ルール80 「断る」際の心得

2022年08月25日

仕事を続けている中では、どうしても断りを入れざるを得ない場面にも遭遇します。
しかし、いくら「無理」なことや、断らなくてはならない状況であったとしても、のちのち人間関係が悪くなるような断り方は考えもの。できれば相手に悪い感情を抱かせない断り方を身に付けておきたいものです。


 

丁寧に断るときの基本

 断る際の基本は

 

残念な気持ち + 断る理由 + 代わりの案

 

です。

 
 丁寧に断りたいときには、ただ断るだけではなく「ありがたいのだけれど」「こうした理由でしかたなく」「近いうちにぜひ」という断り方で、断る意思を伝えます。最初に誘ってくれたことへの感謝を述べることで、相手も悪い感情を持つこともありません。

 

 例えば、食事や飲み会に誘われたときは

 

「誘っていただいてうれしいです。でも今週は○○関連の仕事が立てこんでいてどうしても難しいです。来週以降はいかがでしょう」

 

 しかし、この断り方では今回は断ることができても、来週以降に再び誘いを受ける流れができてしまいます。

 

 こうした誘いを今後も受けたくないという場合には「代わりの案」の提示をやめる、あるいは

 

「当面業務が立て込んでいまして、来月以降改めてご相談させてください」

 

と、一度話をリセットしてしまう方法があります。

 

 「残念な気持ち」が毎回続くと、相手は嫌がられている・避けられていることに気づきます。いくつかのパターンは用意しておく方が良いでしょう。

 

 例えば

 

「せっかく声をかけていただいたのですが」

「声をかけていただいてありがたいのですが」

「行きたい気持ちは大きいのですが」

 

といった具合です。

 また「断る理由」としては次のような例が考えられます。

 

「取引先との約束がありまして」
「その日は不在にしており
「(プライベートの)先約があり」
「別件を理由に挙げる(通院・社外セミナー・その他勉強関連など)」
「(具体的な案件名を出して)業務が立て込んでおり
「その時間はリモート会議の予定があり

 

仕事を頼まれた際の断り方

 仕事を頼まれた場合、引き受けるのが基本ですが、時間的に難しい場合などは、相手に自分の状況を理解してもらうよう誠意を持って「断る」必要があります。

 

 例えば次のような断り方があります。

 

「すべては難しいのですが、この部分でしたらやれると思います」
「今週は難しいのですが、来週までお時間をいただければ」

 といった「仕事を受けたい」という意思、しかし今は受けることができない、という状況を相手に伝えていきます。

 

 全く受けることができない状況ならば、

 

「今の状況ですと、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので」

「今の状況では時間的に厳しく、本当に申し訳ないのですが、お受けできません」

 

と、断るよりも謝罪の形で伝えるようにするのが良いでしょう。

 また仕事の上では、マイルドに「断る」ための次のような常套句もあります。

 

「まことに不本意なのですが」

 自分の意志に反して断らざるを得ない、という気持ちを表現します。

 

「せっかくですが、お気持ちだけ頂戴いたします」

 贈り物などを受けとらないときに使います。

 

「そのような大役、私には荷が重すぎます」

 面倒な役などを断るときの常套句です。

 

こんな断り方もあります

相手を持ち上げた上で断る

 相手を持ち上げ、特別扱いした後に断るという方法です。

 

「〇〇課長のご依頼ですので、ぜひやりたいのですが、どうしても日程の都合がつきません」

 

といった形です。

 

日程で断る

 その日だけはダメ、という断り方です。例えば会食などを誘われた場合、「日程はいつでしょうか?」と確認し「その日は予定が入っております」と伝えます。相手の誘いを断るのではなく、あくまで予定が合わないという断り方です。