4月26日穴水町での活動 能登被災地で感じた女性差別、マイノリティ差別の現実
報告動画 youtu.be/1e2pu2noXZA
駅前にも倒壊した家屋がそのままになっており、歩道をふさいでいて危険です。動画に映っているのはおそらく、震災後しばらくしてから崩れたものだと思います。建物の解体が進んでいない
ため、時間が経つとさらに崩れてしまうということが起きています。お正月飾りがそのままになっているお家もありました。
この日は高校と児童養護施設でカフェを開催したあと、ある駐車場で被災した若年女性たちに向けて物品提供を行いました。
高校では3回目の活動だったので、顔見知りになり「3回目~!」と元気よく入ってくる子もいました。「自分たちの欲しいものを持ってきてくれるのがいい」「みんなが笑顔になるのがこの時間だから嬉しい」などの声がありました。
仮設が当たり、避難所を出て仮設で生活している生徒が増えていました。仮設住宅では4人~6人家族で、4畳の部屋2部屋と6畳のリビングで暮らしていて、部屋が狭いのであまり荷物が置けないので、断捨離をしたという人もいました。
教員の方からは「物をもらえるのも嬉しいけど、外の人と話す機会もないから、お姉さんたちが来てこういう風に話せるのが嬉しいんだと思う」というお話がありました。児童養護施設でも「物資の支援はあってもこういう形の自分で好きなものを選べることは他にないから嬉しいんだと思う」「また来てください。顔を出してくれるだけでも子どもたち喜ぶので」と言っていただきました。
これまで奥能登地域の避難所や学校を計3週間ほどまわって活動しましたが、震災前から困窮している家庭では、震災後により厳しい状況となっていることも実感しています。
学校生活が日常に戻るなかで、これまでにもあったであろう女性に対する差別や暴力を学校でも目にする機会が多くありました。
学校でのカフェ開催でも、女の子たちが安心してほしいものを選べるように、エリアを区切って開催しているのですが、男子生徒が会場に無理やり入ろうとしたり、冷やかしに来たりということがあります。
今回訪問したある学校では、男子生徒がのぞきに来て、「男子はダメなんですか?俺にもくださいよ」と言うので、「中は女性向け、女性限定だから」と伝えても、女子たちがどんなものを見ているのか確認しようとしたり、入れないとわかると「心は女なんですけどダメなんですか?」「僕も被災して被害が大きかったんです」(と冗談として言っている)などとしつこく言ったりしてきます。
彼も自分が大切にされていると感じられない環境のなかにいて他者を尊重できない状態にあるのかもしれませんが、そういう人が、女性にあたったり、女性をからかったり、女性に話を聞いてもらうことで、女性に受け入れてもらいたいという様子は、子どもたちだけではなく、町なかで話しかけてきた高齢の男性にも見られました。その人は女性にだけ話しかけ、延々と自分のしたい話を聞かせて女性達に付き合わせます。それも支配的な態度の1つです。非常時には女性や子どもへの暴力や差別が深刻化しますが、震災で傷ついた人が多い状況では、こういうことも増え、女性がさらなる負担を強いられています。
男子高生には「そういう嘘は良くない。それは差別だから、あっちに行って」と伝えると、「トランスジェンダーでもダメなんですか?差別するんですか?」と言い返してきました。「あなたがしていることこそ差別だ」と私が追い返すと、「男性差別だ」と会場の入り口でずっと言っていました。通りかかった男性教員が「何か変なこと言っていましたか?」と声をかけてきたので、「差別的な発言を繰り返す生徒がいて女子たちが安心して見られない」と伝えて対応してもらいました。すると、一度はいなくなったその生徒がしばらくしてから今度は男子生徒を5人ほど引き連れて会場にやってきました。
出入り口で女子生徒が入りにくくしたり、欲しいものをもらって出て来る女子生徒を冷やかしたり、「差別だ差別だ」ということを繰り返しました。Colaboのメンバーは若い女性中心なので、私たちに指摘されることも喜んでいたり、大きな体格で大きな態度を取っておちょくってくるような様子があったため、奥にいたColaboの男性スタッフを呼び、彼らを注意してもらうと「そういうのはいいから」と一言言っただけで、一緒に来ていた別の男子生徒も「こいつ話通じないんです、すみません」などと言いながら、それ以降来なくなり、悔しかったです。(次のポストに続きます)
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