ジェノサイバー (コミックス、アニメ) 感想
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いやーどれだけぶりに見たか。久しぶり。

amazonのおすすめに入っていたので驚きの視聴。
まさかこれが今の時代にデジタル配信されてるとは思わなかった。
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ちなみにコミックス版はトニーたけざきがオリジナルコミカライズをしている。(アニメ版のデザイン協力もしている)


非常に時代性があるというか、TVアニメがハイティーンをターゲットに隆盛し、その主戦場がOAV(オリジナルアニメビデオ)にシフトしトガった映像作品が出まくっていた頃。

TVで出来ないことをやるぜ!
というムーブメントがあり、その中の一つだと思う。
■当時の空気
 当時のこの辺のアニメシーンは、セルビデオ隆盛期で「TVアニメで出来ないことをやる」というのが振れ過ぎて、同人誌みたいなノリになっている部分があり、また当時のアニメファンもそれを喜んで受け入れたという土壌がある。

 メガゾーン23とか見るとわかるのだが。女の子だしてエッチシーンいれてグロ入れてという全部盛りである。


んで、メガゾーン23part2では、キャラ絵が梅津泰臣に変わりリアル作画でグロさもパワーアップ。



これが当時の、アニメビデオの到達点というか、基準であった。

TVで出来ないことをセルでやるぞ!
ならば、エログロ高品質作画だ!!!

という非常に、イビツな市場がそこにあったわけで。
若くて血気盛んでカロリーと画力のあるアニメーターがすげぇ頑張ったとか、
あからさまに山師なプロヂューサーが跋扈したんじゃないかとか
色々勝手に想像するのだけど。

■ジェノサイバーの感想
んで、同じようなところをついたつもりで、ハンドルをおかしな方向に切りすぎたのがジェノサイバーである。

高品質作画とグロはあるけど美少女は添え物程度。硬派だぜ!! 大好きだ!
でもハンドル切りすぎて、グロとアクションやりすぎて、他のお話が殆どなくて視聴者ポカーンである。
すごい破壊が見たいか!見せてやるぜ!
アニメーションの力は、実写でできないことだよな!
だったら、説明もストーリーもそえものでいいよな!
男らしくて最高でございます。(敬語)
でも、これで全年齢対象はウソだろ;グロシーンやりすぎでございます。

■2つのジェノサイバー、アニメ版とコミックス版
 俺自身はコミカライズから入ったクチである。
 コミックは普通にストーリーがわかりやすく、、トニーたけざきが得意とする人命を軽く扱う、人体をパーツとして機械と融合して扱う、テイストで描かれていて、面白い。未完なのが残念なので、本当に続きを出してほしいものだ(1巻には次巻予告のラフ絵が掲載されている)
 アニメ版と、コミックス版は、同じネタを扱った別のお話、という感じの位置関係である。

 アニメ版は、
「大破壊」「残虐描写」をアニメでやったるわー。以上終了。ほかはオマケだエッセンスだ。という割り切りが清々しく。
 それゆえに、カルト人気があり、また、次回予告ナレーションで「スーパーカルトアニメーション」と自称する。
 ただこれは、もう、お話がどうとか、そういうものではなくて。
 SFガジェット、アクション、大破壊、シチュエーション、というののごった煮、観たいもの見せたる。作りたいもの作る。そういうエネルギーの動き。
 これがわりと、環境音楽というか、環境映像的に気持ち良い。

 ただただひたすらエスカレートしていていく破壊と、それに乗っかったジェノサイバーのテーマ曲。
 デンデンデン、デンデンデンデン、デーン。デーン。
 すげえ耳残りしてたぎる。
(それ故にオチはもっとドカーンとやってほしかったのが、当時の感想だが、今みるとまぁこうなるよなぁという気はする)
 
 ジェノサイバーを制作したアートミックはこの時期に大活躍したアニメ会社で、モスピーダとか、、メガゾーン23、バブルガムクライシス、メタルスキンパニックをやっており。ゲームだとヘルファイアーSとかに関わっている。
 
 自分のメカの志向はかなりこのアートミックによって歪められていると思う。

■トニーたけざき
 設定協力やコミカライズをしている、トニーたけざきは自分がものすごく影響を受けた漫画家の一人で、とくにADポリス25時が好きだった。



人の命が安い感じのSFアクションとして、大友克洋や士郎正宗の影響下、独自性の強いバブルガムクライシスのスピンオフとして、めっちゃ味わい深い。

なんと、デッドエンドシティ版はキンドルもある!



模写が嫌いで嫌いで仕方のない自分が、模写したことのある漫画って安彦良和のアリオンとADポリスぐらいである。(ザカザカと雑に素早く描いてそうで、しかもうまいので、ニュアンスを真似してみたかった。無理だった)

 おそらくトニーたけざきといえば、ガンダムか、岸和田博士がメジャーだとは思う。


 だが個人的には、トニーたけざきが1番脂のっててぐわぁこの味はキツイわーってのが、ADポリス前後だと思う。

■まとめ
今回は、自分が好きすぎるので、あんまり感想だの分析だのといった文章はないし、万人におすすめできるかといえば、まったく無理なのだが。
 なんかこういう、アニメがギラギラしてた頃の作品て、今見ると、いやーなんでこんなのを作れる時代だったんだろうなぁっていう、こみ上げるものがあるよね。


体調悪いので、後でテニヲハや誤字を治す。

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