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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp

「交通道路標識位置が高いので見にくい。車の中から意識して見上げないといけない。もっと見やすくできないか。」との相談がありました。

見えにくい理由は、一つのポールに横断歩道(下)と一旦停止(上)標識2つを設置しているからです(写真)。

今日、福井署に行って、上部にある一旦停止標識を見やすいようにできないか要望してきました。ついでに道路標識設置基準もお聞きしてきました。

道路の路面や地面から道路標識の下端までの高さを、大型の標識で5m、小型標識で2.5mまたは1.8mにて設置するのが一般的です。

2.5mと1.8mの設置基準の違いは、通常、道路標識を設置する場所は歩道が多いのですが、人の歩く可能性のある場所に設置する場合は2.5m、植樹帯等の人の歩く可能性のない場所に設置する場合は1.8mにするのが一般的です。歩行者の方が標識板に頭をぶつけたりしないよう配慮されているのです。

なお、横断歩道標識も一旦停止標識も高さが60cmあるので、2つで120cmになります。したがって、今回の場合、2m50cm+1m20cm=3m70cmが標識の頂点になり、遠くからは見えますが、一旦停止位置付近まで来ると標識が車から見えにくくなるのです。

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