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我反抗する、故に我あり。

昔から横浜は大嫌いだったがみなとみらいにある日本丸は最高だ。ロマンが詰まっている。横浜は日本一の村社会で日本一の田舎だから、横浜で鬱っぽくなっている人は一目散に逃げた方がいい。そうじゃないと横浜に殺される。横浜にはなんでもあるが希望がない。かろうじて、日本丸にロマンがある。日本丸と横浜みなと博物館は最高だが、間のスペースで意味不明なアイドルが意味不明な音楽を爆音でかけながら踊っているから不愉快極まりない。ボコボコにされてもいいから中指を突き立てやろうかと思ったがスンデのところで控えた。イギリス紳士の私に思想はない。動物的な反抗があるだけだ。

高下駄を購買して横浜を歩いたら、私が歩くたびにカツカツカツカツ音がする。すれ違う全員が私の足元を見る。私は「足元ばかり見やがって」と、横浜市民への嫌悪を深めた。どうしても好きになれない都市がある。私の場合、それは名古屋と横浜と博多になるのだが、そこを歩くと「全部ぶち壊してやる」的なマグマが自分の内側から湧き上がり勇気百倍になることを感じる。こんなことを言ったら最悪だが、時折、ヒトラーやネロやスターリンなどの暴君は世界で一番幸せだったんじゃないかと思う。スピリチュアル界隈の人々は「良いも悪いもない」と簡単に口にするが、もしもそれが本当ならば、思う存分に自分の心のままに残虐の限りを尽くした彼らの人生は、最高だったのではないか。

おばさんを見るたびに醜いな、ゴキブリみたいだなと思うが、おばさんになったらきっととても生きやすいのだろうなとも思う。おばさんはどこにでもいて、甲高い声で不協和音を撒き散らす。驚くほどに全員同じに見えるのだが、若者たちも同じに見える。全員だぼっとした服を着て丸めの靴を履いて甲高い声を出しながら群れる。醜いな、ゴキブリみたいだなと思うが、みんなと同じになれたらきっととても生きやすいのだろうなと思う。そして、私は、これにずっと反抗をしながら生きてきたのだなと思う。全員が家畜化されていく中で、俺だけは狼でいよう。狼でいたら、いつか必ず自分みたいな狼に出会って、真の友達になれるはずだ。それまでは自分の純粋性を守り抜くとか思いながら、ダサい人を見ると「死ねばいいのに」と思う。

最近、男がおばさん化している。エプロンが似合う男は全員おばさんだが、おばさん化する男たちに女は嫌気がさし、今度は女がオス化している。いい男も、いい女も、ほぼ、絶滅した。日本国際ボランティアセンターの星野昌子さんが素敵なことを言っていた。結婚相手には自分より収入の低い男を選びなさい。誰かに養ってもらおうなんて思ったらダメ。保護と支配は同じこと。誰かの役に立ちたいとか、助けたいとか、ありがとうと言われたいみたいな感じでボランティアに来る人がいるけど、全然ダメ。そんなことよりも「自分は何をしている時が一番清々しいのか」をはっきり掴みなさい、と。なるほど。素晴らしい。その通りだ。私の場合、悪態をついている瞬間に一番生き生きとする。悪態をつくほど、心が、魂が、歓喜雀躍する。

シーシュポスにとって、人間の唯一の尊厳とは「人間の条件にたいする執拗な反抗、無益と思われる努力において不撓不屈」なことだった。最大限に生きること、できるだけ何度も世界と対抗すること、無駄に消耗することを目的として、行為から行為へとたえず移り続けて行く。偽ることのない唯一の思想は、無益な思想であり、真に人間的な唯一の意識は、一切の意味から逃れ、一切の希望を捨てた意識である。この点において、坂爪圭吾という男は「あだばな」であり「むだばな」であると言える。無駄に生きて、無駄に死に、最大限の生を謳歌する。明日、熱海から函南まで歩いて「さわやかのハンバーグをさわやかに食べよう!」という企画をやる。四十九歳の男豪傑と、二十四歳の女豪傑から参加表明が届いた。まだまだ行ける。まだまだやれる。最近うだつがあがらない諸君、そんな時は「うだつがあがらない」と言えばいいのだ。ウジウジ愚痴っぽく言うのではなく、明るくポップに「うだつがあがらない!」と口にすれば、心は爽やかになる。うだつなんてものは、本来、どうでもいいものだ。そんなことより、無駄に生きて、無駄に死に、最大限に生を謳歌する。言い訳をしないで、思い切りよく、愉しく生きる。これが、一番の反抗だと思う。

坂爪圭吾 on Instagram: "「きらきらひかる」 帰り道なら すぐに忘れた  目に見えた星 風に流れた 石ころよりも 軽い命で  擦りあわせた 最後の火花 真っ暗闇で踊り続ける 君だけを 見ていた 膝から崩れ落ちたその後で  涙拭いて 笑う 伝説の実を 獲りに行くのだ 邪魔者たちの オーケストラだ 過去が未来を 決めるんじゃなく 過去を未来が 決めるのである 正しいことは わからないから 楽しいことだけを 輝きたくて 瞬間(いま)をぶちまけて 血を流して 笑う 空を真っ赤に染めた夕日に 走り出しちゃう この感じ 正しいことが わからないから 楽しいことだけを 傷だらけで からっぽのまんまで 声をあげて 笑う 馬鹿にされても 生きていけるぜ なにもなくても 生きていけるぜ きらきらしてる ひかりは残る 過去になっても 全部 残るぜ 俺たちずっとこのままだよ 君を 忘れないぜ 遠い空で 青空の向こうで 両手振って 笑う すごい速さで 入道雲が 空を見上げた この感じ" 0 likes, 0 comments - keigosakatsume on April 27, 2024: "「きらき www.instagram.com

さわやかのハンバーグをさわやかに食べよう

日時・4月29日(月・祝日)朝十時集合
場所・熱海駅から函南まで徒歩で移動
参加費・無料(飲食代は各自で負担)
服装・自由(自分で決めてください)
細かいルール・なし(自分で決めてください)

途中参加・途中解脱OK!!

さわやかは超人気店なので、最悪三時間待ちになります。時間のない方は歩くだけでもOK。どうしてもさわやかのハンバーグを食べたい方は、一日を無駄にする覚悟でお越しください。

連絡先・坂爪圭吾
keigosakatsume@gmail.com
LINE ID ibaya

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おおまかな予定

4月28日(日)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

バッチ来い人類!うおおおおお〜!

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