ちんちん亭一夏くん   作:散髪どっこいしょ野郎

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本編内でやれなかったことの詰め合わせです♡

















ちんちん亭一夏くんと愉快な仲間たち

ここは東京、IS学園高等部。

 

元々インフィニット・ストラトスは女性しか扱えない代物だ。がしかし、織斑一夏というイレギュラーが現れたことで本来であれば女子校であるここIS学園に一人の男が叩き込まれる羽目になってしまったのだ。

 

同性が全くいない中での寮生活と学生としての日々。普通に考えてみれば織斑一夏の背負うストレスは計り知れないものだろう。彼が『普通』であったならば。

 

さて、現在昼の休み時間。生徒たちが食事を始める頃合いだ。

 

そんな中食堂内で一心不乱にテーブルに向かう織斑一夏。彼は一体全体何をしているのだろうか。

 

 

「わぁ、おりむーだー。何してるのー?」

 

 

声をかけたのは彼と同クラスの布仏本音。常にのほほんとしているゆるふわ系女子で、高等部1-1クラスのマスコット的存在である。

 

 

「あれ……一人なんだ」

 

 

後ろからやってきたのは更識簪。布仏本音とは友人かつ主従関係であり、クラスが離れていながらも一緒にいることが多い。

 

彼女の言葉通り、一夏は珍しく一人で食堂にいた。いつもなら彼の『妹』やら『ペット』やら『嫁』やらがついてまわっている筈なのに、何か集中したいことでもあるのだろうか。

 

 

「なにこれ〜マンガ〜?──────うわ」

 

 

彼の手元を覗き込んだ布仏本音は思わずドン引きした。それもそのはず、彼が書き込んでいたのはとんでもなくムチムチのマゾ○スと、それを○し抜くおっさんであったのだから。

 

 

「エ○漫画だと気づいて興奮したか?呆れたマゾな一方、それもまた魅力だ」

 

「は?」

 

 

よほど集中していたのか、彼女たちの存在にワンテンポ遅れて気がついた一夏は傍に置いてあった袋から何冊かの単行本を取り出した。布教用のちんちん亭本である。布仏本音はちょっとキレた。

 

 

「ちょ、ちょっと読んでみようかな……」

 

「え、何言ってるのかんちゃんやめた方がいいよ」

 

「ビョルルン♡ピッピョルロパロ♡」

 

 

友人の静止を振り払い、更識簪はおっさんの精○に塗れたマゾメ○たちの狂乱をとうとう読み始めてしまった。

 

その様子を織斑一夏は穏やかな表情で見守り、

 

 

「かわいい顔して俺の本を読んでくれるんだね♡嬉しいなぁ優しいなぁハッキリ言ってお下品だよ!○け!!」

 

 

彼の頭蓋に布仏本音渾身のシャイニングウィザードが突き刺さった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃アメリカでは。

 

 

「お疲れナターシャ。そろそろ休憩にしましょう」

 

「え、ええ……」

 

 

軍のとある施設内、ナターシャ・ファイルスが長時間に渡る訓練をこなし終わり今まさに体を休めようとしている最中だった。

 

しかし彼女はどこか浮かない顔をしている。それはまるで何かに怯えているようで、はたまた期待しているようで。

 

身に纏っているIS、銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)を解除しようとした彼女は────

 

 

「────っあ」

 

 

どこまでも果てしなく続く空の中に立っていた。

 

 

「……っ♡」

 

 

その景色を見ただけで彼女の体は切なげに疼き出す。ここに何があるというのか、そもそもここは何処なのか。

 

 

『くんれんちゅらかったよぉ♡オイ、「スラスター」吸わせろ』

 

 

ナターシャ・ファイルスに抱きかかったのは一人の少女。そう、ここは彼女の専用機、銀の福音のコア内部なのである。

 

精神世界のようなものなので時間の流れは現実よりも遥かに緩やかであり、その気になれば現実の一秒で三日程滞在することも可能。

 

そしてここはコア内部ということもあり、ISの人格と搭乗者の意識以外誰一人として存在しない。つまりどういうことであるのかというと、

 

 

『ほら立て

まずは立って「ISバトル」だ

上座と下座』

 

「……うぅ……♡」

 

 

思う存分絡み合えるということである。

 

 

『おら、ラブラブ「PIC」も忘れるな

親子同然の交○をせよ』

 

「まっ、ちょっと待ってゴスペル……♡

いくらなんでも訓練の度にこんな……♡」

 

『こうるさい!』

 

「────あ゛っ♡」

 

『はいまた獣声で○った 不採用

私だけのママが一番向いていることが判明』

 

 

とまあ、こんな感じで銀の福音は訓練の度自らの搭乗者であり母同然の存在であるナターシャ・ファイルスに襲いかかりまくっているのである。

 

 

『まったく節操のない肉痴○ママだなぁ

良識というものはねぇのかよ!』

 

「お゛っ♡お゛ぉ゛ぉ゛〜ッ♡こ゛っ、こんな゛ことっ♡だ、ダメ゛だって……ぇえっ♡」

 

『私頭わりいから理解不足だべなぁ

数学的帰納法もできねぇし』

『私の前でよくもこんな猥褻「カスタム・ウィング」をタプタプ揺らして……「ハイパー・センサー」を鎮めるのに幾星霜を要しましたよ』

 

「あ……♡あぁ……♡ごすぺる……♡」

 

『「ゴスペルちゃん」と呼称せよ』

 

「ゴスペルちゃん……っ♡ゴスペルちゃん……♡」

 

『ままぁ♡ママの()「コア・ネットワーク」本気「シールド・エネルギー」でもうベチョベチョだよぉ♡摩擦系数がほぼゼロだな』

『ママ優しくてだーいすき♡

ビューティー・コロシアム』

『「絶対防御」しそうになったら「展開装甲」が浮き始めているぞ!ママ!そんなんで母は名乗れんぞ!』

『キュートな私だけのママ♡無様に○け』

『わぁい ママが喜んでくれてうれちいなあ

全身淫乱警報』

『こんな弱点だらけで今までよく生きてこられたな草食動物恥知らず』

『へっ 雑魚が

もう10回ぐらいア○メしてるくせに 美人だね♡』

『ママだろ!おい!舐めてんの?

役割を完遂しろよ』

 

「お゛ごぉっ♡え♡あ゛あ♡あぁあ゛あ゛ぁ゛〜ッッ♡」

 

 

今日も世界は平和であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったくお前という奴は……」

 

「お恥ずかしいね♡」

 

 

あの後、騒ぎを聞きつけた織斑千冬により一夏は鉄拳制裁+説教を受けた。普通に考えて女子校でドスケベエ○漫画を書いてる時点で結構ヤバいことである。これくらいで済んだのは寧ろ幸運かもしれない。

 

ちなみに更識簪は見事ちんちん亭にハマってしまい、楯無は泣いた。

 

 

「……まあ、これぐらいで勘弁しておいてやろう。どんなものであれ作家だ、書くなとは言わん。だがTPOは弁えておけ」

 

「マゾ○スのくせに調子に乗りおって……3つある堪忍袋の緒がとうとう切れたぜ」

 

「────ほう?」

 

 

一夏とて、自身に100%非があることなど百も承知。そんな煽り文句をほざけばどのような結果が待ち受けているかなど知らない筈がない。

 

 

「調子に乗るのもそこまでにしておけよ?」

 

「ヤベッ♡ヤベェ♡」

 

 

予想通り激強アイアンクローを喰らう一夏。こうなることを見越しておきながら何故反抗を試みたのか。

 

 

「はぁ……今日の夜は空けておけ。そこでみっちり『教育』を叩き込んでやる」

 

「有史以来最も出た……」

 

 

一応切り替えこそはちゃんとできているものの今や千冬も立派な織斑家(ちんちんてい)。元々戦闘狂気質だったのも相まって溜まるものもちゃんと溜まっていたのだ。

 

要するに、これは織斑一夏の誘い受けである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったく一回『AIC』したらタコツボみたいな『瞬時加速』で貪りやがって 窒息するかと思ったぜ ライフセービング」

 

『♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』

 

『イチカ♡イチカァッ♡』

 

 

メカメカしいゴーレムⅠとどこか女性らしさを残したゴーレムIIIの巨躯に挟まれながら織斑一夏は『調査』をしていた。

 

ここは学園地下。一夏は一週間に二回、放課後になるとここを訪れている。

 

『調査』という名目だがこの際言ってしまおう。ただの性○発散である。

 

普段ゴーレムⅠとIIIちゃんは学園の警備を行っているのだが、一夏によってド淫乱猥褻無人機と化してしまったのでたまにこうして『解消』してあげないと拗ねてしまうのだ。かわいいね♡

 

 

「焦るな!このマゾ○スが!

急いてはことを仕損じる」

 

『フーッ♡フーッ♡』

 

『イチカ……♡』

 

 

お預けを食らったことで、ただの機械でしかない筈の躰が興奮に揺らぐ。小刻みに震えるその装甲はどこか上気した頬を連想させた。

 

 

「待ちかねたように○クメしやがって……

好きだよ♡」

 

『ンッ♡ンンンン♡ッン♡』

 

『アハッ♡イチ……ァッ♡』

 

 

少年は軽く表面を撫でた。たったそれだけの行為で、彼よりも遥かに強大な力を持つISが無様に思考と態度を蕩けさせる。

 

ISに備わっているハイパー・センサーは一夏の催眠と命令によって変更可能。つまり感度を自由に変えられるというわけだ。

 

 

「欲しがりやでとってもお可愛らしいね♡

胸部装甲を押し付けて俺を殺す気か?」

 

『ァ……ァア♡ンンウンッ♡』

 

『エヘッ♡イチカ♡イチカァ♡』

 

 

だがしかし、一夏はまだ催眠を行っていない。ハイパー・センサーはまったく弄っていないというのにこの反応。これで感度を上げようものならどうなってしまうことだろう。

 

その思考と好奇心が、織斑一夏を駆り立てた。

 

 

「──────催眠ッ!」

 

 

 

 

 

「もう完全に○ッ○○肉○形だね

全身が交○を体現してるじゃん」

 

『……ァ……ン……♡』

 

『………………♡♡♡♡』

 

 

数十分後。床に伏して痙攣するは二体の無人機。

 

一夏による狂瀾怒濤催眠調教によって完全に服従の意思を刻みつけられた。

 

だが、ここまではあくまでいつも通りである。

 

このとんでもない光景がこの学園では一週間に二回繰り広げられているのだ。ちょっと引くわ。

 

その後は二体のISに正しい意味での整備を行い、優しく催眠解除してから一夏はその場を立ち去った。これがいつもと変わらない日常風景……の、筈だった。

 

 

『イチカ……♡イチカ……♡』

 

 

彼が立ち去った後もゴーレムはしきりに彼の名を呟く。それはゴーレムⅠかⅢか、どちらもなのか定かではない。

 

彼女の中では一夏へのあまりにも強すぎる愛情と欲求、快感が常に渦を巻いていた。それこそ一体のコア人格では処理しきれないほどの。

 

持て余してしまった彼への愛情はどう処理を行えばいいか。彼女は思考回路を回し続けた。人間のそれよりも圧倒的に最適化された頭脳は、あっという間に正解へ辿り着く。

 

 

『イチカトノ……アカチャン……♡』

 

 

──彼から貰った愛を元に、新たに人格を出産すればいいのだ。

 

この数日後、ゴーレムちゃんは人格出産を経験することとなる。一夏少年はそれをまだ知らない……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ゛ぁああ゛ああ♡♡♡ちふゆねぇ♡もう♡むりだってぇ♡」

 

「ぐ♡おぉぉ゛ぉ゛お゛♡♡ね、ねえさ♡あっ♡」

 

「登れッ!」

 

 

子二つ時、IS学園の織斑一夏と織斑マドカの寮部屋では織斑家三人による『訓練』と『教育』が行われていた。

 

千冬がちんちん亭に覚醒してからというもの、彼女は度々こうして二人の部屋にやってきてはその世界最強の力を惜しげも無く振るっていた。一夏とマドカも多少は鍛えられているものの原初(オリジナル)の催眠おじさんと比べればまだまだ未熟なのである。

 

ちなみに千冬不在時になると一夏とマドカは就寝時刻までずっとイチャイチャしている。ろくでもねぇ兄弟だな。死ねよ。ふざけんな生きろッ!絶対生きろッ!

 

 

「おお……そろそろてめぇも気絶ア○メくるか?弱点にアク○余震を検知」

 

「ふぅっ♡うぅぅうう♡」

 

「はぁ……♡はぁ……♡」

 

 

実を言うと、一夏のちんちん亭適正は織斑家の中では最低である。

 

ちんちん亭シスコンブラコンドスケベ姉ちゃんとしての自分とIS学園教員としての自分を即座に切り替えられる千冬が最も優れ、

 

思考はかなり淫乱であるが必要以上に語録を扱わないマドカが次いで高い。

 

一夏は現在こそこんな感じだが芯となる素の部分がイケメンかつ善良で比較的温和な性格のため、催眠と生○メを旨とするちんちん亭とはそもそも相性がよくないのだ。

 

しかしその力で多くの者を救ってきたのは紛れもなく一夏自身であり、エ○漫画家chinとして多くの人々に親しまれてきたのも紛れもない事実。

 

ISしかりちんちん亭しかり、力は使いようというわけなのだ。

 

 

「……愛してるぞ、二人とも」

 

「……♡……♡」

 

「はァ……ァはァ……♡」

 

 

ようやく長い家族の時間が終わり、まったく動けそうにない二人に愛の言葉を囁いてから千冬は部屋を後にしようとする……が、少し気になったことがあった。

 

 

「────待て、そういえば一夏お前……電脳ダイブができるらしいな?ということは……三人で白式ISコア内に入れば時間も体力も気にしないでもっと『零落白夜』ができるんじゃないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絶景かな」

 

「決断が早すぎる……モラルを弁えろよ」

 

「自分のISに入られてる感想はいかがか?

述べよ!」

 

 

というわけで無事コア内に侵入した三人。そしてそこには、

 

 

『アレ、イチカトマドカト……ワタシ?』

 

 

黒いドロドロ()()()()()存在していた。

 

 

「成程な。コイツが私のコピー……ということか」

 

『…………!』

 

「ああ、そんなに身構えなくてもいい。お前が一夏の恋人ってのは知っている」

 

「姉さんのデータが入ったシステムを恋人にするとは……兄さんも中々やるな」

 

「おお……っ濃厚羞恥心登ってきた……!

5合目……6合目……!」

 

 

恋人と家族のご対面ということで一夏は普通に緊張していたし恥ずかしがっていた。修羅場はくぐってきたものの彼はまだ高校一年生なのだ。

 

 

『イチカハ……ワタサナイ……!』

 

 

そんな彼を守るように絡みつくVT。(わたし)のデータが(いちか)を守るとはな、と千冬はほんの少しだけ羨ましそうにその光景を見つめていた。

 

その後は一夏が頑張って誤解を解き────あろうことか最終的に千冬マドカVTの三人で一夏を『零落白夜』させることに決定してしまった。

 

 

「…………ォ゛ッ………♡」

 

「ふむ。やはりまだまだ青いな、一夏」

 

「……まさか家族()()で兄さんを『絶対防御』させられる日がくるとはな……ふふっ……嬉しいよ、兄さん」

 

『イチカ……カワイイ……♡』

 

 

なんだなんだで丸く収まったようで織斑家三人は現実世界に戻ろうとする────がしかし、

 

 

「……なんだ?何者かから妨害を受けている……?」

 

 

コア内部から抜け出すことができない。一応時間については気にしなくても大丈夫だが、このままでは兄弟揃ってISに意識だけが取り残されてしまう。それに何より重要なのが────ここの主人がまだ顔を出していないという点だ。

 

 

『やっほーチフユ!こうして会うのは初めてだね!』

 

 

声をした先に目を向けると、そこには白い少女が立っていた。ちなみに一夏は快感で動けず倒れながら痙攣している。

 

 

「お前は白式、か?」

 

『そうだよマドカ!学園祭の時は大変だったんだよ?VT(このこ)が出ていくって言って聞かなくて』

 

「そうか……それはすまなかったな」

 

『いいのいいの!それよりも────チフユ』

 

「……っ、なんだ……?」

 

 

織斑千冬の研ぎ澄まされた勘、そして戦闘経験は早くも目の前にいる少女の危険性を暴いていた。

 

油断してはならない。

 

ちんちん亭に目覚めた千冬といえど思わず冷や汗が流れていくのを感じた。

 

 

『ちょっとお話、しよっか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まっ、待ってくれ、白式……♡私は……これ以上は……♡」

 

『やっぱ世界最強ってだけあるね。一夏よりは耐性も高い。────でも、ここで私には勝てないよ?千冬センセイ♡』

 

 

なんということだろうか。

 

あの織斑千冬が、世界最強が為す術もなく喰われている。容赦なく攻め立てられ、情けなく『絶対防御』を晒しているのだ。マドカは既に完堕ちしている。

 

白式はちょっとだけ怒っていた。ただでさえVTと一夏のあれやこれやを見せられてきたというのに今度は織斑家勢揃いで自分の領域内に勝手に入ってこられたからだ。

 

 

『イチカ♡イチカ♡』

 

「うお……めっちゃ吸い付く……男を籠絡させる名器だね♡頭きたぶっ殺してやる」

 

 

やることを無くしたVTは既に復活した一夏と戯れ、

 

 

『白式……千冬……どうして……貴方たちまでもが……』

 

 

白騎士はさめざめと泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『もしもーし、いっくーん!』

 

「うわっ うるさすぎ……」

 

 

ある休日。作画を続ける一夏の元に電話がかかってきたかと思えばその主は天災こと篠ノ之束であった。

 

 

『……いっくん。あ、あのね?ちょっとお願いがあって……』

 

「…………」

 

 

奴隷と化したからだろうか、やけに愁傷な態度になる束。それでもお願いとやらを頼んでくる辺り完全に堕ち切ったとは言えないのかもしれない。また厄介なことになりそうだと思いながらも、一夏は腰を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ……一夏様……束様……」

 

「手を離さないようにきれいに繋ごうね♡

国家反逆罪」

 

「……うん。これが……宇宙なんだね」

 

 

現在、クロエ・クロニクル、篠ノ之束、織斑一夏の三人はISを身に纏い地球から完全に抜け出していた。

 

何を隠そうここは成層圏(ストラトス)の更に外、宇宙空間なのである。

 

何故こんな状況になったのか。事態は数十分前に遡る。

 

 

『いっくーん!迎えに来たよー!』

 

『うお……本気エンジンのヌメリと共に蒸れた風を添えて……っ』

 

 

IS学園をこっそり抜け出し例の束ラボにやってきた織斑一夏。やってきたのはいいものの、束はいつもの彼女からは考えられないぐらい煮え切らない態度で全く要件を話そうとしなかったのだ。

 

そこで耐えかねた一夏は催眠をかける……ということはなく、束が自発的に言い出すまでじっと待っていた。

 

そしてたっぷり悩んだ挙句とうとう彼女は自らの夢に繋がる『願い』を語る。

 

 

『その、ね……束さん、いっくんとくーちゃんと一緒に……宇宙に行きたいんだ』

 

 

そして今に至る。

 

 

「……ちーちゃんも誘いたかったな〜……」

 

「心底宇宙を楽しみたいんだね♡またくればいいよ 下品なメスめ!」

 

 

珍しく励ましの言葉をかける一夏。それを聞いた束は思わず満面の笑みを咲かせる。

 

 

「……うんっ!また一緒に来ようね!ちーちゃんとくーちゃんと……いっくんも!」

 

「当たり前だろバカチンが」

 

「────はいっ……!」

 

 

そうして和やかに時は流れる……かに思われたが、

 

 

「このエ○『オートクチュール』見てたらまた『雪片二型』してまいりましたよ」

 

「え……?」

 

 

まさかのことである。織斑一夏はなんと、この宇宙空間で『ISバトル』を始めようとしたのである。いやそもそもISは宇宙空間での作業用に造られたものであるから正しい使い方っちゃあ正しい使い方なのだが。

 

 

「ちょ、ちょっと待ってよいっくん!ここ宇宙だよ!そんな……っ、『雪片二型』なんて出したら……!」

 

「一応キレイにコーティング済みだからね。前○腺にまごころが響く」

 

 

本来宇宙空間で生身になろうものならあっという間に死んでしまうのだがISのシールド・エネルギーやらをなんやかんやすることでまあ平気なのだ。とにかく大丈夫ったら大丈夫なのだ。

 

 

「束様……」

 

「く、くーちゃんも止めてよ!いくらなんでもこんなところで……ッ!」

 

「がんばれ〜」

 

「ええぇええぇええッッッ!?!?!?」

 

 

クロエ・クロニクルは見守るばかりで止めようとすらしない。寧ろ楽しんでないかこれ?

 

 

「この眺望 世界の名勝」

 

「まっ待って────あっ♡」

 

 

宇宙空間で繰り広げられる『ISバトル』。二人を止める者は最早存在しない。

 

 

「やはり美人は何を着せても似合うなぁ

私が育てました」

「あっ俺が『零落白夜』る前に勝手に『絶対防御』しやがって ふざけんなよお前殺すぞ」

「こんな猥褻な身体でメス・フェロモンを地球全土にバラマキやがって……徹底的に○かせて確実な妊○を我が物に……○け!イ○!」

「浮きながら『零落白夜』されて○くとか本当に空飛べるんですか?」

「てめぇが生○メしたいだけだろナマッチロ三元豚 エデンの果実だよ」

「我こそが戦国一の種付けおじさんである!来るべき激アク○の下準備をせよ!」

 

「オホッ♡オオオオッ♡ァ゛ォッ♡ふへぇ〜〜っ♡♡お゛おぉっ♡○ッグゥ〜〜〜〜ッ♡」

 

 

今此処に、インフィニット・ストラトスは無限の精巣圏と化したのであった。

 

 


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