どーも!廣野凌大です!!
まず、皆様の応援のおかげで、ミュージカルテニスの王子様 3rdシーズン 青学vs四天宝寺公演を無事に48公演駆け抜けることが出来ました!!客席から皆様に頂いたエネルギーを僕はこの先忘れません!
終わっちゃいましたねー、、、早かったですねー、、、
でも!!!!
なぜかもう四天宝寺公演をやり直したいとは思わないんです!!
ネガティブな意味じゃないですよ!!
東京公演初日に財前光くんとして、板の上に立たせていただいた忘れられないあの日から、昨日の大千秋楽まで、僕は毎公演毎公演、キャラクターとしてではなく、あくまで人間として、本当にそこに実在する財前光でいよう、財前光なりに四天宝寺というチームの一部であろうと舞台に立っていました。だから毎回毎回舞台上では常に新鮮な気持ちでのぞめていました。相手のセリフだったり、その試合中のシーンで、48公演、微妙に変わる心情、大きく変わる心情があったので、全ての公演で、全てのシーンで財前光はこういう感情になったりもするのか。と自分でも驚いていました。
昨日の千秋楽でも、また新たな感情が生まれました。でもどれが正解なのかは僕もいまいちわからないのですが、昨日終わってから考えていて出た答えは、初日から昨日まで、どう転んでも、どんな感情が生まれても僕の中で生きてる財前光だったんだ。と言う答えでした。
それと同時に皆様の中に生きている財前光くんはどんな光くんだったんだろう?と言う気持ちが湧いてきました。
何かの形で皆様に教えていただきたいです。
正直、役を演じていると、何が正解なのかわからなくなる時が多々あります。まず、人間に正解ってあるんですかね?あの人はあんなことしないよ!って考えること自体がおかしいんじゃないかな?とか、そういう自分自身がもっている財前光への固定概念が、人間としてではなく、キャラクターに退化させてしまっている気がするし。。。僕は財前光を愛しているので、ただのキャラクターにしたくないし。。。うわあああああああ!!!!ちょっとよくわかんなくなってきたんで、この話はおひらきにします。
一つだけ言えること!!
出せるものは出し切りました!
だからもう100回くらい公演させてくれ!みたいな感情は湧きません!!
達成感、幸福感、疲労感、終わってしまう寂しさ、いろんな感情が混ざると、人間ふわふわするんだなーって昨日改めて思いました。
話めっちゃ変わるんですけど僕が財前光を演じるにあたって
財前光になるためにはって考えて。考えすぎてたのか夢を見たんですよ。財前光くんの。多分稽古中。内容は学校で消しゴム借りたっていうだけなんですけど。
そこからめちゃくちゃスムーズに考えられるようになって。
思いついた!!って感じで
財前くんの顔見知りになる。
財前くんの友達になる。
財前くんの親友になる。
財前くんの家族になってみる。
ってなことを考えました。まずは財前光くんという人間を形成している周りの環境を考えよう。そしたら自ずと人間性が見えるはずだ。
ちょっとここから妄想みたいになってめちゃくちゃ気持ち悪いかもしれませんが、、、気持ち悪かったら叩いてください。すみませんでした。先に謝っておきます。
顔見知りになった時は、なに考えてるかわかんないし、ツンケンしてるやつだなって思いました。
友達になれた時は、話してみると意外と良いやつで、人間味もありました。不器用なやつだなとも思いました。
親友になってみると、相変わらず黙ってると何考えてるかわからないけど、周りのこと意外と見てるし、アドバイスとかもさらっと言ってくれる、素敵なやつでした。でもどこかで憂いみたいなものも感じました。
家族になってみました。家では普通の中学二年生の男の子です。でも食事を一緒にとっているときに明らかにテンションが上がって話してくれるのは、四天宝寺のテニス部のことでした。ここで家族から財前光の心情にシフトを変えて深く考えてみました。
自分を殺さずに、素でいられる場所はあのチームでした。
自分を殺すというと聞こえは重いかもしれませんが、好きな音楽がイギリスのインディーズな財前くんは人よりも少なからず反骨心が強いと思ったんです。
ここは僕にリンクしています。僕も外国のバンド大好きです。僕は反骨心は人よりも強いです。自分の好きな事をしていたいです。自分のことを好きじゃないです。自分らしくいたいって願ってるばっかりじゃなにも通じないって高校生くらいの時に思いました。でもそれを認めたくなくてバンドをやっていました。
話は戻りますが光くんはこれから出るであろう社会でいい子ちゃんでいることに疑問を持ってるし、そういう人間と接することが得意なわけじゃないし、かといって自分の思いを誰かにわかってほしいわけでもない。でも光くんは四天宝寺のあの校風、テニス部のメンバー、あの空間だからこそ、自分の輝ける場所を見つけてるんだなって思いました。
自分語りをちょいちょい挟んで本当に申し訳ないのですが、僕自身はすごく楽しい学生生活を送っていました!地元大好きですし!友達も大好きです!卍!!!
話戻します。
だから、中学二年生でその環境に気づけた。とまでは行かないだろうけど、意識せずに体感できている光くんが、僕は羨ましかったです。そしてこの四天宝寺と財前光くんの関係に気づくことができてとても嬉しかったです。
ただ四天宝寺のテニス部が好きなんだなーって思うのと
こういう背景があってこういうところに、こういう世界に疑問をかんじてもやもやしている中で見つけた、自分らしくいられる場所。だから四天宝寺のテニス部が好きなんだって考える。前者と後者では絶対に演技の厚みが違います。
これだけは言えます。
絶対にこの関係性は舞台上に持ち込む、僕の中で生きている財前光を皆さんに提示する。というのを心に決めて舞台に立ちました。
これをみて皆さんが色々思うことはあるかと思いますが、
これが3rdの、財前光です。キャラクターではなく人間です。
なんか文字にするとこの想いが伝わっているのか不安です。変な捉え方とかされてないかなとか思います。
僕は本当に財前光くんが大好きなんです!!
もうそれが伝わればいいや!!!!!!!!!!!!
何はともあれ48公演本当にありがとうございました!!
青学のみなさん!!
山吹!!不動峰の御二方!!
そして!
白石部長!
小石川副部長!
千歳先輩!
小春先輩!
ユウジ先輩!
謙也さん!!
師範!!
金ちゃん!!
オサムちゃん!!
四天宝寺の部員のみんな!応援してくれたみんな!!
ほんまにおおきに!!!!
ここぞとばかりに関西弁使わせていただきました。ありがとうございます。
僕ら四天宝寺はこれで終わりじゃないですからね!!チームパーティもあるわけですし!!まだまだ上をめざします!
どんどんどどどん!!四天宝寺!!
勝ったもん勝ちや!
テニスならわてらが一番!!