2017.08.22
# 北朝鮮 # 自衛隊 # ミサイル

潜入!北朝鮮ミサイルで日本政府が逃げ込む自衛隊「真の秘密基地」

書けるギリギリまで書きます

北朝鮮による弾道ミサイルの試験発射が繰り返し行われ、日本を飛び越える軌道でグアムに4発を打ち込むなどと挑発が続いている。米国のトランプ大統領も強い口調でこれに応え、ほとんど宣戦布告の最終段階かという様相だ。

ではもし米朝が開戦し、東京にも北朝鮮のミサイルが飛んできたら、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣は、どこへ避難するのだろう?

東京・市ヶ谷に建つ防衛省庁舎だろうか。あるいは首都直下地震などの巨大災害時に政府が移転する先として有名な、立川だろうか。もちろん、それらの可能性はあるが、実は自衛隊には少なくともあと1ヵ所、世間では知られていない「秘密基地」が存在するという。

今回は「国益を損なわない範囲で」という条件付きで、この秘密基地について情報を提供してくれた、防衛省・自衛隊取材を長年続けてきた軍事ジャーナリストの話を元に、その秘密基地の様子をお伝えしよう。

地下にあっても機能は低下する

防衛省の地下3階には、通称「地下指揮所」と呼ばれる施設がある。24時間体制で日本周辺を監視しており、迎撃ミサイルの発射の決定を下す大変重要な施設だ。

防衛会議室防衛省中央指揮所内の防衛会議室(1986年度防衛白書より)

そのため地下指揮所には、一般の自衛官ですら立ち入りが禁止され、特別に許可された隊員のみが入室できる。

 

だが実は、この地下指揮所に降りる専用エレベーターは、カモフラージュのために一般用と混じって設置されている。ようするに、平時は通常のエレベーターとして使用されているのだ。そのため、当該のエレベーターを選んで使用すれば、とりあえず地下3階には降りられるというのである。これはなかなかの驚きだ。

ただし、許可のない者が乗ったままで扉が開くと、ピストルをぶら下げた隊員がすぐ飛び込んできて、「一般の入場はお断りします!」と、ものすごい剣幕で追い返されるのだとか。やはり、機会があっても試してみるのはオススメできない。

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