何が天災だ!
死ね!イキ死ねッ!
専用機持ちと篠ノ之箒に織斑千冬からの招集が入った。
織斑一夏は篠ノ之束をイかせ倒していたため、彼女と集合場所に向かうこととなった。
千冬先生はとてもとても嫌な予感がしていた。
一応親友の束が意味深に頬を染め、弟である一夏の傍にいたからだ。
ああ、どうか誰も束について触れませんように。
そんな儚い願いすら届くはずはなく、
「あれ…?♡一夏その人誰?♡」
マジでやめろデュノア。未だにお前のことでこっちは残業に追われてるんだ頼むから黙っていてくれ。
「先程一夏さんにマッサージをされていた方ですわよね?」
オルコットふざけんなこの野郎空気を読めもう一度一夏にボコされてこい。 っていうか一夏そもそもお前のせいで死ぬ程大変なんだぞ良識というものを知れ良識を。
「束さんね…♡いっくんの○奴隷になっちゃったんだ…♡」
「ああああああああああああああああっ!!!!!!!」
織斑千冬は泣き出した。
親友が実の弟に籠絡されるというこの世の終わりみたいなことになっているのだ。
今までよくがんばったね♡えらいぞ♡
篠ノ之箒は姉と元想い人に対してエグすぎるくらいドン引きした。
その他の面々も言葉を失っていた。
何とか立て直した千冬は半べそをかきながら篠ノ之箒に専用機が与えられる事を説明する。
束が空に手をかざすと、赤いISが降ってきた。
その機体の名前はさっきまで隠語に使われていた
「紅椿」。
この事を箒が知ったらどうなってしまうだろうか。
その後は紅椿の実際に搭乗しての調整やテストなどが行われた。セシリアと鈴音のISに追加武装が取り付けられたりするが特に関係ないので割愛。
紅椿は篠ノ之束が箒の為だけに作成した最新のISで、ありとあらゆる戦闘に対応し自動でパーツの開発も行われるというトンデモ性能。さらにはビームを飛ばす剣と斬撃を飛ばす剣の二刀流と来たものだから、箒は複雑な心境だった。
代表候補生となる者が必死に訓練を積み重ねやっとの思いで手に入れられる専用機を、束の妹だからという理由で貰うことになってしまったからだ。
最強の機体を受け取った以上箒にはどこの国の代表候補生になるかなどの問題も発生するが、束ならそれらの声を無理やりねじ伏せることも可能であるからよりタチが悪い。その諸々の感情を含めて箒は一夏に言葉を投げかける。
「一夏、存分に姉さんで楽しんでくれ。
壊してくれても構わない。」
「オラッ!イけ!もっと大きくア○メしろ!
下品な姿美しいですよ♡」
「お゛お゛ッ゛♡オ゛オ゛ォオっ♡♡♡」
数時間後。
泣き腫らした目で再度専用機持ちを集める千冬。
何があったのかと言うとアメリカとイスラエルによって共同開発された軍用IS
そのISの無力化と搭乗中で意識を失っているパイロット
ナターシャ・ファイルスの救助の依頼が、IS学園宛に届いたのだ。アニメ版では無人機だが原作では人が乗っている
ハッキリ言ってしまうと、いくら専用機持ちとはいえ学生にやらせることではない。下手したら命の危険も起こりかねない大変危険なミッションなのだが
原作よりとち狂っているコイツらがそんなことを考えるはずもなく、篠ノ之箒以外はその作戦にアッサリと参加することを了承したのだった。
箒の紅椿は間違いなく最強だが、今までずっと戦いに参戦出来ていない彼女にはとてつもなく大きなプレッシャーがのしかかっていた。
しかし彼女のISは唯一高速で移動する銀の福音に近づくことのできるものなので、参加することを余儀なくされた。
「オレ達の成長の為に小細工してくれたの?
惚れ惚れするなぁ憧れるなぁだがお下劣だなぁ。
チ○ポコデモクラシー。」
「ぴょん♡ぴょん♡♡おっ♡ごめっ♡んんんぃっ♡」
一夏に落とされる前から束があらかじめ銀の福音に細工を施していた。浅まし兎が!
「おもしろき
こともなき世を
イグイグイグ♡」
「…。」
まず紅椿に乗った白式の一撃で銀の福音のスラスターを破壊し、機動力を削いでから専用機持ち全員で叩くという作戦。初めての空の中での高速移動に一夏少年はハイテンションだった。
「オラ!○め!」
勢いを乗せた一撃が暴走機に叩き込まれる。
スラスターの一部の破壊を確認し、専用機持ちを呼ぶ。
「箒様♡飛行ができてお偉いよ♡
耐え忍ぶ心大和撫子の装い。」
「…参る。」
六対一のIS戦が始まった。
軍用機はIS学園の生徒達が使う競技用の機体よりスペックが高く、中々に手強い相手だが六対一という圧倒的不利な状況では銀の福音の勝率は低い。
ラウラの拘束。セシリアとシャルロットによる援護。
鈴音と一夏と箒が近接で削る。
『…!…!』
「いいですよ世界が丸く平和な限り…♡
ほっほっほ♡使えねぇ軍用犬だな!」
弱ってくれば一夏の催眠で戦意喪失させ救助するだけなので、このままスムーズに終わるかと思われたが…。
「っ!まずい!離れて!」
凰鈴音の叫びとほぼ同じタイミングでおびただしい量のエネルギー弾幕が一夏たち前衛組を襲う。
特に至近距離でAICを張っていたラウラは一気にシールドエネルギーを減らされ、海へ落ちていった。
銀の福音にさっきまでなかったはずの光の翼が顕現している。
本来ならば搭乗者との経験を積むことでISとの同調が高まることで新たな形態に変化し武装などが強化されるのだが、ナターシャ・ファイルスが意識を失っているにも関わらず単独で銀の福音は形態を変化させた。
「そんなヤラシイ形態になって、どうしたの。」
それを見た一夏は何かを感じ取ったようだが、行動を移す前に背後から強烈な衝撃が走る。
「アボリジニったらタラバガニ!タボリジニったらアラバガニ!アボリジニ!タラバガニ!タボアボタボアボ懐中時計。」
シールドエネルギーが切れてしまったことに混乱しながら海面に叩きつけられ、一夏の意識がアク○した。
「あと少しだ…。あと少しで終わるから…。
待っててくれ兄さん。」
「一夏!?♡」
「一…夏…?」
「アレは…サイレント・ゼフィルス…。」
一気に二人撃墜され、さらにもう一機のISが現れることで動揺する三人。
凰鈴音だけが冷静に指示を飛ばしていた。
「私がソイツを引き受ける!
アンタ達は銀の福音をやりなさい!」
甲龍に残されたエネルギーもそこまであるわけではないが、ラウラと一夏を連れて退却しようにも目の前の刺客がそれを許してくれないだろう。
今最優先すべきことは速攻で目の前の機体を倒すことであり、その後に銀の福音を沈める。
成功する確率は低いだろうが今はこれにかけるしかないと頭の中で考えをまとめあげ、彼女は正体不明の敵へ向かって行った。 やっぱり学生にやらせるべきではないと思う。
一夏はすっかり見慣れた白い世界の中で目覚めた。
黒いドロドロが心配そうに覗き込んでいる。
『イチカ…ダイジョウブ…?』
「当たり前じゃない
何言ってんの。常識知らずも大概にしときなよ。」
そう虚勢を張るが不意をつかれたとはいえこっぴどくやられた後だから、いつもの最強ちんちん亭一夏の余裕もひどく小さく見えた。
『一夏はどうして強くなりたいの?』
そう問いかけるのは白式ちゃん。
なぜか口元が歪んでいる。
「せっかくだから気持ちよく
ハッピーエンドにしたいじゃん。」
『そっか。
じゃあ、私の力を一夏にあげるね。』
一夏はなんやかんやで白式のことを大切に思っている。
欠陥機だろうがなんだろうが無茶をする自分に着いてきてくれている彼女は、一夏にとってかけがえのない相棒なのだ。
そして白式が一夏に触れると、
「オ゛ッ♡?」
「んお゛ぉ゛ぉ♡♡♡へぇ〜っ♡♡イギュッ♡♡♡イッギュッ♡♡♡ヤバッ♡ヤバいって♡ヤバいって♡お゛おぉお゛〜〜〜〜♡♡♡♡ん゛ん〜〜♡お゛ごぉ〜♡♡」
はい。
白式は今まで一夏にとても雑に扱われ、VTやゴーレム、
さらには自分達の生みの親までイキ殺される姿を何回も何回も一夏に何回も見せつけられてきた。
その積もり積もった怨念を今ようやくぶちかます時がきたのだ。一夏に新しい力を与えていることは事実だが、彼をとても長い時間をかけて○かせながら形態変化させようとしているのだ。
『一夏、どう?反省した?』
「オ゛ッ゛♡オ゛お゛お゛おぉ゛んッ゛♡グヴ゛ッ♡ギッ゛♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」
『私ね、ずっと我慢してたんだよ?分かる?』
「あ゛っ♡ヤバヤバヤバッ♡んふぅ〜♡お゛ぉ〜♡」
『…私からもよろしいでしょうか。』
そう白式に聞くのは今まで寝込んでいた白式内のもう一つのコア人格。彼女は原初のIS「白騎士」のコア人格であり、白騎士のコアを流用して作られた白式の中にいたのだが一夏のあまりのヤバさに寝込んでいた。
そして一夏に力を流し込む。
「っっッッッ♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!ヘェェ〜ッ♡♡♡♡!!お゛っ♡はっ♡はっ♡グイッ゛♡♡」
さらにいつもとはうって変わってクソザコナメクジの一夏に発○したVT。これ以降彼女のSっ気が目覚めることとなるのだがそれはまた別の話。彼女は一夏に直接襲いかかった。
こうして精神世界時間で十五時間かけて、
織斑一夏は
不味いことになった。
あの後銀の福音に一夏を失い激しく動揺したシャルロットが落とされ、一矢報いるも軍用機との性能差を見せ付けられたセシリアが落とされ、残っているのは満身創痍の箒のみ。
目の前の正体不明機体と戦うだけならまだなんとかなるかもしれないが、シールドエネルギーが減り箒が倒された場合銀の福音にやられる確率が高い。
織斑一夏があんなことをしている間に、
戦況は絶望的になっていた。
「助けてくれっ…一夏…!」
思わずそう呟く箒。アンタの一夏今メス○キしてたよ。
「うほう…ゆったりと強化される…っ
俺の白式にヴァルキリー・トレースシステムがぴったりと形を合わせて来て夫婦のような相性の良さだね。
これは子供できたな…お前しか見えねぇぞ。
悪法もまた法なり。」
姿を変えた白式に黒いオーラが走る。
勢いよく水しぶきを上げながら、
最強メ○イキちんちん亭おじさん織斑一夏は復活した。
「なんだそのISは!鈴にナースコールだ!」
「持って三分。それまでに終わらせなさい。」
「セカンド・シフトか…ふふっさすが兄さんだな。
何回目のご都合展開だよ。覚醒しすぎにも限度あり。
しかしその主人公力誉れ高い。」
ちんちん亭語録を吐く謎の女。
しかし一夏はそれよりも箒に渡さなければならないものがあった。
「ハッピーバースデー♡オラッ!プレゼントだよ♡」
そう言って手渡したのは赤いリボン。
唐突な原作要素である。
「…フッ」
さっきまで絶望していた箒。しかしこんな時だというのに誕生日プレゼントを渡してくる一夏に思わず笑う。
箒は吹っ切れた。みんなのために勝ってみせると抱え込んでいた感情を捨て戦士となった。
いきなり変わりすぎじゃない?
シリアスとバトルは他作品の独壇場であるため、
あまり文字数を割きたくないのだ。
そうして紅椿の特殊能力絢爛舞踏が発動。
自動で味方と自分のシールドエネルギーを回復させるとんでもない代物である。
織斑一夏の白式はセカンド・シフトを経て
白式・雪羅へと変貌をとげ、VTシステムのアシストが入ることでさらに強化された。
剣一本で戦ってきた姉のデータと相棒の力と恋人の協力で強くなる一夏は紛れもない主人公なのだ。
篠ノ之流剣術のコンビで銀の福音を追い詰め、一夏はVTシステムでさらに効力を増した電脳ダイブを使いコア内部へ潜り込んでいった。
『来ないでっ!』
侵入してきた一夏とVTに叫ぶ銀の福音コア人格。
彼女は束によりIS同士を繋ぐコア・ネットワークを切断させられ、全てのISを敵だと認識させられ紅椿のいい当て馬にさせられていたのだ。
淫○兎がそのまま死ねッ!死ぬ程○けッ!
その後ろにはナターシャ・ファイルスと思われる人間が倒れていた。
福音ちゃんはずっと彼女を守ろうとしていただけだったのだ。健気だね♡
そんな彼女に近づくVT。福音の額に触れるとVTは囁く。
『【ダイジョウブ】。』
シュヴァルツェア・レーゲンを乗っ取っただけあってコア人格を安心させることなどわけなかった。
『あなた達は一体誰なの…?どうしてここに…。』
事の成り行きを説明する一夏。
このままナターシャ・ファイルスを起こして解放させれば簡単に終わるのだが、一夏は先程の戦闘で生じた一つの疑問を確かめようとしていた。
「本当はナターシャさんを好き放題したかったんじゃないの?正体見たり!って感じだな。」
『えっ…?い、いや、どうして急に…。』
ナターシャさんは銀の福音に対して我が子のように接してきた。ISは意志を持つ兵器であり、そんなふうに共に歩んできた福音ちゃんは自らの操縦主に対して並々ならぬ感情を抱いていた。
それを証明するのが先程のセカンド・シフトである。
操縦主無しに形態変化させるというのは、並大抵の関係では出来ないことなのだ。
「どうしたハキハキと喋れ。
ホウレンソウは社会人において非常に大事。
そしてパイロットへの感情は必ず下品にガニ股で
ヌクモリ行動を差し出すのは常識だ。」
メスイ○させられた一夏が言うと重みが違う。
『…っ♡』
「自分のやりたいことも分からんのか
どんな教育を受けてきたのだ?
ムッチリとしたナターシャのせいで
判断が疎かになっているぞ。
さては主との○ック○のことだけを
考えて生きてきたな。お下品モンスター
モナリザ」
『ジブンノヤリタイコトヲヤレバイインダヨ♡』
VTの後押し。
「…んっ?」
目を覚ましたナターシャ・ファイルス。
そんな彼女をハートマークが透けて見えそうなほど興奮した福音が見つめていた。
いつの間にか自分の身体をまさぐられている事に気づく
困惑しながらもそれが自分の子供同然の存在である福音と理解したが、何故襲われているか分からなかった。
「えっ…♡だっだめよお♡えっえっ○な事は…♡
私達親子なのよ♡」
ピクッ♡ゾクッ♡ムチュン♡
「ゴ、ゴスペルちゃん♡
そんなにいやらしい触り方は…♡」
むにゅん♡むにゅん♡むっちん♡むっちん♡あせっ♡あせっ♡すり♡すり♡ぐりグリグリ♡
『私と一緒に戦ってくれるんでしょ!!
約束を反故にするつもり!?』
『ま、ママァ♡我慢出来ないよ♡』
(すっすりつけてきてる…♡こっこんなの…っ♡
ゴスペルちゃんは大好きだけど…っ♡)
キュン♡キュン♡グリグリグリグリ♡
『もっもう耐えられない!いつもその猥褻暖かおふとんボディを押し付けて誘惑して、私をケダモノに仕立てあげて!ママには責任とっていただくからね!』
「あ、あのっ…ゴスペルちゃんこれは流石に…っ
だめよ、親子よっ♡ねっ♡」
(ゴ、ゴスペルちゃんと一つに…)
「だめっ興奮しちゃってる…ッ♡」
『シルバー・ベルが既に挿入。』
「やめっ…♡えっ♡あっ♡」
『まっママぁ♡シールドエネルギーパンパンだよぉ!起きる前にちょっとだけ!』
「だっだめよ♡非常事態だから…ねっ♡もどろう♡
ゴスペルちゃん♡」『やだやだ!したいんだい!』
『ママもこんな本気○ネチョつかせて
クオリティコントロール 私とセ○○○したいんだ!』
「わっわかったわゴスペルちゃん一回だけよ…っ♡」
『わぁい、ママ大好き♡
おのが欲望に忠実で非常に猥褻。』
「俺達の形になってきたな。
下品なISスケベなIS一方で気品のあるパイロット。
花に例えると…うんまあちょっと思いつかないけど。」
「流石アメリカ娘情熱的だね。
レジプロエンジン。」
『カワイイ♡』
ナターシャ・ファイルスの保護を箒に任せ、
戦闘を繰り広げる鈴音の元へ急ぐ一夏。
「フム…ここまでか。
まあ機会はいくらでもある。絶対に手に入れてみせるよ兄さん……姉さん。」
「逃がすと、思ってんのッ!」
退却し始めた敵ISに攻撃を加えようとする鈴音。
不明機は振り返る。
「───────────────────催眠。」
「グッ…!?」
「ぐお…っ催眠スピードが尋常じゃねぇ
顔見せろ!かわいいね♡」
凰鈴音の動きが止まり、一夏は不明機の正体を探ろうとする。
「ああ、はじめましてだな兄さん。」
顔を覆うフェイスシールドが剥がされる。
「千冬…さん…?」
そこには千冬とそっくりの顔の少女がいた。
「オラッ!ゴスペルちゃん助けろ!散々利用しようとしやがってよ死ねッ!イケっ!死ねっ!」
「あっ♡わかりましたぁっ♡」
初期化され凍結される運命だったゴスペルちゃんだが、
束により引き続きナターシャ・ファイルスの専用機として使われることになった。
よかったね♡
こんな長くなるとは思わなかったよ。
短くまとめられなくてごめんなさいッ♡