日本テレビの社長定例会見が22日、都内の同局本社で行われ、昨年10月期に放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが亡くなったことに関連し、発足した社内特別チームによる調査状況を報告した。

 石澤顕社長は「再発防止の観点から」と説明し、同ドラマ以外にも過去に同局で漫画を原作にした作品関係者などからもヒアリングしていると報告。「漫画原作者、脚本家、ドラマ制作者、監督、プロデューサー。当該事案に直接関わった方々だけでなく、そういった立場の方の経験や知見などを参考にさせていただくべく協力をお願いしています」とした。調査の発表時期については「必要に応じ、確認しながら進めてる部分もありますので、多少時間がかかっている状況です」とし、公表時期のメドとしていたGW明けの発表よりも「もう少し時間がかかるという状況をご理解いただきたい」と話した。

 編成担当の福田博之専務は、同問題の影響で未定となっていた4月期ドラマ枠に急きょ決定した「街並み照らすヤツら」(4月27日スタート。土曜、後10・00)に言及し「無事にクランクインすることができました」と報告した。主演のSixTONES・森本慎太郎や、共演者、スタッフについて「現場の雰囲気は森本さんを中心にとてもいい雰囲気で1つになって頑張っていただいてます。正直、時間のないところではありましたけれども、よく準備を進めてくださり。前向きに撮影に取り組んでいます」と話した。