長時間労働訴訟が和解 すき家500万円支払い、鳥取
3つの牛丼店を掛け持ちし長時間勤務による睡眠不足で交通事故を起こしたとして、鳥取県湯梨浜町の元アルバイトの男性(22)が、中国・四国地方で牛丼チェーンを運営する「中四国すき家」に対し慰謝料など計約1240万円の支払いを求めた訴訟の和解が鳥取地裁で成立したことが17日、分かった。
和解調書によると、2018年11月26日付で、すき家側が男性に500万円を支払う。
訴状などによると、男性は鳥取県倉吉市の店舗で働いていたが、人手不足を補うため、他の店舗でも勤務するようになった。15年4月19日夜から20日にかけて岡山県津山市の店舗で約12時間半勤務した後、そのまま鳥取県境港市の店舗で勤務するために移動。その途中で、居眠り運転して追突事故を起こした。〔共同〕