ルフィは怒りの形相で「アーロンってのはどいつだ!!」とアーロンパークへ突撃すると、いきなり問答無用でアーロンをブッ飛ばし「うちの航海士を、泣かすなよ!!!!」と怒鳴った。
ルフィの後を、ゾロとサンジ、、とウソップが「獲物を独り占めにすんなよ」と交戦的にアーロンパークへと入って行った。
門の外では、ココヤシ村の村人達が、魚人アーロンに打撃を与えることの出来る人間がいることに、驚きどよめいた。
ゲンゾウは、ルフィ達がアーロンを戦いを挑むことも不思議だったし、村人達の突撃を命がけで食い止めようと門番をするジョニーとヨサクの行動も不思議に思い、尋ねた。
「どうしてそこまで・・・キミらに戦う理由などないはず・・・」
ジョニーとヨサクは「ナミの姉貴が泣いていた。命を懸けるのに、これ以上の理由が要るのかい。」と答える。
ルフィも同じだった。ナミの過去も事情も詳しいことは知らない。だけどナミが、仲間が、泣いて助けを求めている。それだけで理由としては充分すぎた。
突然の侵入者に対し、アーロンは「海牛モーム」を呼び出してルフィ達を襲わせようとしたが、ルフィは「時間の無駄だ」と飛び出すと、両足をしっかりと床に突き刺して、そこを基点にグルグルと回転して体をねじらせ、ゴムが戻る反動を利用して、モームの巨体を振り回した。その場にいた魚人の大半は
これで吹き飛んだ。
ザコを一瞬で片付けるたルフィは「おれがブッ飛ばしてェのは、お前だよっ!!!」とアーロンを指した。
アーロンも目の前で仲間をやられて、怒りに火がついた。
「ちょうどよかった、おれも今、てめェを殺してやろうと思っていたところだ」
アーロンと一味の幹部3人、ルフィと一味のゾロ、サンジ、ウソップが戦いに挑む。