作:朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足
▼ページ最下部へ
メガトンコイン並みに垂直な転落人生を送るRTAはぁじまぁるよー!
前回、ホモちゃんは不幸にも黒塗りの壺を割ってしまい、その結果E組へと落とされてしまいました。今回はその続きからプレイしていきたいと思います。
さて、E組行きになったとは言えホモちゃんが本格的♂に参戦できるのはまだ先です。それまではひたすら運動と勉強を繰り返し、可能な限りステータスを上げておきましょう。E組行きとなってなお鍛錬と勉学に励み続けるホモちゃんは学生の鑑。
徐々に原作が始まる日が近づいてくると、ある日防衛省のお役人さんから呼び出されて、原作でも言われていた暗殺依頼を受ける運びとなります。
▽「はじめまして。貴女が穂波水雲さんですね?」
▽目の前の女性の問いかけに貴女は頷いた。
▽「申し遅れました、私は園川と申します。防衛省の役人で、主に交渉の方を担当しております。今回は貴女に対し、暗殺の依頼をするために参りました」
園川さんオッスお願いしま〜す。
ちょっとしばらくの間長いテキストが続くのですが、彼女が言うことを要約すると以下のようになります。
・この黄色のタコみたいなやつを頃して欲しい
・報酬金は30分で、100億!
・武器は防衛省が用意してくれる
・期限は来年の三月まで
・期限を過ぎた場合、地球が壊れちゃ^〜う!
・なお、上記は国家機密なのでくれぐれも人に漏らしてはいけない(戒め) (漏らしたら記憶が)消される! 消される!
大体こんな感じです。
突拍子もない話にさしものホモちゃんもファッ!? と目を丸くして驚いています。取り敢えずは分かったと頷いておきましょう。
大丈夫だって安心しろよ〜。平気平気、平気だから。ワーッとやって、パパパッといって、終わりっ!
▽ 「ありがとうございます。つきましてはこれらが奴に効く武器となります」
▽貴女の目の前に用意されたのは……ゴム製のナイフと、空気銃と、BB弾。一見ただの玩具にしか見えないが、効果は保証すると彼女は断言する。
こ↑こ↓で殺せんせーに効く武器が手に入ります。
イカれたメンバーを紹介するぜ!
まずは、対先生ナイフ! ゴム製でびょんびょんしてるが効果は本物だ! やつの体を豆腐のように裂けるぞ!
続いて、対先生特殊弾! やつに当たればダメージを与えられるぜ! 物に埋め込んだり、地雷として使うこともできる! ……以上だ!
……はい。お察しの通り、なぜかは分かりませんがこのゲーム内でのエアガンは扱いがすこぶる悪いです。
至近距離で発砲すれば音でバレるし、かと言って遠くからの狙撃はスナイパーライフルの方が断然上だし……サイレンサーに改造することもできますが、正直これ使うくらいなら素直にスナイパーライフルを使った方がいいです。
まあ、一応貰ってはおきますが……多分ホモちゃんがこれを使う機会は来ないかなと思います。誰かこの武器を救って差し上げろ(他力本願)
それとは対照的に他二つはとても優秀です。
軽くて熟練度が上がり易いナイフに、単体として機能する他、物にも埋め込むことができたりと色々応用が利くBB弾……エアガンとは雲泥の差ですね。本当にどうしてこうなったのやら……。
製作陣は今からでも遅くないからちゃんと武器のバランス調整してくれよな〜頼むよ〜。
本チャートでは主にこのナイフを用いていきます。
当てるには殺せんせーに接近する必要がありますが、接近自体はそう難しくありません。
後は私の趣味です。刃物(ゴム製)を巧みに操る女の子ってロマンがあってめっちゃ格好いい……格好よくない?(共感を求める声)
それでは早速ですが、対先生ナイフの改造を園川さんにお願いしましょう。お願いする点は一つ、ナイフの刀身を倍に伸ばして貰うこと。こうすることでリーチがより広がり、殺せんせーに攻撃を当て易くなります。
▽貴女は彼女にナイフの改造を頼んだ。
▽「ナイフの刀身を倍に? 承りました。近日中に完成したものを送らせて頂きます。他には何か?」
▽貴女は首を振った。もう話すことはない。
▽「分かりました。それでは御武運を祈っています」
▽園川と名乗る防衛省の女性は、最後にそう言い残して去っていった。
園川さん謝謝茄子! 君もう帰っていいよ(豹変)
これで全ての下準備が整いました。後は当日を待つまでの間、家に届いたナイフを振りまくって熟練度を高めるだけです。
では当日まで――甥の木村、加速します(倍速)
……(倍速中)
……はい、当日になりました。
いよいよ今日が殺せんせー、及びにE組の皆との初めての顔合わせです。あ、やっと……原作の皆と交流できるんやな……(感銘)
ですが、ここからが真にRTAの本番でもあります。
まずは取り敢えず、既に皆が集まっている教室へと向かいましょう。
▽歩き続けること十分、貴女はようやくE組に宛てがわれている旧校舎へとたどり着いた。古びた木造建築……災害時には少し心許ないような気がする。
▽中に入ると辺りには材木の香りが充満していて、床を踏む度にぎしりと軋む音がした。外観から分かっていたことだが、やはり本校舎とは大きく異なる。空調も存在しないし、ワックスもかけられていない。
▽生徒にとってあまり良い環境とは言えないが、しかし貴女は胸を踊らせていた。貴女にとってここは目に映る全てが未知の世界である。
▽廊下を歩きながら3年E組の教室を探す。この校舎のどこかにある筈――見つけた。どうやらここが貴女の教室らしい。中からたくさんの人の気配がする。
無事に目的地に着きましたね。それでは中に入ってイキますよ~……イキますよ~イクイクッ……ヌッ!(迫真)
▽ガラガラと建てつけの悪い扉を開いた。瞬間、中にいた生徒たちから視線が集まる。その視線には驚嘆や好奇など様々な感情が含まれていた。
▽貴女も全体をぐるりと見渡し――そして驚いた。教壇に立っていたその存在に。
▽それは、タコのような何かだった。事前に話は聞いていたし、写真でも確認したが……実物はとても衝撃的であった。この珍妙な生物が来年になったら地球を破壊すると宣言したのか。……まだ色々とよく分からない。
お待たせ。皆大好き、殺せんせーの登場です。
これマジ? こんなやつが地球を破壊できるとかウッソだろお前www 笑っちゃうぜ! ……と、大半の人なら馬鹿にするであろう変なビジュアルをしていますが、それは純然たる事実です。
彼の体内には実は膨大なエネルギーが秘められており、だからこそマッハ20とか人間には視認不可の桁違いのスピードが出せる訳です。おまけにかつては†死神†と呼ばれる伝説の頃し屋だったとか……そんな危険人物を僅か一年くらいで改心させたあぐりさんは菩薩か何か?
まあ、殺せんせー談義はさておき話を進めましょう。
▽「話には聞いていました。貴女が穂波水雲さん――今日からE組へと移動になった生徒ですね?」
▽ヌルフフフフ、とその謎の生物は触手をくねらせる。貴女がこくりと頷くと、それはさらに言葉を続けた。
▽「既にご存知かと思いますが私がE組の担任です。生徒からは『殺せんせー』と呼ばれています」
▽殺せんせー、と貴女は繰り返した。成る程、誰が名づけたのかは分からないが、恐らく
▽「穂波さん、早速ですが貴女には自己紹介の方を」
▽にゅっと貴女の方へ伸びてきた触手、そこには一本のチョークが握られていた。これで自己紹介をしろと言うことなのだろう。貴女は黒板に自らの名前を書き、皆に向かって簡単に自己紹介をした。
14歳です。学生です。えー身長は172cm、体重は57kgです。(スポーツは今は)特にはやってないんですけど、トレーニングとかはやってます。
「じゃあオナニーとかって言うのは……」「やりますねぇ!」「やるんだ……」「やりますやります……」(ホモ特有の幻聴)
▽「ありがとうございます。穂波さんの座席は……先生から見て右から三列目の一番後ろですねぇ」
要するにイトナ君とカルマ君の間です。オリキャラの席はここで固定になっています。
さて、自己紹介も終わったので後は座席に着くだけなんですが……なんか足んねぇよなぁ?
……。
そうだよ(自己肯定) (暗殺教室は)もう始まってる! 依頼を受けた以上、暗札者として頃しにかかるのは当たり前だよなぁ?
と言う訳で、自己紹介を終えて早々殺せんせーを頃しにかかります。とは言え完全には頃し切れませんが。
ただ、うまくいけば触手を二本、最低でも一本は必ずもっていくことが可能です。
早速その手順を行っていきます。
まず教壇から下りる際、睡眠薬を飲んだTONのようにわざと足をふらつかせます。お、大丈夫か? 大丈夫か?
するとこのように、殺せんせーが素早くかつ優しくホモちゃんを受け止めてくれるんですね。これで距離がぐっと近くなりました。ホモちゃんの射程距離内です。
そして、袖に隠し持っていた改造済み対先生ナイフを握ります。最後にそのナイフで先生を切り裂きます。
離れるなよ……離れるなよ……。
お前のここが隙だったんだよ! 邪剣『夜』――逝きましょうね……。
……。
▽貴女のナイフが殺せんせーを襲う! ……成功だ! 貴女は三本の触手を切り落とした!
▽貴女は60のスキルポイントを得た!
Foo↑ 気持ちいい〜。ポッチャマ……。
良くて二本くらいだと思っていましたが、なんと三本も落とすことができました! (潤沢なスキルポイントが)うん、おいしい!(ナイナイ岡村)
三本も落とせた主な要因は三つで、ホモちゃんが女性で巨乳だったから、殺せんせーと完全に初対面だったから、高いステータスに加えて殺気を抑える『知識欲』のスキルをもっていたからだと思われます。
この三つが上手いこと噛み合った結果、三本も落とすことに成功しました。いやー、こう考えると『好奇心旺盛』のスキルがあってよかったですね。試走段階では二本までが限界でした。
……とは言え、この不意打ちが通用するのは最初だけです。次回からは全く通用しなくなります。
今日はもう特にすることがないので、後はもう倍速で流してしまいましょう。手に入ったスキルポイントは『未来予測』に全ツッパします。
……(倍速中)
ここからしばらく何の面白みもない日々が続きます。
と言うのも今後のためにもE組の皆と関わりたいのは山々なんですが、今のホモちゃんはクラスメイト全員からめちゃくちゃ警戒されている状態です。
それもそうです。現段階のホモちゃんはなんか突然A組からやって来て、そしてなんか初日から殺せんせーの触手を三本も切り落としたTDNヤベーやつです。
一応こちらから話しかけることもできますが露骨に避けられるのがオチです。なので、今は誰かが話しかけてくるのを根気よく待ちましょう。
……今日もまた一人でご飯を食べるホモちゃん。
あーいったいいったい痛い! (心が)痛いんだよおおおおおおおお! ライダー助けて!(過去のトラウマ)
▽「あの……穂波さん? ちょっといいかな?」
▽昼休み、貴女が自分の席でお弁当を食べていると誰かが話しかけてきた。随分と小柄な女子生徒だ。
と、なんやかんやで来ましたね。ホモちゃんに話しかけてきたのは……まさかの
▽「私は茅野カエデ! よろしくね!」
ボッチのホモちゃんにも話しかけてくれるとかはぇ^〜すっごい優しい……。
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
一見友好的に見える彼女ですが、その正体は首元で触手を密かに飼っているヤベーやつです。
毎日脳を蝕む地獄の痛みに耐えながら、しかも殺せんせーに悟らせることなく学校生活を送ってるとかお前精神状態おかしいよ……。
まあ、話しかけてきてくれたのはありがたいです。
こちらも素直に応じましょう。オッス! オラホモ! よろしくなカエデちゃん!
▽「うん、よろしくね! ところでさ、穂波さんって元A組なんだよね? どうしてE組に?」
▽彼女からの質問に対し、貴女はうっかり理事長の私物を壊してしまったことを伝えた。
▽「え、嘘! そんなことでE組行きになるの!?」
▽貴女がE組へと移動になった理由を聞いて彼女はとても驚いた表情をしている。
とぼけちゃって……。俺知ってるんですよ〜? カエデちゃんも似たような手段使ってE組に来たって。
……あれ? 今更気づいたのですが、理事長は現時点で二度も私物を壊されてますよね? しかも、この後また竹林君にも壊されると言う……。
……まあまあええわ(思考放棄)
かわいそうですが、これもいわゆるコラテラルダメージと言うものですね。仕方なかったってやつです。
理事長の私物は犠牲になったのだ……。古くから続く因縁……その犠牲にな。
▽「それは災難だったね……。それにしてもさ、穂波さんってすごいよね! あんなに速い殺せんせーにナイフを当てるなんて!」
……ん? 話題の急転換……妙だな?(バーロー)
あー……成る程。そう言うことですか。
どうやらカエデちゃんはホモちゃんと仲良くなりにきた訳ではなく、単に牽制しにきただけみたいですね。
今最も殺せんせーを頃せる可能性があるのはホモちゃんで、そうなると困ると言った具合でしょうか。
どちらにせよそれは彼女の杞憂です。
先程も言ったように、あれは最初の一回しか通用しない手です。単独で殺せんせーを頃し得るのは、それこそ触手を移植された二代目死神くらいでしょう。ここは日本人らしく控え目な返答でもしておきましょうか。
▽別に大したことはない、恐らく二度目は通用しないだろうと貴女は言う。
▽「……穂波さんって結構謙虚なんだね。ちょっと意外かも」
▽昼休み、貴女は彼女と一緒に楽しく会話した。『茅野カエデ』と顔見知りになった!
……はい。と言う訳で、茅野カエデ(偽名)ちゃんと顔見知りになることができました。
今後は彼女を足がかりにE組の皆との交流を図っていく予定です……が、そんな友好度をせこせこと稼ぐところを見せられて誰が喜ぶんだって話で、ですから――
み な さ ま の た め に ぃ 〜
このような動画を用意しました。ゲーム内に幾つか存在するミニゲームの一つ、『暗殺バドミントン』です。
主なルールは原作2巻に書かれている通りです。
ボールに触れていいのはナイフのみ、腹に当てるか先で突くかによって獲得できる点数が変わります。
こちらの陣地はオリキャラ一人。対する相手は磯貝君、前原君、カルマ君の三人です。
なお、今回使用しているデータは本編とは別のものになります。
▽「楽しくやろう!」「よし、負けねーぜ!」「せっかくだし罰ゲームでも賭ける?」
三人に勝てる訳ないだろ! 馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!(天下無双)
それではやっていきましょう。
操作方法は簡単です。十字キーでボールの下に移動し、後はタイミングよくボタンを押すだけ。基本的な戦術としては攻める時は突きでガンガン攻め、逆に守る時は腹で受けて粘るのがおすすめです。
ボタンを押すタイミングも大事ですね。威力の増減に関わってきます。
――ガトチュ☆石鹸スタイル!(突き)
――ガトチュ☆パンツスタイル!(受け)
――ガトチュ☆エロスタイム!(突き)
――逝ってるミツルギスタイル……お取り寄せええええええええ!(マッチポイント)
▽「良い勝負だったよ!」「クソッ……また誘えよ!」「まあ、そこそこ楽しめたかな」
……はい、勝ちました。
勝っても負けても一緒に遊んだ子たちとは仲良くなれます。本RTAでは一切登場しないため、こう言った形で紹介させて頂きました。これ以外のものも、またいつか紹介することができたらなと思います。
さて、そろそろ本編の方に戻りましょう。
カエデちゃんと顔見知りになり、そこから渚君ちゃんに、渚君ちゃん経由から杉野君へと繋がりました。
まだまだ人数も少ないですが、これから徐々に増えていく予定です。それと……こちらの方が重要です。
▽「今日から俺がE組の副担任を受け持つことになった。よろしく頼む」
▽防衛省の烏間がE組の副担任になった!
ホモちゃんの強化パーツこと烏間先生の登場です。これから体育の授業は全て彼の指導になりますが、それは別にどうでもいいです。
これから放課後に一度だけ、彼と組み手ができるようになりました。
RTAでは勿論、普通にプレイする分にもかなりのうま
また、回数を重ねていくと彼から特殊なスキルを教えて貰えます。『護身術』や『格闘術』、『関節技』や『寝技』などどれも強力なものばかりです。やっぱ烏間先生の……指導を……最高やな!
ただし、今言ったように彼に挑むことができるのは一日に一度のみです。
それ以外は特にデメリットもないので、気になったホモの皆さんはぜひ挑戦してみれば〜?(迫真のすけ)
▽「わ、すっげ。本当にタコみたいだ」
▽体育の授業が終わり、校舎の中に戻ろうとした貴女たち。すると、上の方から誰かの声が聞こえてきた。貴女がその方向を見やると、そこには赤髪で背の高い少年が立っていたのだった。
烏間先生の就任と同時にカルマ君も参戦で――
今回はここまでです。
ご視聴ありがとうございました。