飛び散らせ罪を償う姿を描いたリョナ系官能小説です




新人看守の俺、篠原誠は初めて死刑執行の任務を与えられた。剣道で鍛えたこの手で首を斬ることになるのは死刑囚の水野恭子。スマホを見ながらの運転で死亡事故を起こした32歳の女性である。水野は刑務所に収容される時に男性経験の有無を問われ、無いと回答した。処女は処刑できない規則があるため、執行の前に俺は死刑囚と性行為をし、そして首を斬る。



江戸時代、禁じられている耶蘇教(キリスト教)の信仰を密かに守る村があった。農家の娘、楓と村役人の武士、大谷慎之介もともに神を信じている。信仰が発覚すれば死罪は免れない。
しかし、楓は不注意にも十字架を街道に落とし、行商人がそれを拾い奉行所に届け出て信仰が発覚してしまう。村人を集め、誰の十字架かと問いつめる御奉行様。このままでは村の家すべてが調べられ、あちこちで十字架やマリア像が見つかり多くの村人が死罪になってしまう。楓は意を決し、十字架の持ち主は自分だと名乗り出る。
捕らえられた楓は御奉行様から磔刑を言い渡される。楓の身体に槍を突くのは想い人の慎之介。地下牢の中で二人は自分の想いを打ち明ける。そして、楓の願いで二人は口づけをし、身体を重ね合う。
翌朝、最期の日を迎えた楓は刑場で十字架に縛り付けられ、慎之介の槍に貫かれ絶命。


あの子のもとへ~生活苦から我が子を殺した母親の死刑執行

生活苦から生後間もない我が子を殺し自らも首を吊って命を断とうとした大塚早苗。自殺は未遂に終わり殺人罪で逮捕され、言い渡された判決は死刑。ついに執行の日を迎え処刑室に連れて行かれた早苗はギロチン台にかけられ刃が落とされ血飛沫の中で絶命します。


男女の官能小説(流血グロ表現なし)



恥ずかしいんですけど、わたし男の子のおちんぽ好きなんです。
エッチなチャットで見せてもらっています。
この前知り合った子がお気に入りで、毎日のようにLINEでオナ見せてもらって、わたしも触っちゃいます。
今は仕事帰りの電車の中。
なのに我慢できず車内のトイレでおねだりしちゃいます。
ぷっくり膨らんだ綺麗なおチンポをオカズにわたしも・・・



男子大学生夜のの日課は画像投稿チャットでのオナニー動画の公開。
見てもらうことが快感で、チンポをシコシコしている姿をスマホで撮ってアップロード。
普段は僕が一方的に見せるだけ。
見に来る女が本当に女かどうかも怪しい。
でもスマホをチンポに向けてシコシコすると見られているようで、普通にやるより全然イイ。
いつものように部屋を開き、38歳の女性がご入室。
パンツを脱ぎまだ小さいチンポを見せると女性は太ももの写真をお返しにアップしてくれた。
ネットで拾ったものかもしれない。
でも、そんなことはあえて考えないことにしている。
僕は目の前で見てもらっている妄想をしながら握り動かし射精に至る。
果てて満足していると、女性はなんと顔写真をアップ。
そして、なんと「直接見たい」と。
どこに住んでいるか聞くと電車で30分の街で、目の前でオナニーを見せる約束をして駅前で待ち合わせをした。
待ち合わせ場所にいたのは写真通りの女性。
二人は喫茶店に入り、俺はチャットでいつもチンポ見せて興奮していることを告白。
彼女もチンポをオカズにしていて、気に入った男の子を食べちゃったこともあると。
そして僕たちは緊張しながらラブホへ・・・・


百合小説(流血グロ表現なし)

「先輩! 青色申告とか教えてください 女子大生ウーバー配達員確定申告奮闘記 所得税編」シリーズ

憧れの本庄先輩にお近づきになるため、ウーバーの配達を始めた女子大生の私。
でも、同じ仕事をしていても同僚って感じにはなれず、すれ違うだけの日々。

そんなある日、ウーバーからメールが届きます。
配達報酬は給与ではなく報酬とか、配達員は個人事業主になるとか、確定申告が必要になるとか。
アルバイトのつもりで仕事していたのに確定申告しろって言われても、税金のことなんか全然分かりません。
大学の図書館で税法の本を広げてもまったく意味不明。

そんな時、本庄先輩に声をかけられます。
確定申告について教えてもらえることになり、ドキドキしながら先輩のマンションへ。
税金について、青色申告について、帳簿について教えてもらいます。

でも、それだけじゃなくて、いろんなことを・・・
あぅぅ!
そんなとこ触っちゃダメですぅ!





ボーイズラブ小説(流血グロ表現なし)


男の娘風俗店で働く僕 初めてのお客様は親友の拓也でした

僕は高校の頃からおチンポに興奮しちゃう男の子で、体育の授業の前後の着替えはドキドキの時間でした。
特に水泳の授業の日はサイコー。
だけど、大学に入ると体育の授業はなくなり、ネットで見ず知らずのチンポを探してはオカズにする日々。
そんな中、男の娘風俗店の求人広告を見つけ応募する僕。
面接に合格し初出勤の日を迎え、初めてのお客様はなんと親友の拓也!
個室に入りお互いのチンポを撫で合い、おフェラされて果てた僕のアナルに拓也の肉棒が迫ってきます。





その他


寒い時期になると温かい飲み物が恋しくなります。
緑茶、玄米茶、コーヒー、そして紅茶。
ティーパックじゃなく、ちゃんとした茶葉で紅茶を淹れることを最近覚えたので、そのやり方を紹介します。












初のkindle出版に向け、現在執筆中です。
仮題「高速道路のパーキングエリアでトイレに間に合いませんでした 憧れの先輩に見られて恥ずかしすぎて死にたくて、でも生まれて一番気持ちいいおしっこでした」

映画「娼年」で、男性の前でお漏らししてエクスタシーに達する女性のシーンが印象的で、それに影響されました。
新人女性社員が憧れの先輩と取引先に出張。
帰りの高速道路は渋滞。
トイレを我慢しているが、ようやくたどり着いたパーキングエリアは満車でそのまま出ることに。
次のパーキングエリアまで必死に我慢していましたが、車を降りレストランの前を通り過ぎ、トイレに入る直前で決壊してしまい・・・

大勢の人に見られながら。
一番見られたくない先輩にも。

恥ずかしさと、すべてを解き放つ快感とで頭はいっぱいになって。
そんなわたしの顔を先輩は「すっごく可愛い」って言うのです。

「先輩! 青色申告とか教えてください 女子大生ウーバー配達員確定申告奮闘記 所得税編」




完結しました。

ウーバーの配達を始めた女子大生の叶音(カノン)。
自営業者として確定申告が必要だとウーバーから案内メールを受け取るが、税金のことなんかまったく分かりません。

図書館で税金を本を前にし呆然としていると、憧れの本庄先輩に声を掛けられます。
本庄先輩は税金について詳しいようで、わたしに教えてくれるそうです。

本庄先輩に教えてもらいながら青色申告の手続きをし、帳簿を作り、申告書を書く叶音。
本庄先輩の狙いは・・・



【キーワード】
官能小説 エロ小説 百合小説 レズビアン 確定申告 青色申告 簡易帳簿 所得税 家内労働者等の必要経費の特例 ウーバーイーツ Uber Eats 

作品中の参照リンク

5-1
国税庁Webサイト「所得税基本通達の制定について」の一部改正について(法令解釈通達)」


6-1
国税庁WEBサイト「家内労働者等の必要経費の特例」

7-1
国税庁WEBサイト「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」

7-2
国税庁WEBサイト「所得税の青色申告承認申請手続」

12-1

12-2

15-1
国税庁WEBサイト「確定申告書等の様式・手引き等(令和5年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告分)」

15-2
国税庁WEBサイト「所得税青色申告決算書(一般用)【令和5年分以降用】(PDF/2,031KB)」













先輩!教えてくださいシリーズ ポータルページ


「先輩! 青色申告とか教えてください 女子大生ウーバー配達員確定申告奮闘記 所得税編」
(アルファポリスで連載中)


「先輩! インボイスとか教えてください 女子大生ウーバー配達員確定申告奮闘記 消費税編」
(次回執筆予定)



リンク先一覧「先輩! 青色申告とか教えてください 女子大生ウーバー配達員確定申告奮闘記 所得税編」


派生作品

先輩の指は今頃きっと・・・ 迫って来た先輩を拒んだことを後悔しながらオナニー【先輩!シリーズ派生作品】

本編9話官能シーン

あのまま先輩を受け入れていたら、先輩の指はきっと・・・
憧れの本庄先輩のマンションに招かれ、いきなり迫られて怖くて逃げてしまった私。
自宅のベッドで想像します。
あのまま先輩を受け入れていたらどうなったんだろうって。
想像しながら自分の指を大事なところにクチュクチュ・・・


先輩の手は胸にも、あそこにも【先輩!シリーズ派生作品】

本編13話官能シーン

憧れていた本庄先輩に迫られ、怖くなって拒んだ私。
でも、その夜、ベッドで先輩のことを想いながら自分のあそこをクチュクチュ触っちゃいました。
敷いたバスタオルがびっしょりになるまで。

翌日、公園で先輩に会い、先輩のマンションを再び訪れます。
あくまで青色申告について教えてもらうために。

青色申告申請書を書き終えた私は、先輩にマッサージをおねだりします。
書類書きは慣れてなくて肩こったんです。

先輩の指は肩や腰へ。
気持いいんだけど、そうじゃなくて。

思い切って私から求めてしまいました。
「昨日みたいに逃げないから・・・ だから先輩が触りたいところ・・・」
「いいの? 叶音さん」
「はい・・・」

うなじに柔らかくて温かい感触が
ちゅぅ
「んんっ」
ほっぺにも、
ちゅっ

振り向こうとすると唇にも
ちゅぅぅ・・・

あぁ、先輩とのキス!
ドキドキして、まだちょっと抵抗あるけど、先輩は2度目の
ちゅぅぅぅ
「叶音さん、もう止まらないわ」
「んっ 先輩・・・」











有料DL小説「二人の女死刑囚が牢で出会い愛し合い鮮血とともに散る物語」が発表してもうすぐ1か月。
21人の方に買って頂きました。
ありがとうございます。

無料体験版






リョナ小説

二人の女死刑囚が牢で出会い愛し合い鮮血とともに散る物語

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体験版「二人の女死刑囚が牢で出会い愛し合い鮮血とともに散る物語」

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【内容紹介】

厳罰化が進み、人を死なせた人は原則として死刑に処される時代に。
ちょっとした万引きのつもりが強盗殺人犯になった春菜。
飲酒運転で死亡事故を起こした岬。
二人は同じ日に死刑判決を受け、同じ牢に収容され、最期の夜に激しく愛し合います。
そして、ともに処刑室へ連れて行かれ、首を刎ねられ鮮血を飛び散らせ罪を償う姿を描いたリョナ系官能小説です


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1話 女子大生に死刑判決

「主文、秋本春菜を強盗殺人の罪で死刑に処す」

刑務所へ向かう車の中で、裁判長の言葉が頭の中で何度も繰り返されます。

(ほんの出来心だったのに・・・)

わずか19歳で死刑になることが決まった私は、両手に手錠をかけられ震えています。
隣には無表情な男性警官が私を監視しています。
私の人生の終焉の地となる東京中央刑務所へ車は走ります。

殺人・・・
そんな罪を犯すつもりはまったくありませんでした。
私がやった犯罪は万引きです。
大学帰りにスーパーでほんの100円や200円のガムやチョコをポケットに入れてはこっそりと出る。
そんなことを繰り返していました。
お小遣いが足りなかったわけではありません。
スリルが快感だったのです。
試験勉強で疲れていた私にとって数少ないストレス発散でした。

いつの間にか、私は店員にマークされていたようです。
缶ジュースをこっそりとバッグに入れて店を出た私は店員に呼び止められました。
「すみません、事務所までお願いします」

見つかったと思い焦る私。
走りだそうとすると店員に腕を掴まれました。
捕まったら大学は退学。
親に何て言われるか。

私は店員から逃れようと必死で手を振り払いました。
店員の手から離れ逃げだそうとしたら
ゴンッ! キュュュュュ!
振り向くと、トラックにはねられ血まみれの店員がいました。

立ちつくす私は駆けつけた警官に逮捕されました。
罪状は強盗殺人。
裁判はわずか1日の審理で終わり、死刑を言い渡されました。

車は東京中央刑務所に着きます。
私は手錠をかけられたまま看守に腕を掴まれ車から引きずり出されます。

ここには関東地方で罪を犯した死刑囚が集められ、毎日死刑が執行されているとテレビで見たことがあります。
敷地内の煙突から白い煙が出ています。
死刑囚が火葬される煙です。

看守や警官に囲まれたまま、私は刑務所へ入ります。


2話 牢での出会い

刑務所に入るとまず囚人服に着替えさせられます。
「586番、秋本春菜。刑の執行までここでおとなしくするように」
看守は淡々と私に命じます。

囚人服の胸のところには「586」の番号が縫いつけられています。
そして、また手錠をかけられ腕を掴まれ廊下を進みます。
廊下の両側に牢が並んでいて、囚人たちが座っていたり本を読んだりしています。

「ここだ」
放り込まれるように牢に入れられます。
そこには女性が一人座っていました。
私と同じ囚人服を来た女性が。

「よろしくね」
微笑みながら私に語りかけてくれます。

「よ、よろしくお願いします」
初めて見る刑務所の中の様子に戸惑い、突きつけられた死刑という言葉に怯える私と違い、その女性は落ちついた様子でした。

(ここに長くいるのでしょうか)

私も牢の隅に座り何分か無言が続いていると、廊下の先から女の叫び声が聞こえます。

「やめて! お願いします! もう二度としませんから・・・」

看守は容赦なくその女囚人の腕を引き、私たちの牢の前を通ります。
女囚人の胸には「573」の数字が縫いつけられています。

女囚人は抵抗するのを諦めたのか、力なく腕を引かれ、廊下の先に消えていきます。

「あれ、何でしょうか」
隣に座る女性に声をかけると、
「執行よ。ああやって連れて行かれるの」
「執行って・・・」
「死刑執行。この刑務所にいる囚人は全員死刑囚よ」
「全員って・・・ じゃあ、あなたも?」
「えぇ。私も今日、死刑判決を受けてここに来たの」

(この人も私と同じ死刑囚。しかも、同じ日に死刑判決を受けてこの牢に)
意外な答えに驚きながら、

「遠藤岬。殺人犯よ」


3話 お互いの罪

「遠藤岬。殺人犯よ」

衝撃的な自己紹介に驚く私。
でも、ここは刑務所。
しかも、死刑囚が集められる東京中央刑務所。
よく考えれば当たり前の話なのでしょう。
それに、私の罪名も同じです。

「秋本春菜です。私も殺人罪で・・・」

殺すつもりなんてまったく無かったのに、と弁解する前に岬さんは
「事故かしら」
「はい。いや、えっと、わざと殺したわけじゃなくて・・・」
「やっぱり。殺しをするように見えなかったから」

(優しそうな人)
岬さんになら私の気持ちを分かってもらえそうな気がして、
「私、万引きしたんです。試験勉強とかつらくて。いけないことって分かっていてもドキドキして」

岬さんは優しい表情で私の話を聞いてくれます。

「何度もやりました。成功すると気持ちよくて。でも、ついに見つかったんです。店員に捕まりそうになって、必死に逃げようと暴れて・・・」
思い出すと涙が溢れてきます。
「気がついたら店員さん、トラックにはねられて死んでいました。わたし、強盗殺人罪って言われて・・・ 裁判で死刑になりました」

「そう・・・」
岬さんは肩が触れ合うくらいに近くに座ります。
「試験勉強がつらいって言ったわね。じゃあ、高校生?」
「いえ、大学1年です。19歳です。」

未成年であれば刑は考慮されたかもしれないが、19歳は立派な成人。
大人と同じように裁かれます。

「そっかぁ。まだ19なのにね」
気の毒そうに私の話を聞いてくれますが、岬さんも私と同じ死刑囚。
どのような罪で死刑になったのか気になって、

「岬さんは、どんな罪で・・・?」
「殺人よ。人を殺したの」
「わざと、ですか」
「飲酒運転で事故を起こしたの」
「事故・・・」
「飲み会の帰りに運転代行が見つからなくてね。家まで車で帰ったの。家までもうすぐって所で散歩中のおばあさんをはねてしまって」
「その人は・・・」
「病院に運ばれて、そのまま亡くなったわ」

(亡くなったおばあさんは可哀想だけど、それで死刑だなんて)
「そんなぁ 岬さんは殺人なんかじゃ」
「いいえ、私は人殺し」

岬さんの表情は落ちついています。
覚悟できているのでしょうか。
あるいは、諦めたような顔にも見えます。

「罪は償わないといけないわ」

岬さんは一瞬だけ悲痛な顔を見せただけで、微笑みの顔に戻ります。


4話 迫る死

看守の靴音がコツコツと廊下に響きます。
それ以外の物音はピタリと止み、緊張感が伝わります。

女看守は私たちの牢の前を通り過ぎ、ガチャリと鍵が開く音がします。
「574番、575番、出なさい」
二人の囚人は手錠を鎖でつながれ、ジャラジャラと音を立てながら看守に腕を引かれ私たちの牢の前を歩いていきます。
「グズンッ・・・ グズンッ・・・」
一人は涙を流しながら、もう一人は暗い表情でうつむきながら、重たい足取りで廊下の先へ。

「あの人たちも死刑・・・なんですね」
おそるおそる岬さんに尋ねます。

「そうよ」
岬さんはそっと手を合わせて見送ります。

「私もいつか、あんなふうに・・・」
看守に連れて行かれる自分を想像します。

「たぶん、3日後ね」
「えっ?」

岬さんの言葉の意味が分からず、
「3日後って、どういうことですか」
「私たちの死刑執行よ」
「そんなにすぐ、なんですか」

夕日が射し込む小窓を岬さんは見ます。
「今日の執行はさっきの2人で終わりと思うわ。574番、575番。明日は576番から579番まで。一日の執行は基本的に4人なの。火葬炉は一つだけだから。執行は囚人番号の順。明後日は580番から583番。次の日は584番と・・・」

岬さんは自らの胸のところに縫いつけられた囚人番号「585」を指さし、
「585番、そして586番・・・」

私はもう一度、自分の囚人番号を確認します。
胸には「586」の数字が縫いつけられています。
5話 執行の方法

死刑はまだ何年も先だと思っていました。
それが、自分の命があとわずか3日だなんて。

私は震える声で
「岬さん、詳しいんですね」
「そうね。私、ここに5年いたから」
「えっ、でも岬さんも今日、死刑判決を受けたって・・・」
「事故を起こすまではここの看守だったの」
「岬さんが・・・ 看守・・・」

私を囚人服に着替えさせたり死刑囚を連れて行った看守を思い出します。
もし事故が無ければ、あの看守は岬さんになったのでしょうか。
そして、私を連れて行き死刑に処す岬さんを想像します。

「岬さんもやったことあるんですか」
「なにを?」
「そのぉ・・・ 死刑の仕事を・・・」
「あるわよ。何度も」

何でもないことのように言う岬さん。

「今は斬首によって執行するの」
その言葉に私は青ざめます。

岬さんは寂しげな表情で、
「首を斬ると血がいっぱい出るわ。その血が罪を洗い流すの。それが償い・・・」


6話 初めての夜

また看守の靴音が廊下に響きます。
私はビクッっと身体が震え緊張すると、
「大丈夫よ、もう今日の執行は終わったわ。きっと夕食を配りに来たのよ」

看守は各牢の差出口に食事を入れます。
私たちの牢にも2人分の夕食が配られました。

3日後に死ぬと思うと食欲が出ません。
ゆっくり箸を動かし数粒のご飯を口に運ぶだけです。
でも、岬さんは普通に食事し、食器は空になりました。

(何度も処刑の仕事をすると怖くなくなるのかな)

消灯時間を迎え、岬さんが布団を敷いてくれます。
布団は各牢に一つ。
二人は同じ布団に入ります。

「おやすみなさい」

30分くらいで岬さんのスヤスヤ寝息が聞こえてきます。
私は3日後のことを思うと眠ることができません。

岬さんの様子から恐怖は感じられません。
淡々と残されたわずかな日を過ごしています。
罪を償う覚悟ができた人はこのように振る舞うのでしょうか。


7話 覚悟

翌日、ほとんど眠れないまま朝を迎えました。
さすがにお腹が減ったので朝食は食べる私。

「春菜さん、あまり眠れなかったようね」
岬さんは私の顔を見つめます。

「はい・・・ 岬さんはもう覚悟ができているんですか」
「覚悟?」
「死ぬ覚悟です。死刑になって罪を償う覚悟」
「そうね」
岬さんはどこか遠くを見るように、
「私は看守として何十人もの罪人の首を斬り落としたわ。死刑は一瞬。痛みはないわ」

しかし、岬さんの唇はわずかに震えています。
「斬首台に首を委ねれば一瞬で終わるの。ここの看守は優秀よ。じっとしていればしくじることは無いわ」
まるで自分に言い聞かせるように、
「痛みを感じる前に死ねるわ。それで罪を償うの。すべてが終わるの・・・」

岬さんの瞳が潤んでいます。
何と声をかけようか迷っていると看守の靴音が聞こえてきます。
少しずつ大きくなる靴音。
私たちの牢の手前で立ち止まったようで、ガチャリと鍵が開く音がします。
「576番、出なさい」
「嫌っ! 死にたくない! お願い助けて!!」
女死刑囚の悲鳴が響きます。
それでも看守の手で無理矢理連れて行かれていく様子が聞こえます。
「あぁっぁ まだ死にたくない お願い! いっぱい反省してるから!」
最期の叫びは廊下の奥へ消えていきます。

たぶん、さっきの死刑囚は私と同じくらいの歳の子です。
声を聞いてそう感じます。

何の罪を犯したのでしょう。
死刑になるということは、誰かを死なせてしまったのでしょう。
岬さんも悲痛な表情を浮かべながら叫び声を聞いています。

牢の中で私たちはじっと過ごしています。
数時間後、577番と578番が私たちの牢の前を看守の後について歩いていきます。
二人とも顔をこわばらせ、覚悟を決めたような姿でした。

579番は中年の女性です。
私の母と同じくらいの歳に見えます。
観念したのか、静かに涙を流しながら看守に腕を引かれます。


8話 見送る日々

刑務所に収容されて2日目の夜は前日の寝不足からかすぐに眠れました。

隣で寝ていた岬さんも起きて、
「おはようございます」
「おはよう、春菜さん」

岬さんの表情は昨日より固いです。
看守としてではなく、死刑囚として死にゆく者の姿を何人も見て、死の実感が湧いたのでしょうか。
看守が配膳台を押して朝食を配ります。
差出口に置かれた朝食を二人はゆっくりと口に運びます。

そして、今日も償いの日を迎えた罪人たちが連れて行かれます。
580番は30歳くらいの女性。
ふらつく足で看守に支えられながら死への道を進みます。

581番と582番は若い女性です。
互いに「ごめんなさい、わたしのせいで」「いいえ、悪いのは私よ」などと言いながら処刑場に臨みます。
きっと友達同士だったのでしょう。

昼食の後、583番は抵抗しながら引きずられていきます。
そこに必死さはありません。
きっと自ら刑を受け入れるのが怖いのでしょう。

私と岬さんは目の前の死刑囚に手を合わて見送ります。
連れて行かれる死刑囚の胸の番号と自分の番号を見比べながら。

窓から見える空は暗くなり、夕食が差し出されます。

「明日、ですね」
ささやくような小声で語りかける私。
明日の朝には584番が連れて行かれるでしょう。
その次は585番の岬さん、そして586番の私。

「えぇ」
岬さんはゆっくりと箸を動かしながら、
「この生活も明日で終わり」

刑務所での生活は明日で終わり。
つまり、私の命も明日で終わります。
岬さんの命も。

「わたし、ちゃんと罪を償えるかな」
死ぬならせめて立派に罪を償って死にたいです。
無理矢理連れて行かれて首を落とされるのではなく、覚悟を決めて首を・・・ 命を差し出したいです。
それが人を殺してしまった償いだと思います。

「そうね、私も元看守として恥ずかしくない死に方をしないとね」


9話 最期の夜

消灯時間になり、布団を敷いて二人は横になります。
女同士とはいえ一つの布団に赤の他人と寝ることに最初は抵抗がありましたが、今では岬さんの隣で寝れてよかったと思います。
もし一人だけの牢だったらどんなに怖かったことか。

昨日までは岬さんに背を向けて寝ていた私ですが、今夜はお互いに向き合っています。

明日のことを考えます。
看守が来たらおとなしく両手を差し出そうと。
そして、自分の足でしっかり歩こうと。
処刑場まで。

二人一緒に連れて行かれた死刑囚を思い出します。
私も岬さんと一緒に連れていかれるのかな。

岬さんの囚人服の胸には囚人番号「585」が縫いつけられています。
私の胸には「586」が。

静かに目を閉じている岬さんをじっと見つめます。
この白い首が斬られて、死ぬ。
私はその姿を見ることになるのでしょうか。
そして私の首も。

想像すると怖くてで息が荒くなります。
(こんなこと考えるのやめよう。私も早く寝よう)
ぎゅっと目を閉じると、
「春菜さん、眠れないのね」
「ごめんなさい、起こしてしまいましたか」
「いいえ、私も眠れなかったの」

暗い牢の中でよく見えないけど、岬さんは優しく私を見つめているような気がします。

「明日のことを考えてました」
自分がどんな最期を迎えるか。
そのことで頭がいっぱいです。

看守だった岬さんなら知っていると思い、
「首って、どうやって斬るのですか。刀ですか」
時代劇で見た打ち首のシーンを想像していましたが、
「私たちの罪なら斧よ。丸太の斬首台に首を乗せて」
「本当に痛くないのですか。斬られても意識はすぐには・・・」
「そうね」
岬さんは少し考えて、
「斬首刑は一瞬で意識を失うって言われているけど、何秒かは生きているかも。声は出せないけど、何か言おうとしている人はいたわ。口が痙攣しているだけって言う人もいるけど、目を見るとそうじゃない気がするの」

何秒かはすっごく痛いのかな。
そう思っていると「私たちの罪なら」って言葉が気になって、
「罪によって斬り方は変わるのですか」
「悪質な犯罪者はナイフで斬ることもあるわ。大きな苦痛を受けることも刑だとされているの」
「ナイフ・・・ 時間かかりそうですね」
「えぇ、下手な看守がやると10分かかることもあるわ」

10分も痛みに耐えないといけないなんて。
恐ろしい刑に震えていると、
「私なら1分でできるわ」
「岬さんもやったことあるんですか。ナイフで」
「何度かあるわ。連続殺人とか保険金殺人とか」
そう言いながら私の顔に岬さんの手が伸び、耳の下を指で撫でます。
「ここが頸動脈。ここを一気に切り裂くの。血がいっぱい出るわ」

首筋を触れられながらごくりと唾を飲む私。
「痛そうですね」
「えぇ、とっても痛がるわ。それでも心を鬼にして斬るの。余計な苦しみを与えないことが私の役目。そう自分に言い聞かせながら」

震える私を岬さんはぎゅっと抱きしめます。
「あぁっ」
「大丈夫よ、斧での斬首は一瞬。すぐに楽になるから」

グズンッ・・・ グズンッ・・・
一瞬ですぐに楽になる。
岬さんは私を安心させようと言ってくれているのは分かっています。
何分も時間をかけて首を斬られる残酷な刑に比べれば自分の刑はまだ軽いということも。
これが私の償いだということも。
でも、斧で首を斬り落とされて血を噴き出しながら死ぬ自分を想像すると怖くて震えて涙が止まらないです。

「春菜さん、私、看守の時はこうやって死刑囚の心を落ち着けさせていたわ」
「岬さん・・・」
どういう意味か分からずにいると岬さんの顔は近づいてきて、唇に
ちゅぅぅ
柔らかい感触にゾクっとします。

「岬さんっ、なにを?」
「せめて最期に気持ちいいことすればこの世への未練も軽くなるかなって」

ちゅぅ ちゅぅぅ ちゅぅぅちゅくちゅく

激しいキスに抵抗することも忘れ、されるがままの私。
岬さんの舌はほっぺを這い首筋へ。
ぺろっ ぺろぺろ
「あぁんっ んんっ」
ゾクゾク身体が震えます。


10話 岬さんはささやきます 
「死、それは償い、それは赦し」

岬さんの舌がぺろぺろと首筋を舐めまわします。
「あぅぅ んっ んっ」
喘ぎ声が見回りの看守に届かないよう口を押さえ、
「だめですっ。岬さん。んんっ・・・ 声が出ちゃいます」

そんな私の言葉を無視し、岬さんはうなじを舐めながら、
「ここを斬られるの」
舌の動きは骨の位置を確認するかのように念入りにぺろぺろ。

「はぁ・・・はぁはぁ・・・」
どうしてでしょう。
恋人でもない人にこんなことされて気持ち悪いのは最初の一瞬だけでした。
どうしてでしょう。
首を斬られるなんて言われて、それが待ち遠しく思うのは。

今の私は岬さんの舌の艶めかしい感触に意識を集中させています。

舌は右の耳たぶをぺろぺろ・・・ ぱくっ
「んんっ」
こんな優しい愛撫は初めてです。
元カレとの経験はありますが、まったく違います。

今度は耳たぶの裏を舌は這い、右耳の下のさっき指で触れられた頸動脈のところをぺろぺろされます。
「あぁ はぁぁんっ」
「感じるわ。春菜ちゃんの命の音」

自分でも心臓がバクバクしているのが分かります。
「この頸動脈はね、心臓から脳へ血を送る大事な血管なの」
「は、はい・・・」
「左にもあるわ」

岬さんに仰向けに寝かされ、左耳の下に
ちゅぅ ぺろぺろ

「斧は一瞬で頸椎を断ち切り、頸動脈と気道、食道を切り裂くの。首は身体から離れ血が噴水のように噴き出すわ」

その言葉は恐怖そのもののはずなのに、耳元でささやく岬さんの言葉になぜかうっとりしています。

岬さんの手は囚人服のボタンを一つまた一つ外します。
舌は肩から胸へ、
「脳は数秒で機能を停止するわ。でもね、身体はすぐには死なないの」

左の乳房を登るように舌は這い、乳首をぺろっ
「あぁんっ」
「首を落とされても心臓はしばらく動き続けるわ。鼓動のたびに斬られた首から血がぴゅくぴゅくと溢れ出るの。もう脳に届くことはないのにね」

岬さんは顔を左胸に押し当てます。
心音を聞くように。

「じゃあ、血がいっぱい出るんですね」
「えぇ、身体じゅうの血が流れ出て、まるで真っ赤なバラが咲くよう床に広がるの。その血で罪は洗い流されるわ」
「私の罪・・・ 許してもらえるんですか」
「やがてあなたの心臓は鼓動を終えるわ。それが死。それが償い。罪を償った人を神様は赦してくれるわ。そして天国に迎えられるの」
「はい・・・」

明日の斬首刑がなんだか甘美なものに感じられます。
(そっかぁ。こうやって罪人に死刑を受け入れさせるのですね)
言いくるめられたような気もするけど、でも岬さんにならすべてを委ねてもいいような気がします。
身体も。
命も。


11話 最期の快楽

「しっかり罪を償うために血がいっぱい出る方法教えてあげる」
「えっ・・・」
肩を撫でていた岬さんの手は背中から腰へ、お尻へ。
「あぁ・・・」
ズボン越しに股間をスリスリ撫で、
「んんっ」
喘ぎ声を我慢する私。

「春菜さん、もう湿ってるね」
「な、なにをするんですか」
「こうすると血圧上がるの」

岬さんの手がズボンの中に入ってきます。
パンツの中にまで。
「うぅぅだめぇ」
ぬるぬるの茂みを撫でられ、初めて自分が濡れていることに気づきます。
「あぁ はぁはぁ」

逮捕されてから1ヶ月くらい自分で触れることもできなかった場所に岬さんの指は容赦なく伸びてきます。
茂みから突起へ。
「ひゃんんっぐぅぅ」
私は声を我慢するのに精一杯で抵抗できません。
されるがままに撫でられます。

指はくちゅくちゅ音をたてながら割れ目をなぞります。
私はじっと身体を震わせ、唇をぎゅっと閉じ
「んっ んんっ」
指の動きに意識を集中しています。

突然、岬さんの指は太ももで動きを止めます。
「えっ、どうして」
「これ以上すると声、我慢できないよね」
「うん・・・ でも・・・」

声を我慢できないことは自分でも分かっています。
でも、もっと・・・

期待する目で岬さんを見つめる私。
そんな私に岬さんは顔を近づけ・・・
ちゅぅぅ

柔らかい感触にうっとりして半開きになった口の中に岬さんは舌を伸ばし、
くちゅくちゅちゅるる

指はまた股間に近づいてきます。
気持ちいい突起をクチュリ・・・クチュリ・・・
「んんっ」
激しいキスで口をふさがれ声は出ません。
でも身体はピクピク震えています。

指はゆっくりと中へ。
やさしく撫で回しながら奥へ。
じんじん電気が走ります。

クチュ・・・ ピチュ・・・
水音だけがわずかに漏れます。






アルファポリスで投稿した
「美しい山並みが見える露天風呂の洗い場で念入りにあそこを洗います」 「初めての処刑担当」 「禁じられた愛〜違法化された同性愛者の死刑執行」 「二人の女死刑囚が牢で出会い、愛し合い、鮮血とともに散る物語」 が削除されてしまいました。

やっぱりエッチなシーンがダメなのかな。

近日中にノクターンノベルズで投稿します。

「初めての処刑担当」
完結できました。

初めて処刑担当を命じられた新人看守の物語。。
処女は処刑できない規則のため、看守は処刑前に行為に及び処女を奪います。そして執行室へ連れて行き、首を斬ります。

ほとばしる欲情、飛び散る鮮血を再現する試みはどうでしょうか。







#官能小説 リョナ リョナ小説 斬首刑 死刑執行 処刑 エロ 流血 残虐な描写あり

アルファポリスで連載中「初めての処刑担当」


お待たせしました。
なんとか最終話まで書き終えました。

数日中に自主校正をし、投稿再開できると思います。

#官能小説 #リョナ小説 #リョナ #斬首刑 #死刑執行 

アルファポリスで連載中
初めての処刑担当


5話で更新が止まってしまい申し訳ありません。
仕事が忙しくなっているのと、初めての男性主人公で苦戦しています。

実は13話まで書き終えているのですが、すべて書き終えて投稿してから公開したいと思います。
アルファポリスさんはエッチな要素だけの小説は削除するみたいです。
でも、エッチの他に何か要素があると大丈夫っぽい。
たとえば処刑シーンとか。

なので、処刑シーンまで書いて一気に投稿しないと削除されるかも、っていう対策です。
今月中の完成を目指します。

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