Z李から教わったこと
「Z李をはじめ、5〜6人が待っていて、Z李から『お前、何してくれてんだ』と詰められた。怒るに怒られたんですが、『お前、ちゃんと調べて情報を発信しようとするのは偉いから、うちで一緒にやれよ』と誘われたんです。Z李が付き合っている週刊誌記者と行動を共にするようになり、何かのネタがあれば情報収集を手伝ったり、時には対象者を張り込んだり。それを複数の週刊誌に持ち込んで記事にするようなこともした。その意味ではジャーナリストみたいな感じですね。今も同じようなことはやっています」
──Z李氏からどんなことを教わった?
「案件の捌き方とか、加害者に何をやったら嫌がるかとか、ありとあらゆることを教えてもらいました。例えば、『ちゃんとキャッシュポイントを作成しろ』って、よく言われました。どんな被害者に対しても、ちゃんと報酬は受け取れ、被害者の満足度を考えろ、お前の価値が下がるからタダ働きはするなっていう意味合いです。
『目標とゴールを設定し、落とし所を見つけて、報酬では欲張らないようにしろ』っていうのもよく言われた。それに、男としての生き方も教わった。『自分で出来るって言ったことは絶対にやれ』とか、『誰かを助けるって決めたならどんだけヒール役になっても最後まで徹底して助けろ』、『仲間を大切にしろ』とかですね。ある時期はZ李に渋谷にある違法行為全開な探偵事務所に半年ぐらいぶち込まれて、情報収集のやり方とか尾行の仕方とか嘘つきの見極め方とかを勉強したこともあった。本当、あの事務所は今思うと最悪でしたね。
昨年、Z李が『飛鳥クリニックは今日も雨』(扶桑社)を出版して、当時喧嘩中だったんですが、Z李が留置場で読む本だと言っていたのを思い出して、読んでしまった。ああ、こういう案件やったな、懐かしいなとか。いろんな喧嘩はしてきたけど、最後には仲直りする。やっぱり切っても切れない師匠ですよね」
──ユーチューバーの煉獄コロアキ氏(本名・杉田一明)が旧統一教会の渋谷教会にほぼ全裸で突撃して、公然わいせつで捕まった時の動画を見ると、折原氏が出てくる。付き合いが深いのか。
「コロアキは仲が良いです。あれはコロアキがバズるものが撮りたいというので、僕が提案したものでした。コロアキは僕のやり方を理解してくれていて、結構素直に動いてくれていました(笑) あの時はそういうプロデュース的なこともやっていました。情報商材とかマルチ商法とかを追及している詐欺撲滅系ユーチューバーのKENZOも仲間ですよ」