2017.08.22
# 北朝鮮 # ミサイル # 自衛隊

潜入!北朝鮮ミサイルで日本政府が逃げ込む自衛隊「真の秘密基地」

書けるギリギリまで書きます
現代ビジネス編集部

さて、北朝鮮もお人よしではないので、日本での核ミサイルの標的リストには、在日米軍施設以外に、防衛省も入っているはずだ。地下指揮所がいくら堅牢であっても、地上部で核ミサイルの直撃を受ければ、その機能が低下することは明白である。

すると、ここで疑問が湧いてくる。こんな風に世間にも広く知られた指揮所に、本当に内閣総理大臣や防衛大臣がこもって、自衛隊の指揮を執るのだろうか?

物置部屋の木戸の中には…

「実は、私自身は、防衛省の地下指揮所はダミーではないかと思っている」と軍事ジャーナリスト氏は話す。それは十数年前、日本が北朝鮮による、初期のテポドン発射事件に直面していた頃に彼が取材を許された、ある「秘密基地」への潜入経験があるからだという。

そのビルは、東京23区外のある場所に建っている。

この施設に入る際には、カメラ、携帯電話、ノート、カバン類を持つことは禁止されていたという。

 

1階正面のエントランスには、踊り場から先が左右に分かれる上り階段があった。その階段の左手裏に回ると、掃除道具用の物置部屋の木戸があるという。木戸を引くと現れたのは、銀色に輝く1枚の鉄の扉。隠し扉だった。

右端に磁気カードを差し込み、パスワードを入力すると、鉄の扉がスライドする。扉の内側は、薄暗く狭い、四方をコンクリートに囲まれた狭い下り階段だった。

案内してくれた自衛隊幹部によると、地下28mまでコンクリート打ちされているとのこと。28mという数字は、広島型原爆にも対応できるものとして算出されたと説明を受けた。米軍のシェルターの設計基準でも、コンクリート28mになっているという。地中に埋まったコンクリートの巨大な塊をくり抜いて、階段を通していたのだった。湿気があり、さすがにヒンヤリとしていたそうだ。

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