[応援の力]周防大島 6000人の一体感…元監督 大浪定之さん 63

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大浪定之さん
大浪定之さん

 1回戦の旭川実(北北海道)戦でした。試合前に選手たちとアルプス席の前にあいさつに向かうと、密集した島民たちが一斉に立ち上がって拍手してくれました。その姿は巨大な何かが飛び立つように見えました。「島が動いている」ように感じ、とても感動しました。

ベンチ外の部員が対戦校分析、LINEで情報共有…強い慶応を支えた「データ班」

 現在は他校と統合し、学校名は島の名称と同じ「周防大島」。当時、島からはバス50台で応援に来てもらいました。人口は2万数千人でしたが、島を離れた出身者を含めて総勢6000人の大応援団でした。学校が確保した席では足りず、外野席に回った人もいました。

 1962年に選抜大会に出場して以来、37年ぶりの甲子園だったので、多くの人が喜んでくれました。日頃から応援してくれる地元の年配の方がいましたが、甲子園の注目度は別格です。島全体に広がり、甲子園に向けてバスで出発するときは、横断幕を掲げて見送ってくれた人もいました。

 アルプス席では、同窓会が始まったとも聞きました。1―5で敗れましたが、地域の一体感があり、選手たちは心強かったと思います。

 その後、山口の華陵で指揮を執り、甲子園に出場しました。県内の熊毛南の監督を退任し、今は野球中継の解説などをしています。全国の高校が、地域に愛されるチームであってほしいと思っています。(聞き手・渡辺直樹)

あの時 1999年 山口・久賀 離島からの大応援団

 平成11年。横浜(神奈川)の松坂大輔と同学年の「松坂世代」が甲子園を沸かせて、1年後の大会。決勝では、左腕の正田樹(ドラフト1位で日本ハムに入団)を擁した桐生第一(群馬)が岡山理大付(岡山)を14―1で破り、春夏通じて県勢初の優勝を飾った。選抜で沖縄県勢初優勝の沖縄尚学は、2回戦敗退。音楽業界では、3月にCDが発売された「だんご3兄弟」が大ヒットした。

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4450322 0 夏の甲子園 2023/08/16 06:00:00 2023/11/06 15:43:28 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/08/20230815-OYT1I50199-T.jpg?type=thumbnail
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