渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

都内最速スクーター

2024年04月25日 | open



昔、学生時代の後輩がスクー
ターを一時期貸してくれて
いた時があった。
「都内通勤最速」と言う。
「ほんとぉ?」と私が言うと
「ほんとだってば。貸した
げるから乗ってみなよ」と
言う。
乗った。
都内通勤最速だった(笑
99ccの9PS、車重83kg。
50の車格に爆速エンジンを
搭載したようなものだ。
面白過ぎて笑いが出た。
数か月借りてから返した。
礼と感想を言うと「だろぉ?」
と言う。
その後、私の公道車用の革
ツナギとブーツは奴にあげ
た。
大喜びで新たに入手した
ロードスポーツモデルに
乗っていたが、バイクは
程なく盗まれた。自宅の
カーポートに置いておいて。
バイクの盗難は今も多いが、
1980年代はやたら多かった。
チェーンでタイヤ固定とか
関係ない。タイヤばらした
り強靭なチェーンカッター
で切ったりしても盗んでい
くから。
私の友人弁護士などは、田
園調布の自宅の塀付カーポ
ートの中に停めていた89NSR
-SPロスマンズを丸ごと盗ま
れた。
盗難防止としては、シャッ
ター付ガレージ以外には無
いというような状況が1980
年代だった。
私もこれまで3台車体が盗ま
れている。
チャンバーを盗みに来た窃
盗団は3度目の犯行の時に
深夜までアンブッシュして
待ち受けて実力で完全成敗
した。
鉄パイプでも銃床でもなく

櫂のような木刀を使った。
今は消しているが、以前、

その時の様子をここにに書
いていたら、数か月後に

版された小説『傭兵代理
店』
のある編で、まるまるその

シーンが盗用されていた。私
の動きと台詞まで。私はいつ
の間にか傭兵藤堂になってい
た(笑


 


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