隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

再開と再会が近づいてくる

気になった2つのニュースと、ついうっかり月組東京2次の抽選を漏らした件。ウソだろ…?やっちまった…

春らしく仕事がなかなかに忙しく気持ちのゆとりがない。観劇予定もないし。日々ご近所の桜の様子を観察・記録しながら体調を整えることを第一に暮らしている。と書くとなんかアレか、なんか丁寧な暮らししているちょっと心身のくたびれた大人か?とセルフツッコミしたくなるが言い換えると平日残業、週末引きこもりの実に平和な暮らしを満喫していたと、まあそういう感じだった。

自分が日々眺めているニュースで「へぇ~~」て思ったのは、天華えまの009出演かな~。退団即発表のタイミングをみても、当然ながら在団中から進行していたわけだが、こういうのっていつどんな感じで話が進むのかって、その辺の事務的な面についていつも知りたくなる。
彼女の場合は009製作側からのお声がけかな~と思うけども、それも歌劇団経由なのか?そんなことないか。星組の先輩、かいちゃん経由のお話なのかな~。
ともあれ第二の芸能人生に幸あれ。

宙組関連雑感

まず雑誌編集部の今更過ぎる謝罪文。

今回呼称が被災者となった、亡くなられた方側がぶっちゃけ劇団員Aさんを苦手として敬遠していたのはどうやら間違いないし、それを裏付けるメールなども流出してしまっているし。
その決定打にもなったのであろう過去のやけど事件。最終的な合意書にこの件について非常に具体的に記載があったのは、ご遺族側の要望と思われる。譲れない点だったのだろう。

間違いないのは、どんな経緯であれ怪我を負わせたことについて劇団員Aさんは被災者に「悪意あったと思う」という意味のことばを裏でぼやく隙を与えてはいけなかった。怪我を負わせた以上、これ以上ないくらい真摯に対応するべきであったことで、そこに善意や悪意の有無は関係がない。

にしても、雑誌にリークした人に悪意があったことは間違いないだろう。一連のマスコミ報道のそもそもは、宙組前体制への批判記事だったよね。
被災者を絶望させ追い詰めたのは、誰かがリークしたことそのものだし、それによって被害者であるはずの自分の立場をより悪くさせられたことだろうし、居づらいのに辞められない状況、そんな組にいたこと、彼女にとってホームであったはずの組がそれくらい居心地わるかったこと なのだろう。


あとこれはずっと感じていたことだが、単純に悪意があったなら、自分が加害者とわからないようにもっと上手にもっといやらしくいじめるものではないだろうか……という。雑誌に取り上げられてしまったことと、その後の後追い記事にでた弁明会的な場でまずい立場に立たされたのはむしろ劇団員Aさん側で、予定通り異動してたとて扱いがどうなったかは今となってはわからない。ただ数年前の件で記事を書かせたのもタイミング的にはすべて前体制への批判を生みたいがためのネタだったと思う。数年前の劇団員Aさんと被災者の間で起こった事件は、組内がこんな問題ありですよのネタに『ちょうどいい』と誰かが思った。それによって最も追い詰められたのは、リークした人の思いをよそに劇団員Aさんではなく登場人物上、最も弱い立場であった巻き込まれた被災者だった…。しかし、リーク側のそもそものターゲットは劇団員Aさんおよび前体制へ批判が向くことでなかったかと、考える。


それで……、
史上最悪の間の悪さで、編集部の悪意があるような発言の改変っぷり。これは私もかつて出版社にいたこともあるし、仕事で自分が取材を受ける立場になったこともあるので、ものすごく理解できる。
自分が言ったことがまるで違う発言に改編されることや、相手が言った言葉がさも自分が言ったかのように掲載されたことは2度あった。自分ごときで2回も、だ。
意外なことだが、著名人相手の取材記事であっても、事前原稿チェックをすっ飛ばすのはあるあるなことで、取材をされる側がチェックを条件として盛り込み、それを了承しない限り取材を受けないって話はごろごろしているわけで。

それくらい、ライターや記者や編集者という立場のひとたちは、取材対象の発言をゲットした瞬間に、限られた文字数で自分勝手なことをする生き物だ(偏見です!)

雑誌インタビュー文に関する謝罪はもっと早くできなかったのだろうか(まあもっと謝罪すべきことが山積みだったから、遅れたのは理解できるが)。
さすがに言ってないことを言ったと書かれることは、不憫。

大階段で会いましょう

ショー作品のみでの再会はまあいい。大変だろうけれども。
意外だったのは本家ムラでの公演期間の短さ。なんつーか。むしろ、ムラでやれよと思ったんだけど……。

過重労働とパワハラは被災者におこった悲劇の土台であるが、被災者の最期の選択の真なる理由は誰にもわからない。そして被災者の過重労働とパワハラが認められたということは、同様のことは彼女だけではなく、何かしら役割を与えられたジェンヌは全員同じ状況であったか、近い状況で舞台に立っていたと思う方が自然だと思う。では他組も含めて全ジェンヌは歌劇団側から過重労働を強いられている被害者なのか。少なくとも被害者ゼロなんてことはないだろ。
となると、宙組だけを加害者や被害者を見る目でみるのもなんか違和感。


人の命は軽い。残念なことに軽い。だからこそ軽んじてはならない。そう思う。

タカラヅカはいいものだ。大階段に並ぶスターたち70余名をみるだけで全身から喜びがあふれてくる。
これを、どうでもいい政治的団体に潰されたくはない、守りたいとそれだけは思う。


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