河野真太郎/Shintaro Kono
@shintak.bsky.social
大学教員。専門はこの世。『正義はどこへ行くのか』(集英社新書)、『はたらく物語』(笠間書院)、『増補 戦う姫、働く少女』(ちくま文庫)、『この自由な世界と私たちの帰る場所』(青土社)、『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)など。ご連絡はs_kono400あっとyahoo.co.jp
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認知の理路としては「自分は何もしていないのにこんなに攻撃してくるのは私のことが気になるか、私を陥れたいかのどちらか」なんですよね。自分の加害を加害だと認識しないことが出発点。そしてその出発点は不動。
執拗に加害行為を繰り返したから反撃されたのに「◯◯は自分に執着してる」って言い出すの、気味悪い通り越してなんかこう…恐ろしさがある。
イワシが増えているのは異変ではなく、30〜40年周期で大発生するそうなのですが、そういえば子供の頃、イワシの入れ食い状態を経験したな……。
今日は『新しい声を聞くぼくたち』の実践のような、「男らしさ」を脱ぎ捨てる(またもや)素晴らしい回でしたね。 「与えられた剣と鎧はどうやって手放したらいい?」 素直になるだけ、のような。でもそれを支える良い友は大事かもしれません。
yorunoyohaku.com/items/6239d4...
『虎に翼』については、「有害な男性性」の方が話題になりがちですが、寅子の周りの(父や兄をはじめとする)新しい男性たちの存在がずっと気になってました。そして今回はその、男性性の反省のテーマに剛直球。
拙著で論じた通り、新しい男性性はあくまで「男性性」(の優位性)を形を変えて保存する方法におちいりがちですが、あの、「お前がまとめるな」というツッコミがそれを相対化していて爽快。
どういう立場で言ってるんだという批判は甘んじて受けますが、『虎に翼』のようなドラマを生きている間に見られるとは、2017年に『戦う姫、働く少女』を書いた時点では想像もしていませんでした。結論で『メイド・イン・ダゲナム』に仮託して述べた諸々が、日本の朝ドラでより完全な形で見られるとは。
今年の流行語大賞に「はて?」がノミネートされました。私の脳内で。
明らかに服装間違えた(暑い)し、なぜかYouTube Musicしんでるし、電車は遅れまくるし、今日はもう朝から最悪な流れ。
書いている文章で、色々な事情が重なって「ぼっちはロンリネス」という文字列が出現して笑っているところ。
オルタナティヴな社会について語る人に、あれが足りないこれが足りないとダメを出すのは簡単なのだけど、そういうダメを出す人には社会が今のままでいい理由を逐一述べる義務があるでしょう。
宮沢りえ主演の『オーランド』のチケット、あやうく取り忘れるところでしたが無事確保。
諸々、人文学なんかダメじゃん(人文学研究しててなんでこうなるの?)、と思わされることばかりなんですが、いや、これは人文学の必然的帰結ではないはず、とくり返し思いなおす日々。
頂きました、ジョン・バージャーとジャン・モアの『第七の男』(黒鳥社)。ジャン・モアといえばサイードの『パレスチナとは何か』の写真家でもあります。1975年出版の、イギリスの移民労働者の実情を追ったこの本は、バージャーが新版の序文で述べる通り、「歳月とともに若返る」本かもしれません。ブレグジット以後の現在であるからこそ輝く本で、このタイミングでの翻訳はすばらしいです。写真もいい雰囲気で印刷されていてレイアウトも秀逸。
【告知】書籍『フェミニスト、ゲームやってる』各種サイトで予約開始しております!あわせて書影、目次、そして三木那由他さんの推薦文の公開されてますのでぜひ見てみてください。
本書はフェミニズム、セクシュアリティ、コロニアリズムなどが表現される現代の多様なゲームを読み解く一冊になってります。
ゲームに興味ある方も、フェミニズムに興味ある方にも、よろしければぜひご予約ください〜〜! books.rakuten.co.jp/rb/17859039/... amzn.asia/d/54DvFFG
『アナ雪2』の結末って、結構良かったんだなあれで、と、『アナ雪』再論を書き終わってみて思う。
ministerという英語の語源はラテン後のminus(少ない、劣っている)で、劣位の奉仕者という意味なのですね。現代のministersのエラそうなこと。
powerfulという単語が訳せない朝。
私は理系出身なのですが、シンプルな疑問があります。 例えば物理学を専攻してトンデモに走る人は、たまにいます。「反重力機関の開発」とか「何十年も前のラジオ電波を受信できる装置」とか、その手の奴です。日本物理学会の総会でトンデモを隔離したセッションが設けられたりすることもありました。ただ、それらがトンデモであることはみな知っている訳です。 私の意見では、人文学を学んで差別者になることは、理系出身者が永久機関の開発に勤しむのと同じぐらいトンデモではないかと思うのですが、人文系の学徒の方々はどのように考えているのでしょうか。 (注:これはシンプルな疑問文であり、皮肉や反語ではありません)
ピーター・フレイズ(『四つの未来』)の、SF的想像力と社会科学の線引きをしない手つきはとても共感できるのだが、とにかく『スター・トレック』が好きなのね。いや、別に悪くはないんですが。
おお! キャリル・チャーチル2作連続上映! ちょうど岩田美喜さんのすばらしい『キャリル・チャーチル』の書評を書かせていただいたところ。絶対行く。 堤真一×瀬戸康史、大東駿介×浅野和之らでSF的短編を二作連続上演│エンタステージ enterstage.jp/news/2024/04...
なんだか、新しい本をまた『アナ雪』から書き始めようとしてるぞ?
ケン・ローチなら絶対に「新しい資本主義実現会議」(のようなもの)なんかには出席しないだろうな、と。そういうこと。 制作現場を改善するという目的のためなんだから堅いこと言うなと言われそうですが、そういうのこそが最悪で、文化産業が「新しい資本主義」に奉仕する限りにおいて労働環境が改善されるという、ポストフェミニズムと同様の落とし穴に向けて驀進しているように見えます。 www.iza.ne.jp/article/2024...
アメリカの友人:「今学期は週3コマも授業入れられた、あり得ない。そんなんじゃ研究できない。辞めることも視野に入れて交渉する」 ぼく:「週5コマTAなしで学科主任です」
今日のお仕事で知ったこの人、面白そう。トマス・バークの『イースト・ロンドンの本当の顔The Real East End』(1932年)に寄せたリトグラフがとてもよいので気になって略歴を見たら、一次資料集めたくなった。 Pearl Binder - Wikipedia en.wikipedia.org/wiki/Pearl_B...
と思って調べたらThe Real East EndはKindle版が出ているのですが、肝心のリトグラフの画質が残念!
『怪獣8号』、最初に提示されたエッセンシャル・ワークや弱者男性性の問題系はそれっきりになるのかな。そこ、掘り下げてくれれば作品に深みが出ると思うのですが。
この辺住んでたんですが、ちょっと山の中に入るとよくシカは見てたので、賀茂川沿いにでも来たんじゃないかと思います。 【速報】京都府立植物園にシカ出没、急きょ休園中 警察官ら行方追う 来場者「好天なのに残念」  | 京都新聞 www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1...
名邦題のトップテンに間違いなく入るのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』だと思っています。ジョージ・ミラーの作品のキッチュさをあますところなく、原題にない要素を加えることで表現。
授業1週目終わり。疲れた。定点観測。
メディア、余裕のない仕事してるんだなあというのがひしひしと伝わってくる。
マーティン・エイミスの『関心領域』読み始めたけど、これはなかなかにキモいな。
最近の苦しさの原因はなんだろうとずっと探っていたのですが、どうも、自分が商品化されることが苦しいのではないかと思えてきました。オマエなんか苦しみを覚えるほどの商品じゃないよと言われればそれまでですが、それも含めて。これに耐性の強い人はすごいなあと思う。
第二楽章までは吹きやすくて最高なのに第三楽章でふざけたプーランクを恨む日々。最近、「難易度の高い曲は悪い曲である」という悟り(開き直り)に至っていますが。
第一楽章は最初「吹けない」楽譜を書いたらしいですよね。ランパルにダメを出されて書き直し。しかし、YouTubeにある初演と思しき演奏で、ランパルでさえも第三楽章に苦しんでる。
宮崎産業大学の国語の入試で、拙著『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)の第1章冒頭を使っていただきました。
今学期は久々に非常勤やります。立教大学の社会学部で「ポピュラーカルチャー論」。蓋を開けてみると180人くらいの登録で、この規模の講義はすごく久しぶりかも……。『新しい声を聞くぼくたち』を教科書に、(ポピュラー)文化研究、ジェンダー、男性性といったところを講義します。
本日画竜点睛を欠いたのは、観終わって子供と一緒に「これはカラオケ行くしかないやろ」と言って数カ所回ったのだけど、全部満室で断念したこと。
しかし、子役たちが恐ろしく、心配になるくらいに上手であった。『ビリー・エリオット』のミュージカルでもそれはなんだかすごく心配になったんですよね。
10周年記念というわけではないですが、本当にいまさら、劇団四季の『アナ雪』を観てきました。開場中は撮影可になったそうで。
「コモンとしての文化」の収奪の一例として大学の新自由主義化を挙げることはできるのだけど、それには一定のためらいもあって、そもそも大学は理想的にあらゆる人に開かれたことなんかないのだから、それが収奪されたと嘆くのはある種の既得権擁護の身振りになり得ることは否定できないわけで。
だから、収奪されているのだけど、される前が理想郷だったわけでもなく、取り戻しつつそれを真のコモンとして開かなければならないという二重のムーブが必要ということですね。
the community of the realmって定訳あるんすかね? マグナ・カルタの後の、諸侯の共同体が国王と共同で統治をした体制のことですが。
「王国共同体」という訳を発見。
ツイッターはやめだ!ワシはこっちに来る!
ずっとAtokユーザーなのですが、どうも変換の学習が強すぎる部分があって、意図しない変換のクセがついて困ることがあります。そんなときは変換候補の一覧から学習してしまった変換候補を選び、control+Dで削除できる(Macの場合)という技をいまさら学習。スッキリ。
いやあ、朝からエマニュエル・パユ(モーツァルト)、ヴィキングル・オラフソン(バッハ)、久石譲(交響曲2番)の新譜の先行配信が来てて、どれもすばらしそうな感じでテンション上がってます。しかし発売はそれぞれ5月、10月、6月。クラシックってなんで先行から発売までこんなに時間かかるんだろ。