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「100万回殺害予告を受けた」弁護士・唐澤貴洋さんの著書。この脅迫回数は、ある調査によれば、ジャスティン・ビーバーに次ぐ世界2位だという。ネットでの誹謗中傷・被害は、誰にでも起こりうる怖さを実感。個人では、なかなか対応できない実態も、身につまされる。
2020/12/08
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はあちゅうさんのツイートで興味を持ち読了。ジャスティンビーバーに次いで2番目に「ネット上で殺害予告」されているこんな弁護士さんがいるとは全く存じ上げませんでした!晒された怖さは晒された人にしか分からないと思う。実害があったなら尚更…ただ常軌を逸した行動に移した大半の人が家族間コミュニケーションが希薄気味の10代〜の子どもなんて切ないな…わたしには法律を変えるなんて大それたことはできないので、まずは足元の家族からきちんと心を砕いて行きたい。本書は論点が定まらず結局何が言いたかったんだっけ…?という印象^^;
2019/04/23
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37
ネットの闇を知る上で格好の本です。ちょうど同じ題名のNHKドラマ(真木よう子主演)を観たばかりでしたので、その恐ろしさをより実感できました。匿名のネット社会は、なんらかのスケープゴートを見つけると、徹底的に攻撃する。それは単なる消費されるネタに過ぎない。そんな標的にされてしまったのが著者の弁護士さん。爆破予告から墓へのペンキなどどんどんエスカレートしていく嫌がらせは、人間の持つ負の側面を露わにします。しかしこれが現実とは‥‥。やはりネットは恐ろしい。
2018/12/17
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ネタバレ ネットでの炎上がきっかけで、実生活にまで被害が及んだ弁護士の体験。だれでも理不尽な被害者になりうる現状に、被害者を守るための法律へと孤軍奮闘している。いじめが元で自死した弟への愛情と、高校中退してもがいた葛藤の経験とが、著者の弁護士として生きる原動力の強さになっていると感じました。
2021/01/04
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12
炎上することがインターネットと現実の垣根を曖昧にしていくようで、これが現実に自分の身におきたら…嫌だとしか言いようがない。ただ、ここまで炎上してても、この本を読むまで知らなかったというのも、ネットや情報というのは主体的に取りに行かないと、意識を向けないと手に入れられないものなのかもしれない。(私が単に疎いだけかもしれない(^-^;)色んな人の色んな思いがあっても、情報の前には冷静に受け止める力が必要で、感情の赴くままに見るのは猫動画だけにしようと思った。
2019/04/30
炎上弁護士──人はいつからか彼をそう呼ぶ。
事の始まりは、ネットで誹謗中傷を受けていた依頼人のために、書き込みの削除請求をしたことだった。
ネット上で大量に書き込まれる誹謗中傷。
拡散される根も葉もない噂、間違いだらけの情報。
自宅に届いた「殺害予告」。
なりすましによる「爆破予告」。
個人情報の漏洩。
エスカレートする悪質な嫌がらせ……。
炎上はなぜ起こったのか。
真の加害者は誰なのか。
ネット被害に人生を狂わされても、まだなお立ち向かうのはなぜか。
本書で初めてすべてを語る。
法律の力を信じ、健全なネット社会の実現に向けて。
【本書の目次】
プロローグ 100万回の殺害予告が来るまで──誕生日に突然、見知らぬ人から郵便物が届いた
第1章 なぜ、僕が炎上弁護士になってしまったのか
第2章 弁護士を目指したきっかけは、弟の死
第3章 落ちこぼれが弁護士になるまでの茨の道
第4章 弁護士になってからも茨の道は続いた
第5章 ネット社会のゆがみ、人の心の闇を思い知らされた
第6章 100万回の殺害予告を受けても、僕は弁護士を辞めない
エピローグ すべては人権のために