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赤ちゃんが危ない

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引用元 環境ホルモン パンフレット

 

 

過体重、学習障害、生殖障害……なぜ子どもたちの健康状態は50年前より悪化しているのか?

この現代の遊び場をもっとよく見ると、ほかにもいくつか大きな違いに気づく。全体として、子どもの背丈も体重も増している。155センチメートルの男児は、12歳にも見えたが、まだ9歳だ。胸や尻の感じから14歳と見てとれる女児が、実は8歳である。大人も違っている。彼らのほぼ半数が過体重、つまりかなり肥満に近い。

 

また、こうした子どもと見守る人をもっとよく調べて、細かく身体や精神の検査をすれば、ほかにも気がかりな点が見つかるだろう。少なくともひとりかふたりは自閉症スペクトラム障害と診断されていて、数人の子どもはかなりの学習障害を示し、男児の13%超と女児の5%超はADHDのはずだ。多くの子どもには食物アレルギーがあり、かつては高齢者や虚弱児しかかかっていなかった疾患――糖尿病、高コレステロール血症、高血圧――の徴候も見られる。彼らの将来を調べたら、男児の多くはやがて精子数が少なくなり、女児の多くは子宮内膜症や不妊など、生殖障害を抱えることになるだろう。要するに、子どもの基本的な生体・生理の状態が1、2世代で変わってしまったのである。
何が起きているのだろう?

 

見えない汚染物質――――身の回りのEDC

だがこれは、ニューヨーク市だけの問題ではない。あらゆるコミュニティーの環境が、いまや私たちの体に入る内分泌攪乱物質(EDC)に包囲されているのだ。数千ではなくても数百の化学物質が環境に持ち込まれて満ちあふれ、何百万もの人の身体や脳を文字どおり変えている――つまり損傷している――という話であり、どれだけ多くの疾患が、大人にはまだ明白な影響がないとしても、子や孫に影響を及ぼすかという話である。そして、私たちが家庭と呼ぶコミュニティー――都市のものであれ、郊外や地方のものであれ――に、子や孫の健康へのひどい脅威が隠れているという話でもある。
このすべては、あくまで先進国の暮らしがもたらした結果なのだろうか? 答えはイエスでもありノーでもある。

 

有害化学物質は「当て逃げ」する

 

健康への影響について、とりわけ強力な証拠がある四大化学物質は、殺虫剤、難燃剤、可塑剤、ビスフェノールで、これらは食品や飲料の缶の内面塗装に使われている。当初、こうした化学物質は、ウイルスや細菌の感染のように、体内に残留しなければ悪さをしないと考えられていた。だが今では、化学物質自体は数日以内に排出されることが多くても、長く体への影響が残ることがわかっている。そしてなにより恐ろしい話がこれだ。このような化学物質との接触の影響は、何年もあとにまで尾を引き、次の世代に受け渡されることさえある。私はこれを、有害な化学物質の「当て逃げ」効果と呼んでいる。そうした物質には、私たちのだれにでも、とりわけ器官がまだ成長の途上にある乳幼児に対し、長期にわたり人生を変えるほど強い影響があることがわかっている。その影響は、次のようなものだ。

 

・IQの低下
・肥満
・2型糖尿病
・先天異常
・不妊
・子宮内膜症
・注意欠陥・多動性障害(ADHD)
・子宮筋腫
・精子数減少
・精巣がん
・心臓病
・自閉症
・乳がん


こんなに多様な症状にどうして共通点がありうるのかと思うかもしれない。共通点はある。しかもそれは、米国でまだ規制されておらず、製造され何百もの製品に商業的に使われつづけている数千の化学物質のどれかや混合物と直接関係があるような、内分泌攪乱のマーカー(標識)だ。

 

私たちの家や食べ物や環境に存在する化学物質のすべてはまだ調べられていないが、研究結果は、先述の4種類の化学物質(殺虫剤、難燃剤、可塑剤、ビスフェノール)と、健康のために欠かせない少なくとも三つの機構(脳・神経系、代謝、生殖機能)の疾患とのあいだに、確実とは言わないまでも強いつながりがあることを裏づけている。

 

 

 

 

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🧠脳に蓄積する神経毒ネオニコ(殺虫剤)

 

 

 

 

山室真澄東大教授 がぶった斬る!

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