きょうこそ 早くねるなんて おもったら スポ友詳録
ゆづくんの 4回目きてたので
舞ちゃんいつも素適だし 羽生くんも がんばってるし ちっと 応援をで
でも なかなか 貼り付けむずかしくって あせ 読めたらいいなぁぐらいで

フィギュアスケート男子 羽生結弦選手 4
舞 今、スケーターの人ができることって、ショーだとかになるけど、
結弦君はどうやって、周囲を元気つけようとか、どういう風に思った?
羽 生 仙台で避難している時は、ボランティアに行きたいなって、
東北の選手としてではなくて、一般市民として、仙台市民、宮城県民
として、沿岸の方々を助けたいなと思いました。
地震がおきて、津波もおきたって情報が全然、入ってこなかったから
まず最初に家の中を片づけなきゃいけなくてその後、避難所に行っても
まだ、情報とか手に入れる手段がなかったから、一晩過ごして、
被害がおこっているのは、宮城県くらいかなと思っていたんですけど、
次の日、起きたら、新聞が届いてたんですよ。驚きました。
それで、何でこんな風になってんだろうって、もう初めて、テレビの映像を
見た時とかは、本当に5日後とかくらいでしたが、現実のものとは
思えなかった。
自分たちが体験したことが、本当にこういうことになっていたんだって
ことが、信じられなかった。
でも、今は、こうやってスケートを見てもらって、「元気が出たよ」
っていう言葉をいただいているので、まず自分がやるべきことは
これなんじゃないかなと思っています。
まず、できることを、僕しかできないことをしっかりやる。
それをまずはまっとうしたいかなって思います。
舞 結弦君にしかできないことがあるしね。
ショーではどんなところを見てほしい?
羽 生 「ザ・アイス」はすごくほかの選手と組んで滑るのが
多いアイスショーだと思っていて、ふだんはシングルの選手がリンクで
一つになって、演技することが多いので、そういうところを見ていただいて、
個人個人なんだけど、しっかり息を合わせて、滑っているっていうところを、
日本に重ねていただけたらなって思っています。
舞 今年のプログラムは?
羽 生 フリーは「ロミオとジュリエット」です。
恋愛経験がそんなにないし、本当に難しいなって思いながら、やってます。
でも、会えない苦しみだとかは、今回、被災してわかったし、それを
伝えなきゃなっていう思いがあるので、それを顔の表情だとか、指先まで、
本当にジャンプの時、跳んでる時でさえ、ちゃんと表現できるように、
今シーズンはして行きたいなって、思います。
ショートプログラムは芸術性を追求する感じです。最初の方は強い曲って
いうイメージで、中間の方は穏やかな曲になって、また強い曲になる、
切り替えがすごくあるので、そういうところを表情まで見ていただけたら
と思います。ショートプログラムはジャンプも難しいです。
4回転、4回転―3回転を組み入れて行こうと思ってますし、
そういうところも一応、注目してほしい。
舞 レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ロミオとジュリエット」は、
これまであまりなかったと思うけど、難しくない?
羽 生 難しいですね。作品が有名すぎるのもあるし、
渡された時に、本当にこれを使いこなせるのかなって、重圧はありました。
でも、逆に、使いこなしてやるって、思いました。愛だとか難しいものを
表現しなければいけないのは難しいけど、自分のロミオとジュリエットと
いう風にできたらなって思います。
大ちゃんや崇ちゃんが使ったロミオとジュリエットとは曲が違うので、
使っている選手を見たことはないので。
期待が大きいと考えて、期待に応えてやろうと思っています。
でも、難しい曲だけど、ストーリーがあるので、結構、曲に入っていけるんですよ。
去年の「ツィゴイネルワイゼン」はストーリーがなくて、自分の中で
すごく苦しかった。どう表現したらいいか。
昨年は初めてプログラムに4回転ジャンプを入れたこともあって、
ジャンプに意識がいっていて、余計に表現しきれなかったというのがあります。
今シーズンはそれがなくなるように、まずストーリーを表現して、
ジャンプとかも大事ですけど、一つの流れを重視したいなって思います。
(被災して)すべての部分で感情のレベルが1段階、2段階、
上がったかなと思います。
喜びであり、哀しみであり、つらさであったり、
それを今回のプログラムには組み込んであると思うので、つらさについては、
スケートができないつらさだとか、何もできないもどかしさを、これ以上
ないくらい感じたので、その感情がちゃんと演技の時の幅になるんじゃないか
と思います。
舞 オリンピックの夢を聞かせて? 2014年のソチ。
羽 生 ソチ、うーん。ソチは出られたら、いいなって考えています。
もう一つ先は、ちゃんと結果を残したいなって、思っていますけど、
ソチは出られるまでにたどりつけるか、どうか、だから。
舞 目標があるって、いいことだと思うよ。
羽 生 そうなんですけどね。
今、小塚君が別格に なっているし、大ちゃんもいるし、
織田君だっているし、無良(崇人)君だっているし、龍樹君だっている。
いろんな人がいるから。
舞 でも、突然、状況は変わるからね
羽 生 まあ、そうですけど。今、考えていることは、
今年は4回転をちゃんと決めて、まず試合で、ノーミスしたいなって、
まず、そこからかなって思っています。
舞 頑張って、下さい。
羽 生 はい。ありがとうございました。
舞 ありがとうね。
(終わり)
■ ひたむきな姿 応援
羽生選手はフィギュアの「次世代のエース」と呼ばれます。豊かな表現力に加え、
4回転ジャンプも跳ぶ、恵まれた資質を持っています。
長く話をしたのは今回が初めて。「真面目」というイメージでしたが、
「『しゃべってみるとアホだね』って周りからよく言われる」と語って、
笑わせてくれました。明るいんです。
でも、東日本大震災について話してくれた時は、涙がこぼれそうになっていました。
「自分が精いっぱい演技することで、皆さんに少しでも元気を届けたい」
と話していました。
練習していた仙台のリンクが再開したのは7月末。調整が難しい中、
シーズンに入ります。羽生選手のひたむきな姿に接し、「頑張って」と、
心より思わずにはいられません。
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