常習化していた池上彰の「他人の見解盗作」疑惑とマスコミが垂れ流すデマ
昨日取り上げた、池上彰の「他人の見解の盗作」疑惑だが、八幡和夫氏がFacebookで指摘すると、「俺も!」「私も!」という“経験者”が幾人も出てきた。八幡氏の書き込みに対し、ウェルリンク株式会社の宮下研一代表取締役という方がコメントし、全く同じ手口で見解を盗作されそうになった経験談を暴露した。宮下氏は「池上の方針で、池上の意見として」流用すると断言されたそうで、「かっぱらいが、これからお宅の商品をただで持っていくが、決して泥棒じゃないよ。それが俺の方針だ」というよなもの、と憤っている。ジャーナリストの有本香氏は、自身も同じ経験をしたといい、「池上さんの番組はどの局でもだいたい同じ作り方じゃないかしら」と呟いた。
これが、我々が普段接する日本のジャーナリズムの実態のひとつなのだ。さも、まともで、バランス感覚に優れ、視聴者に分かり易い解説をするとされる池上彰だが、最も優れているのは語り口であり、少なくとも彼が語る解説は、ある程度の割合で人の盗作だったということである。こういう話は放送業界ではタブーなのだろうが、タブーを隠すことで信頼性を担保しようとしても、既得権益から自由なネット言論では、守旧派の権益などどうでも良いことだ。くだんの池上氏の番組では、70人といわれた小中学生のゲストで、プロ子供(タレント)が30人程度いたという。まったく、「何をか言わんや」だ。
池上盗作事案は、疑惑から客観的事実になりつつあるが、それでも伝えていることが事実であるなら、視聴者はまだ救われる。だが、それがデマなら、テレビの解説者は有害でしかない。日曜日のサイテー(サンデー)モーニングで、TBS所属記者の松原耕二が、「「泊原発が動いていたら停電起きなかったじゃないか、再稼働すべきじゃないかって声が上がったりしてるんだが、泊原発は震度2だった。それでも全電源喪失した。もし震度7の上にあったら、震源地の上にあったらどうなったんだろうか」と、バカなコメントを垂れ流している。
既にネットでは共有されているように、泊原発が電源を喪失したのは、地震ではなく北海道を襲った大停電によるもので、非常用発電機が起動して電源を供給したので、全く問題はない。反原発サヨクは、泊原発の稼働を食い止めるためにデマを大量にばらまくが、イデオロギーのために被災者の生活が困難を極めても、彼らは何も感じないのだ。これは反原発教という宗教のようなもので、信じることが目的化しているために目先の現実から目を背けようとする、非人道的な教えである。彼らがやっているのは、原発の恐怖を広め、不安を煽ることによって宗教を広めようとする邪悪だ。
話は池上彰に戻るが、池上はJ-CASTニュースの取材に対し、こう話したそうだ。
「特定の先生が言ったことを自分の意見として言うことは、あってはならないことだし、ありえないことだと思います。番組スタッフがリサーチのため電話することはあると思いますが、私は、これまでに一度たりとも、そのようなことはしていません。そもそも、私の番組では、先生の意見を紹介したりはしていますが、私個人の意見は言わないスタンスでいます」
八幡氏の投稿については、「どの番組のどういうことが分からないと、コメントしようがないです」と、煙に巻いている。番組スタッフのせいにする、いわゆる「トカゲのしっぽ切り」手法だ。だが今後、テレビで池上氏の番組があり、氏がコメントするや、Twitterで「それはどの先生の意見ですか?」等々のツッコミが入ることは、想像に難くない。
週末は、大阪なおみ選手が全米オープンテニス優勝という快挙が飛び込んだ。がセリーナ・ウイリアムズの醜態は、個人的には見るに堪えないものだったが、優勝後の大阪選手のコメントでも誤訳が飛び交っている。
「もう、ブーイングはやめて」。セリーナが客席に呼びかけた。続いて大坂がスピーチした。「誰もがセリーナを応援していたのは知っています。こんな終わり方になってしまい、すみません。ただ、試合を観戦に来てくれてありがとう」。涙ながらに、とつとつと感情を吐き出した。場内の空気が一変する。温かな拍手が、20歳のヒロインに降り注いだ。
朝日新聞の例だが、彼女が言ったのは“I'm sorry it had to end like this.”(こんな終わり方になってしまったのは残念です)ということ。初歩的な和訳の間違いだ。テストに出ることを売りにしている朝日は、こういう誤訳を恥ずべきだ。
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