4月29日（月・祝日）は死肉の日なので「さわやかのハンバーグをさわやかに食べよう！」という企画を能動的に開催いたします。内容を簡単に説明すると、朝十時にJR熱海駅の改札前に集合して、隣駅である函南駅まで徒歩で移動をして、函南にあるさわやかに行き「さわやかのハンバーグをさわやかに食べる」ものになります。熱海から函南まで、電車で行くと七分で着くのですが、徒歩で向かうと驚いたことに四時間以上かかります。この距離をあえて歩き、肉体をボロボロにした状態で食べるさわやかのハンバーグはさわやかであるに違いない。そんな仮説を一緒に検証するメンバーを募集します。

定期的に「くだらないことを真面目にやる」チームを作りたくて、チーム名はカルカンブレッキーズにしたいと思います。想像してみてください。四時間かけて歩いた道を、七分で帰る自分を。様々な感慨が込み上げて「ああ、今日の俺は生きたなあ」となること間違いなしです。今回の冒険の見どころは「この時期特有の、ハワイにも似た熱海の最高な気候」と「道中、もしかしたら見えるかもしれない富士山」と「途中のコンビニで食べるだんごなどのおやつ」です。この時期の熱海は、ハワイと同じくらい快適です。是非、感じていただきたい。富士山を目にした時の多幸感は何者にも変えがたい。是非、感じていただきたい。疲れた時に食べるだんごは格別。是非、感じていただきたい。寄りたい方は、温泉に寄るのもありだと思います。

散歩の魅力について語らせてください。現在の私は無職ですが、自分の仕事は「一日に四時間歩くこと」だと思っています。森の生活の著者であるソローも、ウォールデンの森を一日四時間歩きながら思索を深めました。俺たちも、負けてらんねえのです。家の中で悶々と考えている時と、外に出て風を浴びたり海を見ながら考えている時と、出てくる答えが驚くほどに変わります。歩きながら考えた方が、ポジティブなアイデアが思い浮かびます。さあ、歩きましょう。四時間。熱海から函南まで。熱海峠を超えながら、センスオブワンダーを磨くのであります。下手な宗教にハマるより散歩。散歩こそ宗教。歩いてスッキリ。体も健康。まさに、一石二兆鳥である散歩をやらない手はありません。

大事なことは面白がる姿勢であると考えます。深刻になると死にます。社会不適合者の集いなどもありますが、どうせ集うのであれば能動的な気骨で集いたい。カルカンブレッキーズは、令和のちびっこギャングなのであります。瞑想も悪くない。筋トレも悪くない。慈善事業も悪くないし、社会福祉も悪くない。だが、時には「芸人に人権は要らねえ」と芸人でもないのに豪語して、自由に好き勝手に暴れたいではありませんか。聖者とジャンキーは紙一重。真面目が美徳なら、不真面目も美徳。時には、内なる海賊や山賊の血を爆発させて、鮭を生け捕り、筍を乱獲したいではありませんか。そもそもで世界は意味不明なものなので、わかろうとすることに無理があります。わからないことに対して深刻になると、簡単に死にます。しかし、面白がる姿勢を復活させて「無駄だけど無駄じゃない！」と叫ぶ時、命は生き生きと輝きます。

昨日、大学時代の女友達から「離婚した！」と報告をいただきました。私は「離婚ふぉ〜！」と返信をしました。女友達は「身軽だわ〜」と言いました。そして「全員に離婚すすめたいぐらいの気持ちだよ・・・籍なんか必要ない」と言いました。私は「俺たちの新時代ふぉ〜！」と返信をしました。あらゆる出来事は、深刻に考えれば深刻になり、俺たちの新時代到来だと思えば俺たちの新時代到来になると思います。不幸なんてない。不幸だと決めつける自分がいるだけだ。それならば、あらゆる出来事をハピネスに無理やり関連づけるカルカンブレッキーズのような存在は、令和の希望でもあると言えます。諸行無常。色即是空。生老病死。愛別離苦。悲しみを数え上げたらキリがありません。カルカンブレッキーズの代表として、あえて言わせていただきたい。それがどうした、と。そんなことよりも歩こうよ、と。四時間。熱海から函南まで。君もカルカンブレッキーズに入らないか。さわやかのハンバーグをさわやかに食べよう。あなたのお越しをお待ちしています。