やりたいなら、やろう。
熱海にとても美味しいハンバーガーを出す喫茶店がある。店主のおじいちゃんは昭和五年生まれの激渋で、いつ、食べられなくなるかわからない。だから行く。食べられる間に食べる。一度でも食べれば、店は消えても記憶は残る。記憶があれば、いつでも行くことができる。私が喜びを感じた記憶は、私が死んだら消えるのだろうか。私は「喜びの記憶は消えない」ことを確信する。私が消えても、私が喜びを感じた記憶は消えない。私が喜びを感じた記憶を記憶する、私とは異なる別の存在があるのだと思う。
一日一回、なんでもいいからやったことのないことをやるようにしている。昨日、明治神宮にある清正井(きよまさのいど)に行った。明治神宮に入った瞬間から最高で、入園料を払った次点で「今日は絶対にいい日になる」と確信した。この世の全部が暗示なら、楽しい暗示を自分にかけたい。この世の全部が思い込みなら、愉快になる方向に思い込ませたい。清正井と南池と隔雲亭を堪能して、ご満悦になった私に奇跡が起きた。皇室の車が参道にやって来て、後部座席に乗っていた天皇陛下を目撃したのだ。私は、レアなものを目にした喜びに胸を震わせて、清正井が日本一スピリチュアルな場所だと言われている所以を、肌身をもって実感した。
夜は銀座のビルに呼ばれた。日本銀行券では決して買うことのできないお茶やお酒を提供してくれる場所がある。それを飲むためには、空間の主であるK様に気に入られる必要がある。奇跡的にK様に気に入られた私は「いいブツが入ったから飲みに来ないか」と誘っていただき、そそくさと足を運んだ。私は、K様には絶対服従である。ここに行けば絶対に面白い目に遭える。そんな信頼関係が、私たちの間にはある。普通、酒は酔うために飲むし、茶は目を覚ますために飲む。だが、この空間は真逆だ。K様は「覚醒の酒」と「酩酊の茶」を追求している。中国茶と中国酒をブレンドして、初の試みとなるカクテルを作ったら信じられないくらい美味いものができた。一発で元気になり、目が開いた。全身に隈なく血が巡る、覚醒の酒だった。
疲れとは、体の一部分だけに負荷がかかっている状態だと思う。頭とか、腰とか、肩とか、足とか、その部分だけが疲れているから、動き出すことが億劫になって何もかも面倒臭くなる。良質な飲み物や良質な食べ物、良質な時間を過ごすと「疲れを散らす」ことができる。一部分にかかっていた負荷が全身に散らばり、心身のバランスが取れて、疲れが心地良さに変わる。海と同じだ。海水浴の後は疲れているが、嫌な疲れではない。腹の減る疲れだし、すやすや眠れる疲れだし、健康的な疲れだ。疲れは本来心地良いものだ。慢性的に疲れている人は、眠り続けることも悪くないが、海に抱かれるのがいいと思う。あるいは、俺に抱かれるのがいいと思う。俺という海に抱かれるのがいいと思う。
自分の先入観なんて簡単に外れる。まったく興味のなかった場所に行ったら、衝撃的な出会いに恵まれて世界が拡張することなんてザラだ。だから、できるだけ自分で自分を限定づけないでいたい。窮屈な常識に縛り付けるより、おおらかな可能性に向かって自分を開いていたい。自分が動き出さなければ、天皇を見ることも覚醒の酒を飲むこともなかった。私のさかしらな思惑だけでは、奇跡が起こることはなかった。自分の矮小な作為を壊してくれる瞬間と発見の喜びを、自由と呼ぶのだと思う。だから、やりたいと思ったことは、やった方がいいのだと思う。行きたいと思った場所には、行った方がいいのだと思う。時が流れ、私たちが消えても、私たちが喜びを感じた記憶は永遠に消えない。だから、安心して楽しめばいいのだと思う。安心して、心のままに生きればいいのだと思う。 こんばんは! おおまかな予定
坂爪さんにお会いしてからクヨクヨ悩みつつも、少しずつ前に進めている感覚があります。
依存して、他に居場所を求めるんじゃなくて、私が居場所になってやる!!!と自分で面白いと思う企画を立ち上げることにしました。
誰も集まらないかもしれないという不安もゼロではありませんが、それでも自分でやってやるというこの気持ちが大事なんだと、坂爪さんから学んだ気がします。
「俺の存在が俺の居場所じゃ!」と叫んでいこうと思いました。
坂爪さんが今日も同じ地球で生きてるぜ!と思うと元気がわいてきます。
いつも生きていく勇気をありがとうございます!!!あなたに出会えたことは何よりの宝です!!!師匠です!!!
4月18日(木)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!