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東日本製鉄所採用と職種

東日本製鉄所採用と職種

東日本製鉄所採用とは

東日本製鉄所における選考を行う採用で、入社後は東日本製鉄所(「千葉地区」、「京浜地区」、「西宮工場」)に勤務する事になります。(入社後は原則として転勤はありません。)

各職種において専門的な知識・技能・経験を身に付け、製鉄所におけるスペシャリストとしての活躍が期待されています。

定期採用については、千葉地区・京浜地区合同で選考・採用を行い、新入社員研修終了後にいずれかの地区に配属となります。(西宮工場は単独で選考・採用を実施。)
中途採用については、千葉・京浜・西宮のそれぞれの地区で募集・選考を行います。

本社採用(総合職採用)

 全社的な観点での選考を行う採用で入社後は本社・各事業所等、全国各地で勤務します
 本社採用に関しましてはこちらをご覧下さい。

東日本製鉄所採用の職種

東日本製鉄所には大きく分けて2つの職種があります。製鉄所内の生産設備のオペレーション(運転・監視)業務を行う「オペレーター職」と、設備のメンテナンス(保守・点検)や設備改善を行う「保全職」に分かれます。

保全職については機械工学や電気・電子工学などの専門的知識をもった方を主に配属します。

生産技術職(オペレーター)生産設備のオペレーション業務

高炉・転炉・圧延機などの製鉄所内の各種鉄鋼生産設備およびその周辺設備のオペレーション(運転・監視)業務が中心です。

その他に、生産計画を立案し進捗を管理する工程管理や所内のエネルギー(ガス・水・電気)の需給バランスを管理するエネルギー管理や所内の環境(水・空気・廃棄物)に関する調査・測定・巡視を行う環境管理などがあります。

基本的に交替勤務となりますが、職場によっては一般勤務もあります。

製造部門・生産管理部門 概要
レイアウト

各工程の概要

製造部門
■製銑
鉄鉱石や石炭などの原料を高炉という炉の中に入れ、熱風と酸素を一緒に吹き込んで鉄鉱石を溶かし液状の鉄(銑鉄)を作る工程です。
■製鋼
高炉で作られた銑鉄は不純物が多く、固くてもろい鉄にしかならないので転炉という設備でその不純物を取り除き加工しやすい強い鉄(これを鋼と言います。)に変えます。また転炉で出来た溶鋼(液状の鋼)を連続的に鋳型に入れて冷やし固め、鋳型の底からゆっくり引き出し所定の長さに切断し鋼片を製造する工程です。
■熱延
スラブを加熱炉で加熱し、粗圧延機と仕上圧延機で一挙に薄く延ばした後、巻き取り熱延コイルを作る工程です。
■冷延・ステンレス
熱延コイルを酸で洗い、表面の酸化物を取り除いてから、常温のまま圧延機で薄く均一に延ばし、精度の高い薄鋼板を作ります。冷延鋼板は主に自動車製品や電気製品に使用されます。
■溶接管
熱延コイルを加熱炉で加熱しロールを通しながら溶接しパイプ状に成型ます。さらにその鋼管を別のロールに通し規定の外径・肉厚に仕上げ出荷します。溶接鋼管はガス、水道管はもちろんのこと、圧力配管、各種機械構造用、建設用鋼管として幅広く活躍しています。
■厚板
スラブを連続加熱炉またはバッチ炉で加熱した後、最大巾5,300ミリの鋼板を製造できるわが国最大の圧延機によって厚鋼板を製造します。船舶や橋梁、建築材など主に大規模な構造物に使用されます。
■鉄粉
溶鋼を高圧水で粉化・冷却し、その後脱水、乾燥、粉砕などの工程を経て鉄粉を製造します。用途は主に自動車部品用で、鉄粉を金型に入れ、成形機で圧縮成形した後、溶融点以下の温度で加熱焼結する製法(粉末冶金)で製品化されます。
 
生産管理部門
■工程管理
製鉄所の生産計画立案・進捗管理や、製品の輸送計画・在庫管理を行うのが主な業務です。
■環境管理
製鉄所内の環境(水・空気・廃棄物)に関する調査・測定・巡視が主な業務です。
■エネルギー管理
製鉄所全体のエネルギー(ガス・水・電気)の需給バランスの管理・調整が主な業務です。

保全技術職設備のメンテナンス・管理業務

高炉・転炉・圧延設備等の生産設備および周辺設備における、設備のメンテナンス・管理が主な業務です。設備が安定稼動出来るように計画的に保守・点検を行い、補修・更新・設備改善等を進めていきます。

保全職には、機械系と電気系の2つの職種があります。

基本的に一般勤務となります。(一部交替勤務職場あり)

機械保全


機械設備の保全計画(設計、製図を含む)の立案・実施や、補修費・予備品の管理を行う。

制御保全

電気設備・計測設備の保全計画の立案・実施や、補修費・予備品の管理を行う。

保全部門 概要