「怪盗セイント・テール」のTVアニメが放送されていた1996年の初夏あたりに描かれた、自分にとってある種の「黒歴史」と言うべきマンガです。一時期は、様々な理由で、ちょっと見返す気にもなりませんでした。しかしもうかな〜〜り時間が経過して、多少落ち着いて見る事ができるようになってきたというのもあり、ここらで自分自身の「記録」として、この場をお借りしてこそっと出させていただこうと……。紙絵のスキャンなので、少々曲がっていたりかすれていたりする部分もあります。あまりに酷いところは、なるべく元画像に馴染むよう、最小限度の補修を施しています。作画は、まあ拙いというか幼いというか……。どうか大目に見てやって下さい。黒目などは、原作マンガに倣おうとして努力しているのが見えます。しかし当時にしては……と言うよりはむしろ、今現在よりも相当頑張っている感もあるかもしれません。話のスジは……日頃は官憲を容易く翻弄する怪盗少女が、触れてはならないモノに手を出して、火力と装備を保有した一団に追い回された場合はどうするか・どうなるか……というものです。状況的に、かなり可哀想な事にならざるを得ませんが、最終的にはこの後、「ちゃんと生き延びる」という事になっております(そうでないと申し訳ない……)。但し、この続きはもちろんありません。当時これを見た人に聞くと、「わりと善戦してたよねぇ」という意外(?)な事を言われたりします。まあ確かにそうだったかもと。「ブラウン管モニタ」や「防衛庁」など、当時を思い出させるモノや記載もちらほら。CD-ROMは容量的にはどうなのか?という気もしないでもないですが、「本当に大事な中核部分に限定した情報」と考えれば、そう無茶でもないかと……。ちなみに高宮リナの制服の構造が原典と異なるのは(スカートの肩紐)、意図的です。何らかの意味を持たせた気も少々するのですが、残念ながら思い出せません。